新興市場向け市場で日本マクドナルドを抜いて1位となるほどのワークマン!
ワークマン社長の小濱英之氏の経営戦略が気になりますよね。
先日開催されたTGCにも協賛していたワークマン女子など新しいブランドを立ち上げる小濱英之氏の考え方や今までの経歴などをチェックしてみましょう。
小濱英之ワークマン社長の経歴は?
1990年3月:株式会社ワークマンに入社
2003年5月:同社商事部長代理に就任
2009年5月:同社商事部長に就任
2010年1月:同社商品部第二部長兼セーフティグッズ担当に就任
2011年1月:同社商品部海外商品部長に就任
2014年6月:同社役員待遇商品部海外商品部長に就任
2015年1月:同社役員待遇商品部長に就任
2016年6月:同社執行役員商品部長に就任
2017年3月:同社執行役員スーパーバイズ部長に就任
2017年6月:同社取締役スーパーバイズ部長に就任
2019年4月:同社代表取締役社長に就任
ワークマンは、群馬県に本社を置く、主に現場作業や工場作業向けの作業服・関連用品を取り扱う専門店で、総合スーパーのベイシアやホームセンターのカインズ、コンビニのセーブオンなどを擁する流通大手ベイシアグループの一員です。
毎日商品を利用する職人やプロの人たちの厳しい要求に応え続け、商品開発にすぐさま反映し続けた結果、土木・建築現場向け用品の専門店として日本最大の売上高を誇るまで成長しました。
日本全国に出店しており、2021年3月時点で902店舗あり、2020年1月に宮崎県に出店したことで、全47都道府県への出店を達成しています。
ワークマンの小濱英之社長は、入社後に商事部(現在の直販部)で店舗のないエリアへの直接注文の発送や、グループ会社向けのユニフォームの納入を担当しました。
その後、スーパーバイザーを経て、手袋、カッパ、作業小物のバイヤーを7年近く務めたのち、再び商事部に戻り、10年間リーダーを務めました。
栗山清治前社長が社長に就任したタイミングで、商品部へ異動となり、新設された商品部海外商品部の部長を務めます。
初の海外進出を任されるというのは、栗山清治前社長からの信頼が厚く期待されていたということでしょうね。
海外商品部時代は、言葉も話せず、伝手もないまま工場探しから始め、現在では90~100の海外ベンダーとの取引実績があるそうです。
また、商品部時代に、PB商品の開発を行い、アウトドアやスポーツでも活用できる商品を多数開発しました。
そして、執行役員、取締役を務め、社長に就任しています。
社長への打診は、小濱英之社長が49歳と社長としては、比較的若い年齢でした。
当時の栗山清治前社長が、
「ワークマンプラスが誕生し、会社が生まれ変わる時期に来ている。経営トップも若返りを図る必要がある」として、小濱英之社長が選ばれました。
職人向けの作業服を取り扱うワークマンですが、最近では「WORKMAN plus」の業績が絶好調です。
野外での建設や土木作業、工場作業向けに作られた高機能製品が、趣味のシーンで活用できることを一部のインフルエンサーが発信したことで、「オートバイ」や「釣り」などの愛好家に売れるようになりました。
また、もともとは厨房用に開発された極めて滑りにくい靴底を備えた靴が、安全性に注目した妊婦に売れはじめるなど新しい客層が増えることとなりました。
そこで、この動きに対応するため、カジュアルさを強くした新業態店舗「WORKMAN plus」が生み出され、着実に店舗数を増やしています。
メディアにも多数取り上げられ、2019年秋には、新興市場向けで首位だった日本マクドナルドを抜いて1位となりました。
2019年秋冬の新商品発表会を「過酷ファッションショー」として開催したことも話題になっています。
小濱英之/ワークマン社長の年収は?
