2021年4月よりマンダム社長に就任されることが決まった西村健氏。
マンダムは社長交代は26年ぶりで、創業90周年を機に掲げた新企業理念の実現のための経営体制の転換です。
そんな長い歴史を持つマンダムの社長になる西村健氏の経歴や学歴、家族に迫っていきます。
西村健マンダム社長の経歴は?
2005年3月:早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業
2008年4月:マンダムに入社
2010年4月:マンダムシンガポールに出向
2013年4月:マンダム人事部に配属
2015年7月:マンダム人事部欧州駐在
2017年5月:IESE Business School(スペイン)MBA課程修了
2017年7月:マンダム執行役員に就任(経営戦略担当 兼 経営戦略部長)
2018年4月:マンダム常務執行役員に就任 マーケティング統括(第二マーケティング部、グループマーケティング戦略部、広報部、新規ビジネス開発部担当)
2020年4月:マンダム取締役常務執行役員 マーケティング統括(ダイレクトマーケティング部、グループマーケティング戦略部、広報部担当)
2021年4月:マンダム代表取締役社長執行役員に就任予定
マンダムの西村健新社長は大学をご卒業後、マンダムに入社され、海外での事業をまかされるなどの経験を経て、経営に携わってこられました。
マンダムといえば、「ギャツビー」でおなじみですが、男性用整髪料やフェイシャルペーパーなど男性用化粧品を中心に扱っている会社です。
男性用化粧品のシェアは国内トップです。
60年以上も前から、海外にも事業拠点をおいており、インドネシアや、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールなどアジアを中心に事業を拡大しています。
マンダムは、90年以上もの歴史のある会社です。
創業時は「金鶴香水株式会社」という社名で西村新八郎さんが初代社長に就任されました。
その後、整髪料の「丹頂チック」が発売されると、スティック状で手を汚さずに塗れるという点が好評となり大ヒットしました。
そして、社名も「丹頂株式会社」に変更しました。
1970年には「マンダムシリーズ」が発売され、社名も「マンダム株式会社」に変更されました。
その後も「ギャツビー」をはじめとして、「ルシード」などのヒット商品を生み出しています。
男性用化粧品で、こんなにも長い間会社を発展させ続け、今なお先頭を走っているというのはすごいですね。
マンダムの本社は大阪にありますが、2018年には東京・青山にオフィスを立ち上げ、グループのマーケティング機能を集約しています。
グローバル規模でのトータルマーケティングの推進、国を超えた人事交流によるマーケティングノウハウの共有、グループでの新たな価値創造を目的としています。
西村健新社長は、インタビューで、生活者のニーズ、ウォンツが細分化しており、昔のようなマス消費は起こりにくいと話しています。
そのニーズ、ウォンツを細かく拾えば、本当に競合がいないニッチなブルーオーシャンが見つかるかもしれないと語っています。
最近では、今までは考えられなかった、男性がメイクをするということも増えており、メディアやSNSでも取り上げられています。
このようなニーズにマンダムは、今後どのような商品を展開していくのでしょうか。
社長交代は26年ぶりで、創業90周年を機に掲げた新企業理念の実現のための経営体制の転換です。
理念に基づいたありたい姿「VISION2027」の実現に向け、変革・挑戦期となる新中期経営計画のスタートを機に、経営体制の強化を図ります。
これまで代表取締役社長執行役員を努めていた、西村元延現社長は代表取締役会長に就任します。
西村健/マンダム社長の年収は?
