いよいよ3月19日より選抜高校野球がスタートしました。
出場校の組み合わせも発表され、どんな試合が繰り広げられるかとても楽しみですがここで2021年選抜高校野球の優勝候補を予想してみました。
過去の実績や2021年出場する選手から本命校や注目校を割り出してみました。
2021年3月29日追記
2,3試合戦目の結果を基に優勝予想を再度行いました。
どんな組み合わせカードになるのか、ワクワクします。
選抜高校野球2021優勝候補は?
- 智弁学園
- 健大高崎
- ◎中京大中京
- 仙台育英
2021年選抜高校野球が始まり、2,3試合目が終わってからの優勝候補は4校です。
智弁学園、健大高崎、中京大中京、仙台育英ともに昨年秋の地区大会優勝しています。
また甲子園の常連校であり試合巧者ぶりが一発勝負のトーナメントでは優位に働きそうです。
<智弁学園>
レベルの高い高校が集まる近畿大会で優勝しました。投打ともレベルが高く隙がありません、エース西村王雅は経験豊富なサウスポーで投手陣引っ張り、背番号10を付ける小畠一心も右の本格派でしっかりとゲームメイクできます。打線は3番前川右京を、4番山下陽輔を中心に切れ目がありません。
<健大高崎>
超攻撃的な打線が魅力であります。何と言っても昨年秋の大会で参加校ダントツの15本の本塁打は脅威であります。伝統の機動力も健在でまた投手陣も公式戦経験が豊富な複数の投手をもっています。
<中京大中京>
絶対的なエースという意味では畔柳享丞擁する中京大中京も侮れません。昨年のチーム同様公式戦負けなしで選抜に来ました。チーム全体層が厚く勝つ野球を知っているのが何よりの強みです。伝統校ならではの試合運び注目です。
<仙台育英>
東北大会を制覇した仙台育英は東北初の優勝が期待されます。最速147キロを誇るエース伊藤樹を中心に安定感のある投手陣、俊足選手をそろえた野手陣で相手を翻弄し得点を重ねます。
その他好投手達孝太擁する天理や小園健太擁する市和歌山、一回戦で九州対決を制し勢いにのる福岡大大濠も優勝候補に上げられるでしょう。
選抜高校野球2021試合開始前の予想
絶対的王者:大阪桐蔭
近畿の覇者:智弁学園
常勝軍団:中京大中京
関東を制した:健大高崎
名将率いる:明徳義塾
2021年センバツ高校野球の優勝候補として有力なのはやはり大阪桐蔭です。
個々の選手の能力が非常に高いです。
選抜大会は新3年生でも入学して2年しか経過してないので中学時代の経験はアドバンテージになります。
その中でシニア、ボーイズで日本代表経験者がたくさんいる大阪桐蔭の選手層はやはりすごいです。
大阪大会優勝、近畿大会準優勝の実績もありますし、2012年以降で3回も優勝に導いている西谷浩一監督の采配、経験も大きいでしょう。
その大阪桐蔭に近畿大会決勝で打ち勝った智辯学園の攻撃力と西村王雅選手、小畠一心選手の2枚看板の投手力も魅力的です。
奇しくも両校1回戦で激突ということになり、一冬超えの両校の対戦は今大会最大の注目です。
中京大中京は、昨年のチームは公式戦無敗。新チームになっても東海大会制覇するなど総合力では全国屈指です。
関東大会を制覇した健大高崎は、投手力、攻撃力ともに秋の大会は他の高校を圧倒していました。
トーナメントを勝ち上がれるだけの投手層もあります。
名将馬淵史郎監督率いる明徳義塾は、四国大会の優勝校、毎年レベルの高いチームに仕上げていて今年こそ選抜初優勝の期待があります。
選抜高校野球2021優勝予想本命校は?
