原監督からも青山学院大学のエースとして期待されている3年近藤幸太郎選手。
近藤幸太郎選手は高校時代も愛知県のエースとして活躍してきました。これまでの経歴を振り返りながら現在の成績をご紹介します。
近藤幸太郎の出身中学は?
近藤幸太郎選手の出身中学は、豊川市立代田中学校です。
愛知県の公立中学校で、部活動に力を入れている様です。
中学校時代には豊橋市のTTランナーズというクラブで練習をしており、2年生までは順調な足運びだったようですが、中学3年生では故障などで思うようにいかず、全国大会出場もままならず競技引退を考えたこともあったそうです。
しかし、そんな中陸上界では青山学院大学が箱根駅伝を制し一躍大学駅伝界の主役となると近藤選手は青山学院大学に憧れを抱き、競技続行を決意したそうです。(神野大地さんのファンだったとか!)
中学時代からの憧れの大学に入り活躍していることはとても素晴らしいですね。
近藤幸太郎選手の中学生時代の成績は以下のとおりです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2013年7月15日 | 第59回全日本中学校通信陸上競技愛知県大会 兼 第40回全日本中学校陸上競技 選手権大会愛知県予選会兼第68回国民体育大会選手選考競技会(少年B・共通) | 1500m | 4:36.61 | 第5位 |
2014年5月6日 | 豊川市中学校陸上競技記録会 | 1500m | 4:27.38 | 第5位 |
2014年7月23日 | 東三河総合体育大会陸上競技大会 | 1500m | 4:21.79 | 第1位 |
2014年9月15日 | 第35回愛知県ジュニアオリンピック競技大会 第45回ジュニアオリンピック陸上競技大会愛知選手選考会 | 1500m | 4:18.68 | 第4位 |
2015年7月22日 | 東三河総合体育大会陸上競技大会 | 3000m | 9:29.70 | 第1位 |
中学時代は地元地区の大会や愛知県の大会で上位入賞していたようですね。
1年生から2年生にかけてとてもタイムを伸ばしていることがよくわかります。
しかしながら全国大会で活躍することは当時まだなかったようです。
近藤幸太郎の出身高校は?
近藤幸太郎選手の出身は、豊川工業高校出身です。こちらは陸上部が有名な高校なようです。
中学時代に所属していたTTランナーズは中高生の指導を行っているとの情報がありましたので、高校時代も引き続き所属していたということも考えられます。
高校1年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2016年5月1日 | 平成28年度第70回愛知県高等学校総合体育大会陸上競技大会東三河地区予選会兼東三河高等学校対抗陸上競技大会 | 5000m | 15:15.12 | 第6位 |
2016年9月4日 | 平成28年度愛知県高等学校新人体育大会陸上競技大会東三河地区予選会兼東三河高等学校対抗新人陸上競技大会 | 5000m | 15:14.97 | 第1位 |
2016年9月25日 | 平成28年度愛知県高等学校新人体育大会陸上競技大会 | 5000m | 15:05.54 | 第6位 |
2016年11月6日 | ジュニアオリンピック | 3000m(予選) | 8分56秒22 | 1組8位 |
2016年8月 | 愛知県高校駅伝2016 | 1500m | 25:19 | 区間4位 |
高校1年生では全国大会などの出場経験はないものの、県大会で上位入賞や駅伝で区間上位に入っていたようですね。
高校の中でも注目のルーキーだったのではないでしょうか。
また、中学時代は1500mが中心だったものの5000mに専念するようになったこともわかります。
高校2年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2017年5月20日 | 第71回愛知県高等学校総合体育大会陸上競技大会兼第72回国民体育大会選手選考会 | 5000m | 14:59.93 | 第2位 |
2017年6月18日 | 第64回東海高等学校総合体育大会兼秩父宮賜杯第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会東海地区予選会 | 5000m | 14:27.48 | 第3位 |
2017年7月31日 | 平成29年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会 秩父宮賜杯第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 | 5000m | 14:58.75 | 予選3組第16位 |
2017年10月1日 | 平成29年度愛知県高等学校新人体育大会陸上競技大会 | 5000m | 14:50.34 | 第1位 |
2017年11月5日 | 平成29年度愛知県高等学校駅伝競走大会 男子第68回全国高等学校駅伝競走大会愛知県予選会 男子第66回東海高等学校駅伝競走大会愛知県予選会 | 第1区(10㎞) | 30:41 | 区間1位 |
高校2年生になると県内の大会では表彰台、そしてインターハイ出場する段階までタイムを伸ばしているといった成長が見られます。
愛知県を代表するランナーになっていったことは間違いないですね!
