WorldMatchaCEOの塚田英次郎氏!
日米両国で、新商品の開発や新規事業の立ち上げなど、飲料業界の最前線で、活躍し続けた塚田英次郎CEOが、将来を約束された大企業での重役の座を捨ててでも、起業した経緯を経歴と共に、紹介します。
- WorldMatchaCEOの塚田英次郎氏の経歴
- WorldMatchaCEOの塚田英次郎氏の学歴
- WorldMatchaCEOの塚田英次郎氏の年収
- WorldMatchaCEOの塚田英次郎氏の考え方や家族
塚田英次郎/WorldMatchaCEOの経歴は?
1998年 サントリーホールディングス株式会社 入社
2006年 スタンフォード大学経営大学院(MBA)修了
2018年 アメリカのサンフランシスコでStonemill Matchaの立ち上げに携わる
2018年 同社 退職
2019年 1月 World Matcha Inc. 創業
2020年10月 アメリカで抹茶マシン「Cuzen Matcha」 発売
進路が、決められずにいた塚田英次郎CEOは、教授に相談。
「マーケティングの仕事がしたいなら、メーカーに就職するのが、最適だ。」というアドバイスを受けました。
ものづくりやブランディングに関心があり、自身が、ラグビー経験者ということもあり、サントリーホールディングス株式会社に入社します。
同社で、飲料事業の新商品開発・ブランドマネジメント・新規事業開発など、様々な分野で実績を上げていきます。
新商品の開発では、「DAKARA」や、「Gokuri」などのヒット商品を生みだしています。
その後、会社の推薦で、アメリカのスタンフォード大学経営大学院(MBA)へ留学。
2006年に、無事に修了しています。
修了後は、日本とアメリカ両国で、茶飲料事業に12年間携わり、「サントリー烏龍茶」「サントリー緑茶伊右衛門」を担当し、大ヒットさせます。
そして、「サントリー緑茶 伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」の開発にも携わりました。
アメリカでは、「Stonemill Matcha」の立ち上げを成功させ、抹茶カフェ事業を開始させます。
同社に、在職中からアメリカでの抹茶ブームの高まりを感じていた塚田英次郎CEOは、「Stonemill Matcha」の盛況ぶりを見て確信しました。
しかし、その後、本社から辞令が出て、日本へ帰国することになりました。
帰国後、考え抜いた挙句、抹茶を世界に広めたいという思いで、同社を退職し、2019年にアメリカで、World Matcha Inc.を創業しました。
アメリカでは、コーヒーの過剰摂取による健康問題やスーパーフードとして、抹茶が身近な飲み物になっていましたが、塚田英次郎CEOが目をつけたのは、抹茶は、お店でしか味わえない飲み物として、定着しているだけだということでした。
カフェで、抹茶を楽しむ人々が増えても、茶葉を買って、家で碾いて飲んだり、粉末の抹茶からドリンクを作ろうと考える人は、ほぼいなかったのです。
そもそも繊細な茶葉は、粉末にして、時間が経つと風味が落ちるし、水に溶けにくく、家庭では、お店のような味は、出せないという弱点がありました。
そこで、飲む直前に、茶葉を碾くことで、新鮮な味わいを可能にするMatchaマシンと、そのためのMatchaリーフの開発を始めます。
エンジニアやハードウェアデザイナーとチームを組み、開発を始めますが、塚田英次郎CEOにとっては、マシンの開発経験がゼロだったので、かなり、苦戦し試行錯誤の連続だったそうです。
塚田英次郎CEOが、こだわったコンセプトは、2つ。
まず、マシンをつかっていないときでも、そのマシンが、日常の空間にあるだけで、禅な気持ちを感じて欲しい。
茶室の円窓と茶筒から着想を得て、デザインを採用しました。
次に、日々の暮らしの中で、気軽に飲めるもの、毎日使えるものという存在にしたい。
だから、操作が簡単なだけではなく、お手入れが簡単なものにしたいというものでした。
そして、専用のMatchaリーフにも、並々ならないこだわりを持っています。
抹茶は、茶葉まるごとを臼で碾き、それら全てを摂取するので、農薬や化学肥料を使わない100%オーガニックであることにこだわりました。
日本各地の農家を捜し歩き、最高の茶葉に出会ったそうです。
そして、ついに2020年10月、アメリカで家庭用抹茶マシン「Cuzen Matcha」を発売しました。
「Cuzen Matcha」は、発売前からCES2020でのイノベーションアワードや、米国の発売直後に選出されたり、Time誌のBest Inventions of 2020など、今までに6つの賞を受賞し、世界的に高い評価を得ます。
塚田英次郎/WorldMatchaCEOの年収は?