本命校は智弁学園
優勝予想の4校の中でも本命校は智弁学園です。1回戦であのタレント軍団大阪桐蔭に打ち勝ちました。
今大会は好投手が多い大会で打者陣が少し手こずる場面が目立つ中、好投手の松浦慶斗、関戸康介を見事に打ち崩しました。大阪桐蔭には昨年秋の近畿大会決勝でも勝っているのでこれで2連勝です。
打線では1年生から甲子園に出場した前川右京やその後ろを打つ4番で勝負強い山下陽輔がどっかりと座り、投手陣では左右の両エース西村王雅、小畠一心がいます。
どちらの投手も完投能力があり球数制限がある今大会でも全く関係がありません。
一回戦の勢いそのままに智弁学園が一気に勝ち上がりそうな気がします
選抜高校野球2021試合開始前の本命校予想
2021年選抜高校野球の優勝予想の本命は大阪桐蔭
近畿大会では決勝で智弁学園に負けはしましたがそれは昨年の話。
冬を越えてエリート軍団がまた一段と進化しています。
昨年秋の大会では投手陣が少し打ち込まれるケースがありました。
ただエース松浦慶斗選手、右の関戸康介選手はともにプロ注目の投手です。
また一段とスケールの大きい投手になっていれば相手チームは簡単に打ち崩すのは難しいでしょう。
そして何より攻撃力です。
昨年の秋の大会は大阪大会、近畿大会11試合中10試合で8得点以上記録、昨年からのレギュラーで4番の池田陵真選手を中心に切れ目がなくどこからでも長打が打つことができます。
投手力、攻撃力ともに充実した大阪桐蔭は他校より頭一つ抜けています。
選抜高校野球2021の注目校は?
2021年選抜高校野球の注目校は市立和歌山
近年着実に力をつけている高校であります。選抜では2019年にベスト8まで勝ち上がりました。
昨年秋は和歌山大会で優勝、近畿大会でベスト4です。
世代最強投手と呼び声高い小園健太投手とプロ注目の捕手松川虎生選手のバッテリーを中心に守備が固く、堅実な野球が特徴です。
近畿大会では優勝した智弁学園戦を小園が回避した影響もあり惜しくも敗れはしましたが互角の勝負でした。
選抜大会では投手のやりくりがハマれば上位進出、あるいは決勝まで行ける可能性を秘めた高校です。
選抜高校野球2021出場校と組み合わせは?
強豪校がブロック偏らず均等に分かれた印象の今大会の組み合わせ。
同都道府県以外はフリー抽選ということもあり、大阪桐蔭対智弁学園などの地区大会の再戦が行われるカードや21世紀枠同士の戦いが見られたりと、いつもと一味違った面白い組み合わせも見られました。
また各校の監督が悩まされるであろう球数制限については一回戦登場が遅くなるチームは勝ち上がるにつれ少し不利になっていきます。そこでの投手起用のやりくりも監督の腕の見せ所でしょう。
一回戦を終え大阪桐蔭が一回戦で姿を消しましたが比較的番狂わせはなく順当に勝ち上がっている印象です。
2021年の選抜高校野球は好投手が多く打者がなかなかスイングさせてもらえてないなかどれだけ少ないチャンスを物にできるかが勝敗に大きく関わってきそうです。
ここまでの2021年選抜高校野球大会の印象は投高打低です。
好投手が多いというのもありますがここまで投手戦が続くのは珍しいです。ホームランも柵越えでは2本のみと少々物足りなさを感じます。得点が入らないが故延長戦も多く、常総学院対敦賀気比戦では選抜史上初のタイブレークで決着がつきました。
天理達孝太、市和歌山小園健太、中京大中京畔柳享丞、福岡大大濠毛利海大など好投手がいるチームが多く残っているので2回戦以降も投手戦が多くなりそうです。
中でも九州大会決勝で敗れた大崎に勝った福岡大大濠はダークホース的な存在になりそうな気がします。2回戦の相手はこれまた九州大会で対戦した具志川商です。順当にいけば勝ち上がれる相手ではあります。そこで一気に勢いに乗って勝ち進むかもしれません。
逆のブロックは大阪桐蔭に勝った智弁学園と常勝チーム中京大中京が実力通りの力を見せれば筆頭候補になってくるでしょう。
選抜高校野球2021出場校と組み合わせ試合開始前
同県以外フリー抽選ということもあり、一回戦から同地区の対戦カードも多くあります。
