弘前市長選挙は、2022年4月3日に告示され、4月10日投開票で行われます。
立候補者は、現職の桜田宏氏(62)、元県議の山内崇(66)、前副市長の山本昇氏(51)、元市議の蛯名正樹氏(67)の4名です。
2期目を目指す現職と、新人3名の戦いになります。
候補者の経歴や、学歴、評判をチェックしていきましょう。
弘前市長選2022候補者の経歴は?
2022年弘前市長選挙の候補者の経歴についてチェックしていきましょう。
山内崇の経歴
1979年03月 立教大学経済学部卒業
1979年04月 青森県に入庁 企画部・農林部に在籍
1995年04月 青森県議会議員選挙 初当選
1999年04月 青森県議会議員選挙当選(2期)
水産商工観光労働委員会委員長、青森県慣習委員を歴任
2003年04月 青森県議会議員選挙当選 (3期)
議会運営委員会委員長、文京公安委員会委員長、決算特別委員会委員長
2007年04月 青森県議会議員選挙当選 (4期)
旧民主党、旧民進党幹事長役員を歴任
2018年07月 立憲民主党青森県連合を設立(共同代表)
山内崇氏は、立教大学経済学部を卒業し、1979年青森県に入庁します。
企画部・農林部に配属されました。
1995年青森県議会議員選挙に初当選し、4期務めています。
2期目は、水産商工観光労働委員会委員長、青森県監督委員を歴任。
3期目は、議会運営委員会委員長、文京公安委員会委員長、決算特別委員会委員長を歴任。
4期目に、旧民主党、旧民進党幹事長等役員を歴任しました。
2018年に立憲民主党青森県連合を設立し、2020年10月に、現在の立憲民主党青森県連を設立し共同代表を務めました。
政治家としての原点は、地域を支えてきてくれた人の為の政治をしたいと決意した事だそうです。
4期16年の県議の経験は、市民を守るリーダーシップを発揮してくれるでしょう。
趣味は読書です。
桜田宏の経歴
1983年3月 弘前大学人文学部経済学科卒業
1983年4月 弘前市役所 入庁
福祉事務所保護課、人事課、企画課、秘書課、観光物産課長、市民協働政策課長、政策推進課長
2018年1月 観光振興部長
2018年4月 弘前市長選挙 初当選
桜田宏氏は、弘前大学人文学部経済学科を卒業後、1983年4月に弘前市役所に入庁します。
福祉事務所保護課、人事課、企画課、秘書課、観光物産課長、市民協働政策課長、政策推進課長、観光振興部長を歴任し、2018年4月の弘前市長選挙に、市職員労組連合会の推薦を得て立候補し、初当選します。
2020年12月、LGBTなど性的少数者のカップルが、婚姻に相当すると認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入。
制度導入は、東北地方の自治体では、初めての試みです。
35年間で培った行政経験が、市政運営に活かされていますね。
趣味は、組ねぷた制作です。
ねぷた一筋45年とありましたが、市役所でも、組ねぷたの制作責任者を16年務めたそうです。
市長になって、別の方に引き継いだのでしょうか?