塚田英次郎CEOの年収に関する情報は、公開されていないようです。
<WorldMatchaの年商>
売上高についても、まだ公開はされていません。
本社をサンフランシスコに置く同社は、日本にも拠点を持っていますが、主に、インターネットでの販売をしているようです。
こだわりのMatchaリーフは、3種類あり、マシンの交換部品も購入可能です。
このマシンを通じて、抹茶の良さを広く世界中の人たちに知ってもらえれば、農家支援にも繋がるし、農家は、さらに上質な茶葉の生産が可能になる。
塚田英次郎CEOのチャレンジは、まだ始まったばかりです。
塚田英次郎/WorldMatchaCEOの学歴は?
時代のニーズを読み取り、次々と、ヒット商品を生み出していた塚田英次郎CEOは、どんな学歴の持ち主なのでしょうか。
出身大学
東京大学経済学部を卒業しています。
高校時代に、はっきりとした自分の未来が、描けなかった塚田英次郎CEOは、入学後に自由に学科が選べる東京大学に入学します。
東京大学では最初の2年間、一般教養でいろいろな分野を、経験してみることもできるそうです。
塚田英次郎CEOは、悩んだ結果、得意の数学を活かして、理科一類を選択しました。
しかし、途中から経済にも興味が出てきましたが、学生時代に、将来の自分を描くことができなかったそうです。
スタンフォード大学経営大学院(MBA)修了しています。
サントリーホールディングス株式会社入社後に、修了。
出身高校は?
塚田英次郎CEOは、開成高等学校を卒業しています。
開成高等学校は、東京都荒川区にある私立の中高一貫制男子校です。
東京大学合格者数一位を、何度も獲得しているトップクラスの高校で、全国的にも知名度の高い学校です。
誰もが知っている超が付くほどの名門校ですよね。
高等学校に合格したものの将来像を全く描けずにいたそうです。
2年生くらいから真剣に考え始めたが、これだと思う道を見つけられなかったと、学生時代を振り返っていました。
塚田英次郎/WorldMatchaCEOの思想や座右の銘は?
- 学生時代の人脈が起業後助けになった。
大企業で働いていると気づかなかったが、起業してから開成高等学校や東京大学時代の人脈がとても力になり、感謝と驚きを感じている。 - 大企業にいることはリスクが高い。
スタンフォード大学で出会った教えです。大企業では、自分でコントロールできる領域や意思決定できる領域がほぼないに等しい。 - 起業するなら42歳までに。
塚田英次郎CEOが、30代前半の頃に、聞いたサイゼリヤ創業者の正垣泰彦氏の言葉だそうです。
塚田英次郎/WorldMatchaCEOの家族はどんな人?
1975年生まれで、今年47歳です。
インタビューで、起業する際に、気を使ったことなどを問われた時に、お金のことで家庭に迷惑をかけるようではだめなので・・と答えていました。
起業の準備段階で、すでに結婚されていたようです。
子供さんに関する情報はありませんでした。
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まとめ
- 塚田英次郎CEOは、開成高等学校卒業後、東京大学入学・卒業という誰もが憧れるようなすばらしい学歴の持ち主です。
- 塚田英次郎CEOは、在職中にスタンフォード大学経営大学院(MBA)を修了しています。
- 塚田英次郎CEOの経歴は、サントリーホールディングス株式会社で、21年間日米で、新商品開発や新規事業開発に携わっていました。
- 飲料業界を知り尽くしていた塚田英次郎CEOは、抹茶の持つ可能性を見出しアメリカで起業します。
- 試行錯誤の上、起業から約1年半後に、完成した家庭用抹茶マシン「Cuzen Matcha」はたくさんの賞を受賞し、発売前から注目されていました。