2020年度の有価証券報告書によると、マンダムの平均年収は831万円で、生涯賃金は3億941万円です。
2011年 687万円
2012年 697万円
2013年 712万円
2014年 701万円
2015年 727万円
2016年 811万円
2017年 801万円
2018年 838万円
2019年 842万円
2020年 831万円
ここ10年の平均年収をみてみると、どんどん上がっていることがわかります。
会社の業績も上がっているということでしょうね。
日用品・化粧品業界では、コーセーの867万円、ユニ・チャームの853万円に続いて業界第3位です。
2020年度の日本人の平均年収は409万円ですので、マンダムの平均年収は約2倍です。
マンダムの役員報酬についてみてみると、現在は、取締役役員6名で報酬総額が2億5
,800万円でした。
そして、西村元延現社長の役員報酬は1億400万円でしたので、西村健新社長も社長に就任されたら、1億円の年収になる可能性が高いです。
しかし、マンダムは今回の人事で代表取締役が2名の体制になるということですので、役員の報酬についても大幅な変更があるかもしれません。
西村健新社長、西村元延新会長以外の他の役員の人事については今後発表されます。
西村健/マンダム社長の学歴は?
マンダムの西村健新社長は、早稲田大学を卒業されており、また、マンダムに入社後には、スペインのIESE Business SchoolでMBAを取得されています。
出身大学
マンダムの西村健新社長は、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業されています。
スポーツ科学部はスポーツに関係するカリキュラムも多いですが、スポーツというテーマを通して、医科学や生理学などの自然科学系の学問や、社会学や心理学、教育学など幅広く総合的に学ぶことができる学部です。
そのため、卒業後の進路はスポーツに関係する仕事ばかりとは限りません。
実際に、卒業生へのアンケートでは、卒業後の進路がスポーツ分野に関連しているかどうか聞いたところ、関連している人は、43.6%という結果で、56.4%の卒業生がスポーツ分野とは関連のない一般企業などで働いています。
そのため、西村健新社長も珍しい進路というわけではなさそうです。
そうはいっても、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科の卒業生には、ラグビーの五郎丸歩選手や競泳の瀬戸大也選手など、スポーツの第一線で活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。
出身高校は?
マンダムの西村健新社長の出身高校について、公開されている情報はありませんでした。
西村健新社長は大阪府出身でいらっしゃるので、大阪府内の高校だったのではないでしょうか。
また、早稲田大学のスポーツ科に進学されていますので、高校生時代は何かスポーツをされていたと思われます。
西村健マンダム社長の年齢や性格は?
マンダムの西村健新社長は、1982年(昭和57年)5月12日生まれの38歳です。
38歳で企業の社長というのは、現社長のご子息とはいえ若いですよね。
ご自身の性格について、西村健新社長は、失敗を恐れる性格だったと話しています。
一方で周囲からの期待や立場上、チャレンジし続けなければならなかったそうで、常に自分自身と戦い打ち勝ってきたからこそ、マンダムの次の時代に向けた経営を任されることになったのではないしょうか。
その反面、「昔の父に似ていると言われたら終わり。」とも話しており、経営者として、個を強く意識していることもうかがえます。
西村健/マンダム社長の家族はどんな人?
・マンダムの西村健新社長は、西村元延現社長の次男
・西村家は代々、創業時の「金鶴香水株式会社」のときから会社の代表をつとめている
社長の息子ということで、周囲からの期待を感じ、そのプレッシャーに負けないように、チャレンジをし続けたそうです。
でも、その努力はおもてには出さないようにしていたとインタビューで答えています。
現在、西村健新社長がご結婚されているかどうかや、子供がいるのかについて公開されている情報はありませんでした。
まとめ
- マンダムの西村健新社長は1982年生まれの38歳です。
- マンダムの西村健新社長は早稲田大学を卒業後、マンダムに入社しています。
- マンダムに入社後は、海外勤務もしています。
- マンダムの西村健新社長は2021年に代表取締役社長に就任予定です。
海外拠点での勤務での勤務を経験し、グローバル化、ボーダレス化を見据えた経営に動き始めている西村健新社長ですが、マンダムの60年以上の海外拠点での事業展開のノウハウを活かしながら、さらにグローバルにビジネスを広げていくことは間違いないでしょう。
マンダムがアジアにとどまらず世界の化粧品業界に進出する日が楽しみです。