2021年9月12日は、三重県知事選挙の投票日です。
三重県知事選挙への立候補者の一見勝之氏は、1963年生まれの三重県亀山市生まれの58歳です。
高田高等学校を経て、東京学校法学部を卒業後に国家公務員のキャリア官僚として、1986年に運輸省(現・国土交通省)に入省します。
海上保安庁次長、国土交通省自動車局長や内閣府の総合海洋政策推進事務局長を歴任しています。
2021年9月の三重県知事選挙に出馬表明した一見勝之氏の経歴や評判、知事選に出馬した経緯をチェックしていきましょう。
2021年9月13日追記
- 一見勝之(無所属・新)39万1,767票 当選
- 岡野恵美(無所属・新)9万6,317票
- 石川剛(無所属・現)5万9,571票
一見勝之の経歴は?
1986年 運輸省入省
2013年 海上保安庁総務部政策課長
2019年 国土交通省自動車局長
2015年 海上保安庁次長
2021年 国土交通省を退官
運輸省(現・国土交通省)に入省してから一貫して、同省での官僚としてキャリアを築かれたご経験があります。
キャリアの途中で、外局である海上保安庁へ出向された経験もあるようです。
2021年8月に、現職の鈴木英敬知事の第49回衆議院議員総選挙立候補に伴う辞職により、秋に行われる三重県知事へ立候補を表明しています。
一見勝之の学歴
1975年 高田中学校(6年制)入学
1982年 東京大学法学部 入学
1986年 東京大学法学部 入学
一見勝之氏は、三重県下での優秀校である高田高校を卒業されています。
高校卒業後は、東京で1年間の浪人生活を経て、東京大学法学部に入学しています。
1986年には東京大学を卒業しています。
プロフィールでは、高田高等学校卒業とあったものの、一見勝之氏が高田中学校に6年制で入学しています。
そのため、内部進学でそのまま高田高校に入学・卒業という学歴をお持ちのようです。
高田中学校・高等学校は、三重県内で最も古い学校とされている名門校です。
卒業生には、田村憲久氏(厚生労働大臣)や竹上真人氏(松阪市長)などがいます。
東京大学法学部は国内の文系学科の中ではトップクラスの学校です。
多くの政治家や官僚のほかにも著名人・有名人を数多く輩出しており、事例をあげると枚挙にいとまが有りません。
人気の俳優の香川照之さんも、東大法学部のご出身で、最近昆虫オタクぶりのカマキリ先生として有名ですね。
一見勝之の政策や公約は?
【一見勝之の政策・公約】
- 安心安全な三重県
- 賑わいのある三重
- 思いやりのある三重
- 未来を拓く三重
- 県民とともに歩む三重
「具体的な5つの三重の姿」を公約に掲げています。
喫緊の課題であるコロナ対策について、ワクチン接種の推進を宣言しており、医療従事者への支援の拡充も訴えています。
そのほかにも、地域の偏在是正を含む県内の医療体制を整備し、がん・認知症を含めた予防医療の拡充を進めていくと宣言しています。
さらに、官僚時代に海上保安庁や自動車行政に関わっていたご経験から、災害からの被害を可能な限り少なくするための施策や交通事故の防止・治安の確保に関する安全保障の点でも充足させていくと公約で唱っています。
三重県には観光資源が豊かで、食材の名産品も多く有ります。
しかし、新型コロナの感染拡大の影響により、観光産業、交通産業、農林水産業などに被害が出ています。
コロナ後の反転攻勢につながる準備をする、と言う公約を掲げています。
さらに、コロナ禍でスタンダートになりつつあるワーケーション、テレワーク、2拠点勤務としての拠点を狙うべく、経済活動の基盤としての必要性が高い道路整備や耐震強化岸壁の整備を促進するようです。
社会的マイノリティ、社会的弱者に配慮したまちづくりができるよう民生委員や児童委員、NPOやボランティアが、さらに活動しやすいような環境を整備すると宣言しています。
人口減少は国力を奪う「静かなる脅威」と定義し、人口減少を食い止める総合的な対策をあらゆる施策を総動員して、実施に移すと言う決意があるようです。
さらに、今般企業や行政でも取り組みが進んでいるSDGsのテーマに、積極的に取り組むことにも明言しています。
県民の声に耳を傾けるシステムを構築し、県民から常に信頼される行政の実現に努めると明言しています。
政策の課題としては、コロナの影響によりダメージを受けた各産業の支援。
安全保証をはじめとする経済活動の基盤である道路整備、さらに人口減少の抑制について特に注力して述べられています。
また、行政のデジタル化にも言及されており、2021年9月1日にデジタル庁が発足したことをきっかけに、時代のトレンドも入れている印象があります。
各政策が具体的に、どのようなアプローチでこれらの課題に向かっていくのかまでは公約には述べられていませんでした。
しかし、一見勝之氏のように、35年間の長いキャリア官僚としてのご経験から実務にも明るい方だと思います。
当選した際には、どのように手腕を振るわれるのかが見どころですね!
一見勝之の評判は?
まずは、一見勝之氏に対する評判を見てみましょう。
このコメントをしている方意外にも、与野党からあいのりして推薦を受ける候補者に対して、どんな人物か気になっている方が多いようです。
また、与野党が共同で推薦をしているため、野党に対して政権をとる意思があるのか!と言った意見まで見られました。
次に、三重県知事選挙に関するニュースに対し、有権者からは特にコロナ対策に関する評価も聞かれます。
コロナ対策に関する政策や行動の評価が多くを占めています。
街頭演説や公式HPに掲げているコロナ対策に対して、具体的な施策をアピールする方が、有権者向けに選挙に対して、有効な判断ができるかもしれませんね。
一見勝之が当選する確率は?
当選の確率は、かなり高いと言って良いでしょう。
今回の三重県知事選挙では、3立候補者全てが新人です。
とりわけ、一見勝之氏の場合、無所属での立候補ながら自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党からの推薦を受けており、選挙活動における支援者からの体制は十分です。
対立候補の岡野恵美候補や石川剛候補は、それぞれ共産党推薦と推薦政党なしであるため、一見氏は比較的優位に選挙を戦えると言えるのではないでしょうか。
また、35年間と長く国土交通省の官僚を勤めたキャリアから、中央省庁や政府関係者に対して顔が聞くのではないでしょうか。
一見勝之の家族構成は?
一見勝之氏の家族構成については公開されている情報がなく、わかりませんでした。
唯一判明している一見氏のプライベートな情報では、生家は亀山市内の酒の小売業を営む兼業農家に長男として、お生まれになったことは確認できました。
まとめ
- 三重県知事選挙に出馬表明している一見勝之氏の年齢は、1963年生まれの58歳
- 一見勝之氏の学歴は東京大学法学部を卒業
- 一見勝之氏の経歴は、35年間もの間、国土交通省のキャリア官僚を務めていた
- 一見勝之氏は2021年9月の三重県知事選に立候補のため、官僚を退官
- 一見勝之氏は自民・公明・立憲・国民から推薦を受けています。