山本昇の経歴
明治大学経営学部経営学科卒業
青森県庁に入庁
弘前市役所 勤務
政策推進課長、経営戦略部長、副市長を歴任
2018年以降は、障害者支援団体代表、NPO法人会長を務めています。
山本昇氏は、明治大学経営学部経営学科卒業後、青森県庁に入庁し、県職員を経て、弘前市役所に勤務し、政策推進課長、経営戦略部長、副市長を務めます。
2018年以降は、民間企業で働き、NPO法人会長を務めています。
厳しい環境の中で、苦しみながら頑張っている市民の為に、できることはないかと、自問自党を繰り返し、危機的な状況にあるからこそ、市民の生活を守る為に、自ら立ち上がると立候補を決意したそうです。
得意なスポーツは、テニスです。
高校時代に、東北大会3連覇を達成し、全国大会6度出場の成績です。
テニスはプロ級で、高校も進学校、まさに文武両道ですね。
蛯名正樹の経歴
弘前大学農学部卒業後
1978年4月 弘前市役所入庁
農林、土木行政に従事。その後道路維持課長・農林部長を歴任
2012年〜2018年3月 副市長
2019年 弘前市議会議員選挙 初当選
蛯名正樹氏は、弘前大学農学部卒業後、1978年に弘前市役所に入庁します。
農林、土木行政に従事し、道路維持課長・農林部長を歴任します。
2012年から6年間弘前市副市長を務めました。
しかし、役割は終わったと、2018年3月に副市長を任期途中で辞任します。
その後2019年に、弘前市議会議員選挙で初当選しました。
12月上旬に一度出馬を断ったそうですが、その後も市長選出馬の要請があり、「受け皿になってほしい」との周囲の強い声を重く受け止め、立候補を決断したそうです。
市職員、副市長、市議会議員としての経験が、コミュニケーションを必要とする市政運営に必要とされているのでしょう。
弘前市長選2022候補者の学歴
2022年弘前市長選挙の候補者の学歴についてチェックしていきましょう。
山内崇の学歴
1968年3月 旧相馬村立五所小学校卒業
1971年3月 弘前大学教育学部付属中学校卒業
1974年3月 青森県立弘前高等学校卒業
1979年3月 立教大学経済学部卒業
山内崇氏は、青森県弘前市の出身で、高校まで青森県内に進学しています。
山内崇氏の父親は、元衆議院議員の山内弘氏です。
青森県立弘前高等学校は、青森県内で偏差値はトップクラスの進学校です。
俳句甲子園や高校生クイズなどで、全国レベルの実績を残しています。
「弘高ねぷた祭り」は、学生からはもちろん、地域の人からも愛され、やりきった経験は、大きな経験や財産として心に残るそうです。
山内崇氏も、ねぷた作りに夢中になったのでしょうか。
作品は、威風堂々なものからアニメチックなものまで様々です。
好きな食べ物は、りんごです。
桜田宏の学歴
弘前市立桔梗野小学校、弘前市立第四中学校、青森県立弘前高等学校卒業
1983年3月 弘前大学人文学部経済学科卒業
桜田宏氏は、青森県弘前市の出身で、大学卒業まで青森県弘前市に進学しています。
桜田宏氏の祖父は、元弘前市長の櫻田清芽氏です。
中学時代には、自分達の手作りのねぷたを市のまつりに出陣させたそうです。
弘前高等学校時代は、ラグビー部に所属で、現代美術作家の奈良美智氏も同級生で、ラグビー部で一緒に活動していたそうです。
ラグビーと、ねぷたの両立は大変だったでしょうね。
好きな食べ物は、カレーライスです。
山本昇の学歴
文化幼稚園、弘前市立桔梗野小学校、弘前市立第四中学校卒業
青森県立弘前高等学校卒業
明治大学経営学部経営学科卒業
山本昇氏は、青森県弘前市の出身で高校まで、青森県弘前市に進学しています。
好きな食べ物は、嶽キミ、サガリの焼肉、卵かけご飯です。
嶽キミ(だけきみ)とは、青森県産の甘いとうもろこしです。
甘さはメロンみたいで生で食べられるそうですよ。
蛯名正樹の学歴
弘前市立第二大成小学校卒業
弘前市立第三中学校卒業
青森県立弘前南高等学校卒業
弘前大学農学部卒業
蛯名正樹氏は、青森県弘前市の出身で、大学卒業まで青森県弘前市に進学しています。
青森県立弘前南高等学校は、科学教育プロジェクトとして、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校になっています。
青森県立弘前南高等学校出身の有名人は、作曲家の鈴木キサブローさんやタレントの伊奈かっぺいさんなどがいらっしゃいます。
弘前大学は、国立大学で、最初に医学部の医局制度廃止を打ち出した大学として知られています。
弘前市長選2022候補者の政策や公約は?
2022年弘前市長選挙の候補者の政策や公約について、チェックしていきましょう。
山内崇の政策や公約
停滞でもなく、逆戻りでもなく、市民を守る市政への転換を!