なんといっても注目は大阪桐蔭と智弁学園の近畿大会決勝のカードです。
お互い知り尽くした相手なので小細工なしの勝負が見られそうです。
またこのブロックは好投手小園健太投手がいる市立和歌山や中国大会の優勝校広島新庄など力のある高校が多いので激戦が予想されます。
同地区カードで言えば他にも東海大甲府対東海大相模の関東大会準々決勝のカード、大崎対福岡大大濠の九州大会決勝のカードがあります。
果たしてリベンジなるかそれとも連勝するのか注目です。
さらに21世紀枠同士の八戸西対具志川商の対戦もあり選抜ならでの対戦なのでお互いのプレーに注目です。
今回は球数制限があります。
その影響で序盤に登場する高校と終盤に登場する高校では少し投手起用に有利不利がでてきます。
監督の投手起用にも注目することになるでしょう。
選抜高校野球2021結果
準決勝に進むチームは◎です。
◎天理
◎東海大相模
◎明豊
◎中京大中京
神戸国際大付属(兵庫)
開幕試合で見事なサヨナラ勝ちをおさめました。好投手木村大成に中盤までは苦しめられたものの、球威が落ちた終盤で追いつき、延長で決めました。投手陣の踏ん張りもよかったです。
仙台育英(宮城)
明徳義塾との地区大会優勝チーム同士の一戦は1点を争う展開になりましたが、明徳義塾馬淵史郎監督のおかぶを奪うような仙台育英の須江航監督の采配が光りました。選手個々の能力が高いだけに勝ち上がって来そうな気がします。
健大高崎(群馬)
関東王者らしい盤石の戦いで初戦突破しました。まだまだ強力打線は本領発揮とはいってませんが投打ともに充実してる感じがします。好投手が多い今大会でも打ち崩すだけの破壊力は十分にあります。
天理(奈良)
エース達孝太の好投が光った初戦。今後勝ち上がっていくには2番手以降が重要になって来そうです。投手起用に注目が集まります。
鳥取城北(鳥取)
鳥取県勢久々の勝利は快勝でした。2回戦以降強豪校に大しても初戦同様の戦い方ができればいい勝負になりそうです。
東海大相模(神奈川)
関東大会では惜敗した相手だけに、しっかりとリベンジを果たしました。エース石田隼都を先発回避させた大胆采配はしっかりと結果を残しました。今後の采配にも注目です。
具志川商(沖縄)
21世紀枠同士の対戦を制しました。次は九州大会で惜敗した相手福岡大大濠。初戦の勢いのままにリベンジしたいところです。
福岡大大濠(福岡)
九州大会決勝で敗れた相手との再戦でしたが投手戦の末1点差逃げ切りました。エース毛利海大の好投が光りました。控えの投手陣も良いだけにダークホースになりそうな気がします。
明豊(大分)
初戦は少々荒れ気味の試合展開。中盤逆転し追い上げを振り切っての勝利でした。次は好投手小園健太擁する市和歌山。初戦の様な大量点が見込めないだけにどこまで投手が踏ん張れるかがカギです。
市和歌山(和歌山)
世代ナンバーワン投手呼び声高い小園健太の好投がサヨナラを呼び込みました。次戦以降エースをどこまで温存して勝てるかが上位進出のカギとなるでしょう。
智弁学園(奈良)
優勝候補筆頭と言われた大阪桐蔭に見事勝利しました。強力打線に2枚看板の投手陣。なかなか負ける想像ができない。レベルの高いチームです。
広島新庄(広島)
延長12回の攻防を制し、サヨナラで勝ち上がっています。中国チャンピオンとして上位に進出したい所です。
東海大菅生(東京)
ホームランがなかなか出なかった大会で2本のホームランで試合を決めました。エース本田を温存することもでき、勝ち上がる準備は万全です。
京都国際(京都)
春夏通じて初出場でしたが延長戦を制し見事甲子園初勝利をつかみました。最終回の追い上げを凌いでの勝利なので非常に価値のある1勝だったと思います。
常総学院(茨城)
プロ野球で日本一も経験した島田直也監督の甲子園初采配は選抜史上初のタイブレーク。終盤のサヨナラのピンチにも動じなかった背番号10の大下慈英の好投が印象的でした。
中京大中京(愛知)
大会屈指の好投畔柳享丞の評判通りの好投で初戦突破です。公式戦負け知らずの常勝軍団だけにトントン拍子で勝ち上がるかもしれません
選抜高校野球2021 21世紀枠出場校は?
