若林宏樹選手は、青山学院大学の1年生です。
若林宏樹選手の強みといえば登りです。
青山学院大学の山の神といえば神野大地選手ですが、若林宏樹選手は神野選手に憧れを頂いており箱根駅伝でも5区を走れることを希望しています。
現在の成績や今までの経歴をチェックしましょう。
若林宏樹の出身中学は?
青山学院大学1年の若林宏樹選手は、和歌山県海南市出身で海南市立下津第二中学校に通っていました。
海南市下津町は紀伊山脈を背に三方を海に囲まれ、熊野古道にもほど近い自然豊かな町です。
若林宏樹選手も伸び伸びとした中学校生活を送っていたことでしょう。
若林宏樹選手の中学生時代の成績は以下のとおりです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2017年8月 | 近畿中学校総合体育大会 陸上競技会 | 3000m | 9分1秒 | 1位 |
2017年8月 | 全日本中学校陸上競技選手権大会 | 3000m | 8分42秒 | 和歌山県中学生新記録 |
2017年9月 | 京都産業大学長距離競技会 | 3000m | 8分39秒 | 和歌山県中学生新記録 |
2018年1月 | 全国都道府県対抗男子駅伝 | 3.0km(2区) | 8分28秒 | 区間2位 |
2018年2月 | 和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝 | 3.0km(1区) | 8分42秒 | 区間新記録 |
若林宏樹選手は、2年生の3月に3000mで初めて9分を切ると、3年生の8月には全日本中学校陸上競技選手権大会で和歌山県中学生新記録となる8分42秒を出しました。
そしてその2週間後の京都産業大学長距離協議会では8分39秒とさらに更新しています。
3年生の1月の全国都道府県対抗男子駅伝では、3kmの2区を受け持ちました。
37位でたすきを受け取ると10人抜を達成し、8分28秒で区間2位となる驚異的な走りを見せています。
若林宏樹選手はこの駅伝での走りについて、「10人抜きも、8分30秒を切ることも大会の前に友達に話していた。狙っていました。」と話していたそうです。
中学生ながら、具体的な目標を周囲に宣言して達成しているところは、強い意志を感じますね。
そんな若林宏樹選手を、下津第二中学校陸上部顧問の藤田純江教諭は「長距離に欠かせない真面目さと、最後に競った時、気持ちで勝負できる負けん気の強さを持っている」と評価していました。
また、中学生の頃には青山学院大学の神野大地選手が箱根の5区を走る姿を見て、憧れていたそうです。
そして「箱根駅伝を走ってみたい」と周囲に話していたそうです。
この目標の実現も夢ではなさそうですね。
若林宏樹の出身高校は?
若林宏樹選手は、中学卒業後は地元を離れ京都にあるスポーツ強豪校の洛南高校へ進学しました。
三浦龍司選手(順天堂大学)など、高校トップレベルの選手が在籍していました。
若林宏樹選手の高校1年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2018年8月 | 京都高校ユース陸上 | 5000m | 15分25秒 | 1位 |
2018年12月 | 全国高等学校駅伝競走大会 | 3.0km(5区) | 8分57秒 | 区間14位 |
2019年3月 | 長野県高等学校新人駅伝競走大会 | 5.295㎞ (6区) | 16分41秒 | 区間1位 |
高校1年生の時は5000mや駅伝で活躍しました。
8月の京都高校ユース陸上の5000mでは15分25秒で1位になっています。
また3月の長野県高等学校新人駅伝競走大会では1年生ながらアンカー区間の6区を受け持ちました。
チーム順位を押し上げ、見事に区間1位を取っています。
高校2年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2019年6月 | 京都府高校総体 | 5000m | 14分51秒 | 6位 |
2019年11月 | 京都府高校駅伝 | 5.0km(7区) | 15分01秒 | 区間1位 |
2019年11月 | 近畿地区高校駅伝 | 8.1km(3区) | 24分15秒 | 区間3位 |
11月の京都府高校駅伝では、アンカーの7区を受け持ち見事区間1位を取っています。
この大会での洛南高校は1区の三浦龍司選手から7区の若林宏樹選手まで、全ての区間で区間賞を取って優勝するという圧巻のレースを繰り広げました。
高校3年生の時の成績は以下の通りです。
日 付 | 大会名 | 距 離 | 記 録 | 順 位 |
2020年7月 | 京都府陸上選手権 | 5000m | 14分07秒 | 1位 |
2020年9月 | 京都陸協記録会 | 5000m | 13分58秒 | 1位 自己新記録 |
2020年11月 | 近畿地区高校駅伝 | 8.1km(3区) | 23分56秒 | 区間1位 |
2020年12月 | 全国高等学校駅伝競走大会 | 10.0km(1区) | 29分06秒 | 区間3位 |
若林宏樹選手は9月の京都陸協記録会の5000mで13分58秒という自己新記録で優勝しています。
とうとう13分台へ突入です。
また12月の全国高等学校駅伝大会では花の1区(10.0km)を任され、区間3位に入りました。
1位の鶴川正也選手と競り合うなど好走をし、話題となりました。
同時に進学先も取りざたされるようになりました。
若林宏樹の現在の成績は?
