北京オリンピック優勝候補とされているミカエラシフリン選手。
ミカエラシフリン選手が、スキーを始めたのは父親と母親の影響です。
その最愛の父親が2020年に亡くなってしまい、北京オリンピックまでのトレーニングやメンタル面が心配と言われています。
ミカエラシフリン選手の家族や強さの秘訣なんかをチェックしていきましょう。
ミカエラシフリンの父親はどんな人?
ミカエラ・シフリンさんの家族構成は、父のジェフ・シフリンさん、母はアイリーンさん、そして3歳違いの兄のテイラーさんという4人家族です。
父のジェフさんはニュージャージー州で育ちましたが、週末は家族で、バーモント州でスキーをするという生活を送っていたそうです。
また、母も元スキープレーヤーです。
両親の影響で、3歳からスキーを始め、以後、両親は彼女の選手生活をサポートしてきました。
ミカエラ・シフリンさんにとって、最愛の父であるジェフさんでしたが、2020年2月に突然亡くなりました。事故死だったということです。
あまりに突然のことで、ミカエラ・シフリンさんは、父の死について、次のように語っています。
「今でも時々、歩けなくなるような感覚になるのです。突然のことでした。2020年2月3日、全てが変わってしまいました」
「あの時の気持ちは忘れられないですし、いつか消えてなくなるのかどうかも分かりません。でも、楽しかった思い出だったり、日常の楽しい瞬間があって、それに支えられています」
それでも、ミカエラ・シフリンさんは家族をはじめ、友人やチームメンバーが、とにかく優しく接してくれて、彼らが自分を支えてくれていると感じているそうです。
「(父親が亡くなってから)この1年半、悲しみと向き合いながら、同時に、これまで以上に(支えてくれる人たちへの)感謝の気持ちが強くなりました」
今は、亡き父の思いも引き受けて、北京オリンピックに心を向けているところだということです。
ミカエラシフリンの今までの成績は?
日付 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2011-2012 | ワールドカップ | 総合43位 大回転49位 回転17位 |
2012-2013 | ワールドカップ | 総合5位 大回転19位 回転1位 |
2013-2014 | ワールドカップ | 総合6位 大回転7位 回転1位 |
2014-2015 | ワールドカップ | 総合4位 大回転3位 回転1位 |
2015-2016 | ワールドカップ | 総合10位 スーパー大回転39位 大回転21位 回転4位 アルペンスキー複合23位 |
2016-2017 | ワールドカップ | 総合1位 滑降36位 スーパー大回転24位 大回転2位 回転1位 アルペンスキー複合 6位 |
2017-2018 | ワールドカップ | 総合1位 滑降5位 スーパー大回転28位 大回転3位 回転1位 |
2013 | 世界選手権 | 大回転6位 回転6位 |
2015 | 世界選手権 | 大回転8位 回転1位 |
2017 | 世界選手権 | 大回転2位 回転1位 |
2014 | オリンピック | 大回転5位 回転1位 |
2018 | オリンピック | 大回転1位 回転4位 アルペンスキー複合 2位 |
ミカエラ・シフリンさんは、バーモント州のバーク・マウンテン・アカデミーの高校を卒業しています。
15歳の時に、ノース・アメリカン・カップのスーパー複合で優勝してから、常に目覚ましい活躍を続けています。
周りからは「天才」と呼ばれているほどです。
わずか、22年間で、世界チャンピオンに3回輝き、ソチオリンピックでは金メダルを獲得しています。
また、ワールドカップには16歳でデビューしています。
ただし、2015-2016のシーズンは、12月に大回転の練習中にケガをしています。
約2カ月間戦線を離脱することになり、それまで3季連続で獲得していた回転の種目別タイトルを逃してしまいます。
ただし、ここでくじけてしまわなかったのが、彼女のすごいところです。
2016-2017シーズンでは、ワールドカップで11勝を挙げ、回転の種目別タイトルを奪回することに成功しました。
また、大回転の種目別順位で自己最高の2位に入り、初の総合タイトルを獲得しました。
ミカエラシフリンの強さの秘訣は?