2021年選抜高校野球21世紀枠で出場する学校をご紹介します。
八戸西(青森)初出場
東北大会では準々決勝で花巻東に接戦で敗れはしましたがベスト8の成績を残しました。
チームのエース福島蓮選手は、身長189㎝の長身から角度のあるボールを繰り出してきます。
公式戦はほぼ一人で投げており甲子園でも先発のマウンドに上がることでしょう。
4番を打つ廣田大和選手は5割を超える打率と投手としてもマウンドに上がる投打の柱です。
春夏初の甲子園でどこまで勝ち上がれるか期待です。
東播磨(兵庫)初出場
強豪校が多い兵庫で準優勝をおさめ近畿大会に出場、初戦で敗れはしましたが好投手相手に善戦しました。
チーム打率は2割台と高くはないですが犠打、盗塁を巧みに織り交ぜ得点を挙げていくスタイルです。
エース鈴木悠仁選手は公式戦10試合に登板し8試合に完投とまさに大黒柱です。
奪三振数も多く、制球力もあり防御率も80イニング投げて1点台と安定感抜群です。
甲子園でどのような投球をするのか注目です。
具志川商(沖縄)初出場
九州大会の初戦で勝利し、優勝した福岡大大濠にも接戦を演じました。
沖縄勢では久々の21世紀枠選出です。
投手継投で勝ち上がってきており4人の右投手の継投も注目です。
その中でエースの新川俊介選手は6試合登板の2完投と甲子園でも先発が予想されます。
打線はチーム打率自体高くはないですが機動力野球で相手を翻弄します。
三島南(静岡)初出場
地区大会では県大会ベスト4止まりでしたが野球に対する熱心な取り組みが評価されて選出されました。
4番を打つ小堂湧貴選手はチーム最多の10打点を挙げる勝負強さが光ります。
投手ではエース植松麟之介選手が引っ張り4人の投手継投で勝利を呼び込みます。
全部員県内の選手で地元の声援を後押しに甲子園でもハツラツとしたプレーが見られそうです。
選抜高校野球2021北海道・東北地区出場校は?
2021年選抜高校野球北海道・東北エリアで出場する学校をご紹介します。
北海(北海道)10年ぶり13回目
北海道大会では決勝こそ1対0の接戦でしたが、そのほかはほとんど大差で破って優勝しました。
エース木村大成選手は左投げでしなやかな腕の振りから最速145キロの速球と切れ味抜群のスライダーで三振の山を気づきます。
なんと防御率は0点台前半で特に北海道大会では30イニング以上投げ0失点と圧巻の投球でした。
援護する打線も切れ目なくチーム打率3割5分を超えます。
2011年にベスト8入りしましたがそれ以上の成績が期待されます。
仙台育英(宮城)2年連続14回目
甲子園常連校で東北大会を制覇したチームです。
秋の大会は投打ともに危なげない試合運びが印象的でした。
投手陣は3投手が満遍なく登板しておりどの投手も力があるのが強みです。
打線の方でもチーム打率3割中盤で、チーム盗塁数は34個と打って走って相手投手を崩していきます。
チーム内での競争も激しく新たな冬を越えて新たな戦力も出てくるかもしれません。
東北勢初めての優勝を目指します。
柴田(宮城)初出場
春夏通じて初の甲子園を東北大会準優勝でおさめ実力で勝ち取りました。
宮城大会、東北大会ともに仙台育英の前に敗北しましたがそのほかの試合では完勝ばかりでした。
チームの大黒柱はエースの谷木亮太選手。
県大会は全部先発登板し、公式戦はほぼ一人で投げています。
球数制限のある今大会どのようにやりくりするのか監督の采配にも注目です。
打線は公式戦で3発ホームランを放った村上太生輔選手と4番の菅野結生選手、3番で5割近い打率の舟山昴我選手が引っ張ります。
選抜高校野球2021関東・東京地区出場校は?