ワークマンの従業員の平均年収は、2020年度の有価証券報告書によると695万円です。
- 2011年 560万円
- 2012年 588万円
- 2013年 584万円
- 2014年 597万円
- 2015年 604万円
- 2016年 611万円
- 2017年 622万円
- 2018年 621万円
- 2019年 654万円
- 2020年 695万円
ここ10年間のワークマン従業員の平均年収をみてみると、継続して上昇し続けています。
この上昇には、ワークマンの売り上げが良くなったことはもちろんですが、ワークマンの土屋哲雄専務が行った経営戦略が影響しています。
土屋哲雄専務は、社員に自発的になってもらうために、従業員の賃上げを決めました
「5年間で社員の年収100万円アップ」を約束しました。
そして、それは実際のものとなり、表のように、毎年年収は上がり続けています。
そして、土屋哲雄専務は「増収増益を達成したら、給与をアップし続ける」としたそうなので、社員の年収は、どんどん上がり続けるかもしれません。
他の小売業の平均年収が481万円ですので、700万円近いというのは、とても高いです。
また、小濱英之社長の年収を知るために、役員報酬をみてみます。
創業者の土屋嘉雄元会長の役員報酬は、2020年度の有価証券報告書によると、6,600万円でした。
社長以外の役員報酬は、平均して2,000万円前後ですので、小濱英之社長の報酬は、2,000万円~6,000万円ほどではないかと思います。
小濱英之/ワークマン社長の学歴は?
ワークマンの小濱英之社長は、高崎商科短期大学を卒業されていることが分かりました。
出身大学
ワークマンの小濱英之社長は高崎商科短期大学を卒業されています。
高崎商科短期大学は群馬県高崎市にある私立大学で、高崎商科大学と高崎商科大学短期大学部に分かれています。
1906年(昭和39年)に創立され100年以上の歴史のある大学です。
高崎商科短期大学の偏差値は47~50と高いわけではありませんが、学部には「現代ビジネス学科」、「経営学科」、「会計学科」があり、経営、経済に特化した学びができるため、2019年の時点で、7年連続就職率97%以上を達成しています。
出身高校は?
ワークマンの小濱英之社長の出身高校について、公開されている情報はありませんでした。
小濱英之社長は群馬県出身でいらっしゃって、大学も群馬県の大学に進学されていることから、高校も群馬県内の高校であったのではないかと予想されます。
小濱英之/ワークマン社長の考え方や性格は?
座右の銘は「今」
ワークマンの小濱英之社長は、1969年(昭和44年)7月8日生まれの51歳です。
小濱英之社長は、経営に関する考え方についてインタビューでこのように話しています。
ワークマンは低価格が売りですが、現在のように売り上げが上昇している状況であれば、低価格を維持することも可能ですが、伸び悩んだときには、どのようにするのかについて、
小濱英之社長は「製品単価は絶対に上げない。むしろ下げる」といっています。
そうすることで、
ワークマンの企業理念「機能と価格に新基準を実現し生活者の可処分所得を増やす」を実現していくと話しています。
このような方針で経営され、商品の価格を上げないと決めているのは、消費者にとっては心強いです。
小濱英之/ワークマン社長の家族は?
ワークマンの小濱英之社長のご家族について、奥様やお子様がいらっしゃるかどうか、公開されている情報はありませんでした。
小濱英之社長は、栗山清治前社長から社長を引き継ぐ際に、本を渡されたそうですが、
その本の中で、「経営者にとって一番大切なのは、社員を幸せにすること。
そのためには、その社員の家族も幸せにするという重い責任を担っている」と、
いうことを自覚させられたと話しており、小濱英之社長の社員を含めた、人に対する考え方がうかがえます。
まとめ
- ワークマンの小濱英之社長は1969年生まれ年齢は、51歳
- ワークマンの小濱英之社長は1990年にワークマンに入社
- ワークマンの小濱英之社長はワークマンの初の海外進出で海外商品部長に就任
- ワークマンの小濱英之社長はPB商品の開発に尽力
- ワークマンの小濱英之社長は2019年から社長就任
ワークマンに入社し、最前線で商品販売に関わり続け、PB商品を生み出し、新たな市場を開くことに一役かった小濱英之社長が、今後ワークマンの商品や販売をどのように展開していくのか楽しみです。
「低価格を変えない」「利用者の声を聞く」という方針を貫く、ワークマンは常に消費者の味方であり、その商品が常に身近にあることは間違いないでしょう。