若林宏樹選手は今年の春、青山学院大学に進学しました。
陸上を始めた頃に箱根駅伝を見て神野大地選手に憧れていたこと、また原監督からの「山の神になりたいなら青学しかない」という言葉に惹かれたことが決め手だったようです。
そして入学直後の4月、金栗記念選抜陸上中長距離大会の5000mでいきなり
13分41秒を出し、大幅に自己新記録を更新しています。
青山学院内では3年生の近藤幸太郎選手に継いで5000mでは2位の実力となります。
そして6月にも日本学生陸上競技個人選手権大会の5000mで13分46秒で2位という好記録を連発しています。
新しい練習環境にも慣れ、良い練習ができているのではないでしょうか。
6月のU20日本陸上競技選手権大会では14分05秒で5位と少しふるいませんでしたが、1位の鶴川正也選手を始め上位6人中5人を青山学院大が占め、話題となりました。
若林宏樹選手、そして青山学院大学の勢いを感じますね。
若林宏樹の強さの秘訣は?
中学時代の恩師の言葉そのままに、「長距離に欠かせない真面目さと、最後に競った時、気持ちで勝負できる負けん気の強さ」、それから「5000mで培ったスピード」でしょう。
日本学生陸上競技個人選手権大会では、前に出た東海大学の市村朋樹選手についていき、勝負をしかけていきました。
最終的には市村朋樹選手に1.62秒差の2位でゴールとなりましたが、強気で粘りのあるレースを見せてくれました。
若林宏樹は箱根駅伝で何区を走る?
若林宏樹選手は「三代目山の神」と言われた神野大地選手に憧れて青山学院大学に入学しました。
「4年間、箱根駅伝5区で活躍して、神野大地さんのように「山の神」と呼ばれる存在になりたい」と話し、「中学の頃から登りは得意」だとも断言しています。
若林宏樹選手の特徴である腹筋と脚の力の強さは山登りに活きるかもしれません。
原晋監督もその若林宏樹選手の山登りの希望は承知しています。
監督が選手の見極める一つのポイントとなる夏合宿でも、ケガもなく順調に練習を消化できたそうです。
そして若林宏樹選手は出雲駅伝にエントリーされている様ですので、当日実際にメンバー入りしていい走りをし、監督にアピールできれば箱根駅伝出場もかなり近づいてくるのではないでしょうか。
箱根駅伝出場、更には5区山登りをぜひ勝ち取ってほしいですね。
若林宏樹のプロフィール
若林宏樹 13:41:32#青山学院大学 #金栗記念 pic.twitter.com/BGuv2kK94w
— chencolleen (@chencolleen2003) April 11, 2021
名前:若林宏樹(わかばやしひろき)
出身地:和歌山県海南市
身長:168cm
体重:50kg
若林宏樹選手は和歌山県海南市の出身の選手です。
身長は標準男性より低めですが、体重も考慮すると長距離選手としては理想的な体型といえます。
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まとめ
- 青山学院大学1年の若林宏樹選手は身長168cm、体重50kgの長距離ランナー体型
- 若林宏樹選手は和歌山県海南市出身で、地元の海南市立下津第二中学校に通っていた
- 高校はスポーツ強豪校として知られる洛南高校へ進学し、高校3年生の時に出場した全国高校駅伝では花の1区を好走し話題になる
- 大学は憧れの神野大地選手の母校の青山学院大学に進学
- 入学直後の金栗記念選抜陸上中長距離大会の5000mでは大幅に自己新記録を更新
- 若林宏樹選手の強みは「真面目さ」「負けん気の強さ」「スピード」
- 若林宏樹選手は、箱根駅伝では神野大地選手のように山登りの5区を走りたいと話している
今伸び盛りの若林宏樹選手、大学4年間でどんな成長をとげるのか、箱根駅伝の新・山の神になることができるのか、とても楽しみな選手ですね。