今なお松下イズムが基本理念となっているパナソニック株式会社。
2021年6月24日付で現在、常務である楠見雄規さんがパナソニックの車掌に就任することに決定いたしました。
楠見雄規さんが社長になるということで、どんな人物なのか、今回はその経歴や学歴、出身大学はどこなのかを調べてみました。
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楠見雄規パナソニック社長の経歴は?
2021年6月24日付けで、2012年よりトップを務めていた津賀一宏社長が会長に就任し、後任に楠見雄規(くすみゆうき)常務が社長に内定致しました。
パナソニックでは9年ぶりに経営トップが交代するということで、第9代パナソニック社長に就任する楠見雄規さんの経歴を探ってきます。
- 1989年3月:大学卒業
- 1989年4月:松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)入社
- 2014年4月:パナソニックAVCネットワークス社取締役及びアプライアンス社上席副社長に就任
ホームエンターテインメント・ビューティ・リビング事業担当(兼)ホームエンターテインメント事業部長 - 2018年1月:オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 副社長に就任
三洋電機株式会社 二次電池事業部長に就任 - 2019年4月:パナソニック株式会社 常務執行役員オートモーティブセグメント担当に就任
同社オートモーティブ社 社長に就任
日本を代表する家電メーカーのパナソニックグループの中で、様々な経歴を積み重ねてこられた楠見雄規さんですが、その着実な成果と実績が実り、現在は常務取締役としても活躍されています。
今回の9年ぶりとなる社長の交代は、長引くコロナ禍の中で景気低迷が続き、収益が悪化する中での交代になります。
今後長期的な展望を見据え、若い人材を社長にとの経営陣の思いが込められた人事となったようです。
経営トップの交代と組織改革によって、経営の強化を図れるかが問われる大事な時期に、楠見雄規さんの手腕が問われることになります。
これまでのパナソニックは、樋口泰行日本マイクロソフト会長を社外取締役にしたり、ポスト津賀に対し混迷していました。
今回の選考対象について、過去の記事の中で既に候補として楠見雄規の名が上がっていました。
パナソニック幹部の話として
「有力なのは家電分社副社長の楠見雄規役員(当時51)。幹部候補生のエリートで津賀社長と同じ旧無線研究所の出身。頭が良く、目上の人にも物怖じせず意見する」
とあるように、しっかりとした自分の意見を持っていることが評価されていたようです。
今回次期社長になる楠見雄規さんは記者会見で次のように述べています。
「内示を受けたのは2週間前。青天の霹靂であり、非常に驚いた。経験者がいいと考えたが、長期にわたる取り組みになるため、『お前がやれ』と指示を受けた。引き受ける以上は、必死で取り組んでいく」
また、
「新しい会社の形は、創業者のころに似た形である。だが、私の世代にとっては、新しいチャレンジになる。創業者がやってきたことを勉強しなおすと同時に、経験を積んできた役員の支援を得ながら進めたい」
と抱負を述べています。
本当に直前まで知らされておらず、取締役の中からでなく自分が抜擢されたことに驚いていたようです。
なぜ自分にという気持ちと、これからご自身が歩む厳しさが伝わるような記者会見でのコメントでした。
津賀一宏現社長は、
「彼は、現場に密着するねちっこさがあり、私にないものをたくさんもっている」
と評価しています。
やはり物づくりは現場で行われているため、現場とどれだけ密接に繋がり知っているかは、松下幸之助さんが最も大切にしていた経営の基本ですので、これからのパナソニックには必要な要素なのかも知れません。
楠見雄規/パナソニック社長の年収は?
それでは次期パナソニックの社長に就任が決定した楠見雄規さんの年収はどれくらいになるのでしょうか。
まずは、パナソニックの社員さんの平均年収を見てみたいと思います。
有価証券報告書の2019年3月期によりますと、パナソニック社員の平均年収は774万円となっており、過去の平均年収を考えた場合、約760万円と思われます。
これは日本人の平均年収440万円よりも、300万円以上多い収入のようです。
また、パナソニックの社員さんの推定生涯賃金は2憶6800万円で、一般的な推定生涯賃金と比較した場合、少し上回っています。
パナソニックでは年齢とともに年収が上がっていく年功序列から、実績重視の成果主義へと徐々に変更していこうとする動きがみられます。
新卒者の初任給:約21万
20代:平均年収580万円
30代:平均年収750万円
40代:平均年収900万円
50代:平均年収960万円
パナソニックの年収は、30代前半で600万円以上になり、その後は順調に増えて50代前半でピークを迎えます。
よく比較されている同業種の三菱電機とはほぼ同じ水準ですが、ソニーや日立製作所、日本電気と比べてみるとやや低いように思われます。
では、社長である楠見雄規さんの年収はいかほどなのかを見てみたいと思います。
パナソニックの平均年収は1億2100万円となっています。
平均年収のため役職により収入は異なりますが、パナソニックの取締役はそれぞれ1億円を超えており、現在の津賀一宏社長の年収は2億5500万円ですので、推測の域を出ませんが2億円前後ではないかと思われます。
ソニーの吉田憲一郎社長は10億円、日立製作所の東原敏昭さんは約3億7000万円と比べると、若干低いような気がします。
楠見雄規/パナソニック社長の学歴は?
楠見雄規の学歴についてですが、調べてみましたが詳細は、出身大学以外については明らかになっておりません。
出身大学
1987年に京都大学工学部卒を卒業し、1989年に修士課程(当時の応用システム科学専攻)を修了しています。
京都大学工学部は偏差値が62.5~67.5となっており、KDDI会長の田中孝司氏も工学部の卒業生と名を連ねています。
出身高校は?
楠見雄規さんの出身高校については明らかになっていません。
奈良県出身のため地元の学校であると思われますが、当時の居住地が奈良県外の可能性もありますので、新たな情報が入りましたら追記したいと思います。
楠見雄規パナソニック社長の年齢は?
生年月日は1965年1月22日の現在55歳で、就任すれば現在のパナソニックの取締役の中で、最も若い取締役の誕生となります。
帝国データーバンクをみてみると、日本の社長の平均年齢は59.9歳で、上場企業では58.7歳となっており平均年齢より若いことが伺えます。
ライバル企業の社長の年齢が60歳をこえていますので、今後若い世代がこれからの日本企業を支えていくのかもしれません。
楠見雄規/パナソニック社長の妻や子供は?
楠見雄規さんのご家族については、調べてみましたが家族構成について明らかにされていません。
プライベート情報が今後出てきましたら、改めて追記していきます。
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まとめ
- 楠見雄規さんは1965年1月22日生まれで、現在55歳です。
- 楠見雄規さんは京都大学大学院工学部・応用システム科学専攻し卒業しています。
- 楠見雄規さんは大学卒業後、松下電器産業株式会社に入社されています。
- 楠見雄規さんは、松下電器産業の一筋で様々なポジションで活躍されました。
- 楠見雄規さんは来年の6月24日付で、第9代の社長に就任されます。
- 楠見雄規の年収は、現在の津賀一宏と比較して2億円前後になるのではないかと思われます。
- 楠見雄規の家族構成については、明らかにされておりません。
新体制となるパナソニックがどのように変化していくのか注目したいと思います。