高校3年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2018年5月20日 | 第72回愛知県高等学校総合体育大会陸上競技大会兼第73回国民体育大会選手選考会 | 5000m | 15:09.67 | 第5位 |
2018年6月17日 | 第65回東海高等学校総合体育大会兼秩父宮賜杯第71回全国高等学校陸上競技対校選手権大会東海地区予選会 | 5000m | 14:31.50 | 第2位 |
2018年8月4日 | 平成30年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会 秩父宮賜杯第71回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 | 5000m | 14:44.87 | 予選1組第8位 |
2019年1月20日 | 天皇盃 第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 第4区(5km) | 14:51.00 | 区間26位 |
高校3年生では東海地区で第2位、インターハイ出場、そして愛知県代表として都道府県駅伝にも出場しています。
3年生まで高校、愛知県のエースとして活躍されたことでしょう。
しかし、インターハイ入賞や全国駅伝に出場できなかったことは悔しさが残る部分だったかもしれません。
以上、主要大会の記録をまとめました。
近藤幸太郎選手は、高校で徐々に活躍の幅を広げていったものの、インターハイ表彰台や全国高校駅伝に出場できなかった等、悔しさ残る結果で終わってしまったようです。
しかし、近藤幸太郎選手は豊川工業高校、豊川市のエースとして走り抜きました。
なお、高校時代の5000m自己ベストは14:08.50です。
近藤幸太郎の現在の成績は?
現在青山学院大学3年生の近藤幸太郎選手。
1年次には箱根駅伝2区でチームを先頭へ導く素晴らしい走りをしましたが、昨年は怪我に苦しみました。
しかし、今シーズンは4月に10000m28分10秒50、7月には5000m13分34秒88といういずれも青山学院大学大記録となる好調ぶりを見せています。
夏には合宿を行い、さらなる強化に励みました。
そして、トラックシーズンの花形である全日本インカレでは見事5000mで優勝をし、勢いを増した状態で駅伝シーズンに突入しようとしています。
今年の駅伝シーズンでどのような活躍を見せてくれるのか、非常に楽しみな選手です。
原監督からも青山学院大学のエースとして期待されています。
近藤幸太郎の強さの秘訣は?
近藤幸太郎選手の性格は「心配性」だそうで、青山学院大学のTwitterアカウントからは地道な努力を怠ることなく日々精進する姿勢が見受けられます。
「心配性」と聞くと、何だかソワソワしている様で頼りないといったマイナスなイメージがあるかもしれませんが、「心配性」だからこそ、慎重に物事に取り組むことができたり、油断することなく丁寧に練習を積むことができているのかもしれません。
近藤幸太郎選手の強さの秘訣の一つとして、この彼の性格「心配性」があるのではないでしょうか。
また、近藤幸太郎選手の写真の多くからは彼の素敵な笑顔を見ることができます。
その笑顔から競技を楽しんでいるようにも見え、そこにも強さの秘訣が隠れているかもしれませんね。
近藤幸太郎は箱根駅伝で何区を走る?
近藤幸太郎選手は、2021年は青山学院大学エースということで昨年の7区とは違う区間を走ることが予想されます。
駅伝ファンの方の間で良く知られる花の2区(鶴見~戸塚の23.1㎞、最も距離が長い)を走ると予想することもできますが、エースを必ずしも2区に配置するとは限りません。
原監督も前々大会で「私の場合は選手の能力と適性を見て配置しているので、必ずしも『強いから2区』というのはないんです。
『2区に適性を持つ強い選手』『1区に対応できる強い選手』という形で考えているので…」(文春オンラインより引用)
と語っていることから、どこでエントリーするかははっきりとはわかりません。
駅伝シーズンが始まると区間エントリーから各校の戦略が見えてくるので参考になりそうです。
近藤幸太郎のプロフィール
5000mは青学大・近藤幸太郎が積極レースで制す 青学大勢、長距離種目『初V』/日本IC
最初はバーンと行って、前方でレースを進めました。ラストは勝てる自信がありましたし、いいレースができたと思います。#日本インカレ
|月陸Onlinehttps://t.co/jSk011Nb5P— 月刊陸上競技/月陸Online (@Getsuriku) September 19, 2021
名前:近藤幸太郎
出身地:愛知県豊川市
身長:173.3cm
体重:56kg
近藤選手は上記でも出てきたように愛知県豊川市出身です。神野大地選手も愛知県出身ですね。
身長と体重からするとバランスの取れた体型なのではないでしょうか。
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まとめ
- 近藤幸太郎選手は愛知県豊川市出身で中学高校共に地元の公立学校、スポーツクラブで活躍していた
- 中学、高校時代は県内ではトップクラスの成績、高校2年生からはインターハイ出場、都道府県駅伝出場など県を代表するランナーだった
- 大学は中学3年生の頃に引退をやめるきっかけになった憧れの青山学院大学に入学し、現在3年生。
- 青山学院大学では1年次から期待のルーキーとして活躍、3年生ではトラックシーズンで大活躍しエースとして駅伝シーズンに臨む
- 近藤幸太郎選手は物事に慎重に取り組み、地道に練習を積み上げていくことで強さを身に着けている
- 近藤幸太郎選手は笑顔が素敵で競技を楽しんでいる様子がうかがえる
- 駅伝シーズンでは夏合宿を終えさらにパワーアップした姿での活躍が期待される
今年の駅伝シーズンでどのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね。