東洋大学1年スーパールーキーとして話題になっている石田洸介選手。
石田洸介選手は、2024年パリ五輪出場という大きな目標に掲げるほどやる気と実力のある選手です。
石田洸介選手の今までの経歴、そして1年生ながら三大駅伝の主要メンバーにも名を連ねており今後の活躍が期待できます。
石田洸介の出身中学は?
#日体大記録会 男子5000m39組 福岡 浅川中学3年 #石田洸介 選手が14分32秒44を記録!
1500m、3000mに続き5000mでも日本中学新記録達成!
おめでとうございます! pic.twitter.com/wVxvhDQPiK— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) December 3, 2017
東洋大の石田洸介選手は福岡県浅川中の出身です。
まずは、石田洸介選手の中学生時代の成績をチェックしていきましょう。
日付 | 大会名 | 距離 | 記録 | 順位 |
2015年 10月25日 | ジュニアオリンピック | 1500m | 4分15秒16 | 優勝 |
2016年 10月29日 | ジュニアオリンピック | 1500m | 3分58秒96 | 優勝 (中2歴代最高) |
2017年 8月21日 | 全日本中学陸上 | 3000m | 8分32秒50 | 優勝 |
2017年 8月22日 | 全日本中学陸上 | 1500m | 3分54秒32 | 優勝 (大会記録) |
2017年 10月28日 | ジュニアオリンピック | 3000m | 8分17秒84 | 優勝 (日本中学記録) |
2018年 1月21日 | 都道府県対抗男子駅伝 | 3㎞ | 8分14秒 | 区間新記録 |
2018年 2月10日 | 千葉クロスカントリー大会 | 3㎞ | 8分47秒 | 優勝 |
石田洸介選手は一年生の頃から同学年の選手に負けなしでした。
中学一年生の頃はジュニアオリンピック1500mで優勝します。
また3000mで当時の中学1年最高記録を更新する8分52秒39というとてつもない記録を打ち出しました。
2年生の頃は、全国中学陸上にも出場します。
しかし、この大会では当時歴代最強と呼ばれた一つ年上の世代に負け続けてしまい、1500mと3000mの2種目ともで決勝に進むものの悔しい結果に終わってしまいました。
その悔しさを晴らすべくして10月に行われたジュニアオリンピック1500mでは中学2年歴代最高の3分58秒92で中学2年生で史上初の1500m3分台を出しました。
そして、3年生になり石田選手は多くの大会で名を馳せるようになります。
まず8月に行われた全国中学陸上で1500mと3000mで2冠を達成します。
さらにこの時1500mは大会新記録で優勝しました。
そして国体少年男子Bの3000mに出場。
昨年度の全中で負けた歴代最強の年上の世代に果敢に挑戦します。
ラスト200メートルで先頭に躍り出たものの最後にスパート負けをして2位でゴールをしました。
しかし、唯一の中学生でここまで立派に年上の世代の人たちに挑戦していく姿は昨年の全国中学からとても成長していると思います。
国体後には1500mの中学記録に挑戦しました。
日体大記録会で3分49秒72を出し日本中学記録を樹立し、中学生で初めて3分50秒を切りました。
その後10月に行われたジュニアオリンピックでは3000mに出場しました。
大雨の中ひとりで独走するとても厳しい状況の中8分17秒84という日本中学記録を樹立しました。
この後も石田選手の勢いはとどまらず、高校からの正式種目である5000mに中学生ながら挑戦しました。14分32秒44でこちらも中学最高記録を樹立しました。
こうして中学の長距離3種目で日本中学記録を更新してスーパー中学生と呼ばれました。
年明けに行われた都道府県対抗男子駅伝では8分14秒で区間新記録を樹立し、全中クロカンでは8分47秒で大会記録を樹立し中学三年生では同級生に負けなしで勝ち続けました。
石田洸介の出身高校は?
✨中学・高校部門✨
👑TOP3👑
1位 #石田洸介 選手(東京農大二高)
2位 #栁田大輝 選手(東京農大二高)
3位 #杉田晃大 選手(竜海中)ジュニアアスリートは今後の活躍も楽しみですね!💪☀️https://t.co/oggApqnZle#陸連アワード #JAAF #陸上 pic.twitter.com/lA1wxaFOry
— 日本陸上競技連盟 (@jaaf_official) January 21, 2021
東洋大の石田洸介は群馬にある東京農業大学第二高等学校に進学します。
高校1年生の時の成績はこちらです。
日付 | 大会名 | 距離 | 記録 | 順位 |
2018年 6月15日 | 北関東高校総体 | 1500m | 4分5秒31 | 10位 |
2018年 12月1日 | 日体大記録会 | 5000m | 14分09秒51 | |
2019年 1月20日 | 都道府県対抗男子駅伝 | 5㎞ | 14分21秒 | 区間3位 |
“スーパー中学生”と呼ばれることを気にしてしまったのが原因かは分かりませんが思うように走れないスランプ時期が続きました。
インターハイ予選の北関東高校総体ではプレッシャーから精神面も弱まり10着に終わりました。
本人曰くこの時期が今までで一番つらかったと話しています。
このスランプ期を抜けるきっかけとなったのは、以前テレビの収録で共演した佐藤悠基選手でした。
佐藤選手に言われたことは、陸上を心から楽しめと言われ石田選手は吹っ切れたと言います。
その後徐々に調子を戻していき日体大記録会では14分9秒51の好記録を出しました。
次におこなされた都道府県対抗男子駅伝では4区を走り区間3位の力走をし、群馬県チームの2位に大きく貢献しました。
スランプ脱出し、徐々に勢いを取り戻してきて高校2年生になります。
石田洸介選手の高校2年生の時の成績はこちらです!
日付 | 大会名 | 距離 | 記録 | 順位 |
2019年 6月14日 | 北関東高校総体 | 1500m | 3分52秒41 | 3位 |
2019年 6月16日 | 北関東高校総体 | 5000m | 14分36秒77 | 2位 |
2019年 8月5日 | インターハイ | 1500m | 3分50秒02 | 9位 |
2019年 8月7日 | インターハイ | 5000m | 14分28秒35 | 9位 |
2019年 11月16日 | 日体大記録会 | 5000m | 13分51秒91 | |
2019年 12月22日 | 全国高校駅伝 | 10㎞ | 29分08秒 | 区間8位 |
高校2年生で石田選手は本来持っていた力を発揮できるようになりました。
6月に行われた北関東高校総体では1500mと5000mで3位と2位に入りインターハイ出場を決めます。
その後のインターハイでは1500mと5000mで両種目ともに9位で惜しくも入賞にわずかに届きませんでした。
このことを本人は中2の頃と同じことを経験していて、繰り返して強くなりたいと語っていました。
秋に行われた日体大記録会では5000mで13分51秒91の好記録を出します。
この記録は当時高2歴代4位という素晴らしい記録でした。
その後の全国高校駅伝ではエースが集う花の1区に出走します。区間8位でチームは総合9位でとても悔しい思いをしました。
この時から来年は全国高校駅伝で優勝という目標に変わりました。
そんな石田選手も高校3年生になりました
高校3年生の時の成績は以下の通りです。
日付 | 大会名 | 距離 | 記録 | 順位 |
2020年 7月18日 | ホクレンディスタンス | 5000m | 13分36秒89 | 3位 |
2020年 9月27日 | 東海大記録会 | 5000m | 13分34秒74 | 3位 |
2020年 12月20日 | 全国高校駅伝 | 10㎞ | 29分33秒 | 14位 |
高校3年生になってからは新型コロナの影響でインターハイが中止になりました。
モチベーションが下がってしまいましたが、ここで石田選手は5000mの高校記録に挑戦すると決意しました。
7月に行われたホクレンディスタンス千歳大会で5000mに出場しました。
13分36秒89の高校記録を打ち出しました。
そして史上初中学記録と高校記録を保持している選手になりました。
その後は世界に挑戦したいとの考えからマラソンオリンピック代表の大迫傑選手主催のSuger Eliteに参加します。
オリンピック選手からとてもたくさんのことを学び、意識が大きく変わったそうです。
その後、大迫傑選手とともに東海大記録会に出場します。
自身の高校記録をもう一度更新する13分34秒74という記録を出します。
この時には引っ張った大迫選手も祝福のメッセージを送っていました。
その後チームの優勝を狙った全国高校駅伝が開幕されます。
昨年度と同じ1区を出走します。
チームの優勝が懸かっているのでリードが欲しいと考え最初からハイペースで独走で逃げ切りを図ります。
しかし、10㎞という長い距離で押し切れずに集団に吸収されてペースが落ちてしまい、区間14位総合11位で終わりました。
この時はとても悔しがって涙している姿が印象的でした。
しかし、序盤から仲間のために独走で攻めの気持ちで走っている石田選手は全国の駅伝ファンに多くの感動を与えました。
そんな石田選手は高校を卒業し、2021年からは東洋大学に入学しました。
石田洸介の現在の成績は?
大学に入学してからは故障をしてしまい、十分に練習を積むことができていません。
5月には日本選手権5000mに出場するも途中棄権で終わっています。
そして夏合宿を経て9月に行われた早大記録会に久しぶりにレースに出場します。
13分59秒99で何とか復調をアピールしました。
出雲駅伝でどんな走りをするのか期待です。
石田洸介の強さの秘訣は?
石田洸介選手の強さは、ぶれない心の強さだと思います。
中学の頃に中学記録を打ち出して、高校に入ってからも大注目されたと思います。
しかし、1年生の頃はなかなか結果が出せずに悩んだ時期が続いたと思います。
多くの人が「石田洸介はもう終わった」と言っていました。
そんな時にも絶対に結果を出してやるという強い気持ちがあったからこそつらい時期を乗り越えることができました。
その結果、高校記録も更新することができ中学の頃の輝きを取り戻しました。
強い気持ちでぶれずに突き進んでいく石田選手はとても素晴らしい選手だと思います。
石田洸介は箱根駅伝で何区を走る?
石田洸介選手は箱根駅伝では3区を走ると予想しています。
1年生ですが、力のある選手なので往路に回されると考えています。
また3区は一番気温差が大きいと言われており、そんな中でも石田選手は寒い大会でも真夏のような暑さの大会でもしっかりと結果を出していることから産駒である可能性が高いと考えています。
石田洸介のプロフィール
#石田洸介 選手 🆕👍 pic.twitter.com/VvFAl2XaAM
— 日本陸上競技連盟 (@jaaf_official) July 18, 2020
名前:石田洸介
出身地:福岡県北九州市
身長:172cm
体重:58kg
石田洸介は福岡県北九州市出身の選手です。
身長は標準男性とほとんど同じくらいで体重のことも考えると、長距離選手の理想的な体型だと言えます。
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まとめ
- 石田洸介選手は身長172㎝、体重58㎏で長距離選手の理想的な体型
- 石田洸介選手は福岡県北九州市出身
- 中学時代に1500m、3000m、5000mの3種目で中学記録を更新
- 高校は群馬の東京農業大学第二高等学校に進学
- 高校1年生の時はあまり結果を残すことができず苦労したが、高校2年生から結果が出せるようになり、高校3年生で5000mの高校記録を2度更新します。
- 石田洸介選手は現在は東洋大学に在籍