5つの基本理念を掲げています。
緊急課題は、新型コロナウイルス対策とし、エッセンシャルワーカーへの無料PCR検査と、ワクチン早期接種の為の体制の整備の強化や小中学校の給食無償化を訴えています。
身近な今困っている現状を改善していくような政策も多くみられます。
除雪機の強化などは、まさに市民の声ですね。
桜田宏の政策や公約
「健康都市弘前の実現」を掲げ「市民生活を第一に」を政治理念に くらし・いのち・ひとの3つの柱で、高校生までの医療費無償化や具体的な取り組みを実行していくと訴えています。
健康であることの大切さを訴え、1期目に築いた市民との信頼関係を大切にしていると感じました。
山本昇の政策や公約
「今こそ!新しい弘前へ」と掲げ、緊急課題は、新型コロナ対策とし、コロナ終息まで、市長報酬2割削減と、子ども達のコロナ対策の強化や学校の給食無料化を訴えています。
民間での経験をいかし、子育て世代として、福祉などの政策に力をいれてくれるのではないでしょうか。
蛯名正樹の政策や公約
市の目指す姿として、「市民が心穏やかに生きがいを持ち、安心して暮らせる、活力ある活気あふれる弘前の実現を目指したい」と語ります。
新型コロナ対策では、危機管理体制の強化や市民に負担を強いる立場として、市長給与20%カットを実施するとし、農林業の振興に力を入れると訴えています。
農林、土木行政に長く関わっているので、農業支援への具体的な政策や新しいシステムをつくりあげてくれるのではないでしょうか。
弘前市長選2022候補者の評判は?
山内崇氏は、地元弘前で、インタビュー形式での体験など語っていますので、語り口が素晴らしいのでしょうね。
現職の桜田宏氏への厳しい意見もありました。
弘前市長選2022候補者で誰が当選しそう?
現職市長の対立候補として、前市長葛西憲之氏時代の副市長2人が、名乗りをあげた形ですが、保守層の支持動向は入り乱れ、元県議の候補も食い込んできています。
市役所関係者達は、市職員関係者が、3名出馬する状況になり、支持動向は割れています。
蛯名正樹氏は、副市長を6年間務めたこともあり、現場感覚もあり、人望も厚いそうです。
第3の候補として、白羽の矢がたった蛯名正樹氏が、当選する確率が高いでしょう。
弘前市長選2022候補者で当選したのは誰?
弘前市長選、投票日後に更新します。
まとめ
山内崇氏
- 経歴は、1979年青森県に入庁。企画部・農林部に配属されました。1995年青森県議会議員選挙に初当選し4期務めています。
- 学歴は、立教大学経済学部卒業です。
- 政策や公約は 、停滞でもなく、逆戻りでもなく市民を守る市政への転換を!
5つの基本理念を掲げています。
桜田宏氏
- 経歴は、1983年4月に弘前市役所に入庁します。福祉事務所保護課、人事課、企画課、秘書課、観光物産課長、市民協働政策課長、政策推進課長、観光振興部長を歴任し、2018年4月の弘前市長選挙に初当選します。
- 学歴は、弘前大学人文学部経済学科卒業です。
- 政策や公約は、「健康都市弘前の実現」として「市民生活を第一に」を政治理念に くらし・いのち・ひとの3つの柱を掲げています。
山本昇氏
- 経歴は、青森県庁に入庁し県職員を経て、弘前市役所に勤務し政策推進課長、経営戦略部長、副市長を務めます。2018年以降は、民間企業で働きNPO法人会長を務めています。
- 学歴は、明治大学経営学部経営学科卒業です。
- 政策や公約は、「今こそ!新しい弘前へ」と掲げ、緊急課題は、新型コロナ対策としています。
蛯名正樹氏
- 経歴は、1978年に弘前市役所に入庁します。農林、土木行政に従事し、道路維持課長・農林部長を歴任。2012年から6年間弘前市副市長を務めます。2019年に弘前市議会議員選挙で初当選します。
- 学歴は、弘前大学農学部卒業です。
- 政策や公約は、市の目指す姿として、「市民が心穏やかに生きがいを持ち、安心して暮らせる、活力ある活気あふれる弘前の実現を目指したい」と語ります。