オフシーズンは、訓練のために、ほとんどの時間をヨーロッパで過ごしているというミカエラ・シフリンさん。
その強さの秘訣は、どこにあるのでしょうか。
まずは、食事に秘密があるようです。
なんと、ミカエラ・シフリンさんは、体のためのバランスのとれた食事を紹介する料理本を出版しています。
タイトルは『The Winning Recipes from Mikaela Shiffrin』
こちらを見ると、ミカエラ・シフリンさんの食事で一番大事にしていることは、新鮮な食材で高質な栄養を摂ることだとわかります。
ただ、女性らしく、デザートやスイーツも楽しんでいるとのことです。
バランスよく無理せずというのが信条のようですね。また、睡眠にもこだわりがあるようです。
ミカエラ・シフリンさんは十分な睡眠をとるために、毎晩必ず9時には就寝しているとのこと。
それに加えて昼寝もするそうです。
ミカエラ・シフリンさんによると、昼寝をしない日は、年に1~2日しかないそうで、仲間からは「Sir Naps A Lot(昼寝卿)」とも呼ばれているとのこと。
最年少で金メダルを獲得した2014年の冬季ソチ・オリンピックの回転では、レースの合間に休憩所の床にレインジャケットを敷いて、昼寝をしたというエピソードもあるほどです。
そして、ミカエラ・シフリンさんのヘルメットには「ABFTTB」と書かれています。
これは、「Always Be Faster Than The Boys(男子より速く)」という言葉の頭文字を並べたものです。
ミカエラ・シフリンさんが、子どものころからモットーにしてきた言葉だそうで、常に男子の競技を注意深く観察して研究してきたといいます。
男性選手の一人であるマルセル・ヒルシャー選手のようなトップレベルのアスリートと、トレーニングをこなしながら、スプリットタイムの分析を行うこともあるそうですよ。
ミカエラ・シフリンさんの目標設定の高さと、研究熱心さがよくわかりますね。
これもミカエラ・シフリンさんの強さの秘訣の一つだといえるでしょう。
ミカエラ・シフリンさん本人は、今の実力なら男子回転で、トップ30に入れると見込んでいるとのことです。
ミカエラシフリンのトレーニング方法は?
こちらが、ミカエラ・シフリンさんのトレーニングの様子です。
さすが、トップアスリートだけあって、体幹の安定感には目覚ましいものがあります。
特に吸収からジャンプ動作における安定感や支持脚側のジャンプ動作が、股関節主体で正確に行われていることや骨盤が立ったプランク姿勢が、正確に維持されていることなど、体のバランス感覚が優れていることがわかります。
スキーに限らず、スポーツをする人にとっては、お手本のような体の動かし方だといえそうです。
ミカエラシフリンに兄弟はいる?
ミカエラ・シフリンさんには、3つ年上の兄が一人います。
兄のテイラーさんは、1992年生まれで、デンバー大学でスキーをしていました。
また、高校はバーモント州北東部のスキーアカデミーであるバークマウンテンアカデミーでした。
兄妹ともに両親の影響を受けてスキーを始めたのです。
ミカエラシフリン現在の彼氏は?
ミカエラ・シフリンさんは、同じくスキープレーヤーのアレクサンダー・アーモット・キルデさんとお付き合いをされているようです。
二人の仲の良い写真が、インスタグラムにアップされています。
こちらがその記事です。
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ミカエラ・シフリンさんは、かつてフランス人スキープレーヤーのマシュー・フェーヴルさんと交際してたことも知られていて、スキーレーサー同士が恋愛するといのは珍しくないようですね。
ミカエラシフリンのプロフィール
名前:ミカエラ・シフリン
出身地:アメリカ合衆国コロラド州・ベイル
身長:170cm
体重:65.7kg
まとめ
- ミカエラ・シフリンの両親はスキープレーヤーだった。
その影響を受けて、兄のテイラーとともにスキーを始めた。 - 最愛の父であったジェフ・シフリンは2020年2月に事故死している。
- ミカエラ・シフリンはわずか22年間で、世界チャンピオンに3回輝き、ソチオリンピックでは金メダルを獲得している。
- ミカエラ・シフリンの現在の彼氏は同じくスキープレーヤーのアレクサンダー・アーモット・キルデ。