2021年選抜高校野球関東・東京エリアで出場する学校をご紹介します。
健大高崎(群馬)2年連続5回目
毎年機動力野球で有名ですが、今回は打線の破壊力で甲子園を沸かせてくれそうです。
1試合チーム5ホーマーを記録するなど10試合で15本打ちました。
7人の選手が本塁打を記録しているのは相手投手にとっては脅威になると思います。
その強力打線の4番を打つのは小澤周平選手でチームのキャプテンも務めています。
高校通算は35発と今大会注目の打者の一人です。
投手陣も4枚そろっていて上位進出に死角はなさそうです。
常総学院(茨城)5年ぶり10回目
関東大会では打ち合いの末健大高崎に惜しくも敗れ準優勝でした。
攻撃力は高いものがあり切れ目のない打線が魅力です。
ホームランこそ0本でしたがスタメンのほとんどが3割越えの打率を残しています。
投手はエース秋本璃空選手がメインで投げています。
防御率は1点台で非常に安定感があります。
チームを指揮するのは元プロ野球選手の島田直也監督。
甲子園での初采配にも注目です。
東海大甲府(山梨)5年ぶり6回目
千葉大会を優勝し、関東大会では準々決勝で東海大相模にサヨナラで勝利し選抜を決定づけました。
奇しくも初戦で再戦が決まったので注目のカードになります。
チームのエースは若山恵斗選手で35イニング投げて与えた四死球がわずか3つと抜群の制球力を誇る左腕です。
2番手の加藤太陽選手も1点台の防御率と安定しています。
打線は5割を超える打率を残した3番木下凌佑選手と4番久井竣也選手、勝負強い5番猪ノ口絢太選手が引っ張ります。
専大松戸(千葉)初出場
千葉大会では3位でしたが関東大会で1回戦、2回戦ともに完封で勝利しベスト4入りを果たしました。
その2試合連続完封を成し遂げたのはエース深沢鳳介選手。
少し腕の下げたフォームから打たせて取る投球をします。
チーム盗塁数、犠打数ともに20以上記録し効率良く得点を挙げていきます。
中でも4番吉岡通泰選手は4割越えの打率にチームトップの13打点と打線の中心です。
東海大相模(神奈川)2年連続12回目
毎年優勝候補に挙げられる甲子園常連校です。
神奈川大会は圧倒的な強さで優勝しましたが関東大会ではサヨナラで敗れベスト8止まり。
何とか最後の枠に選ばれて2年連続出場をはたしました。
昨年夏の甲子園を経験したメンバーもいて中でもトップバッターを務める大塚瑠晏選手は攻守にレベルの高いプレーができます。
チーム犠打29が示すように着実に得点圏に走者を送り得点を積み重ねます。
投手陣も石田隼都選手がテンポのいい投球で野手にリズムを与えます。
東海大菅生(東京)6年ぶり4回目
東京大会では関東一や日大三など強豪校を倒し優勝しました。
公式戦8試合でチーム盗塁数52個を記録しとにかく積極的に走ります。
チーム打率も4割に迫る数字で上位から下位まで切れ目がありません。
左からキレのある投球をする本田峻也選手はエースとして公式戦に主戦でなげ1点台の防御率で勝利に貢献しました。
チームは夏ベスト4入りした経験がありますが選抜はまだ未勝利。
4回目の出場で初勝利を目指します。
選抜高校野球2021東海地区出場校は?
2021年選抜高校野球東海エリアで出場する学校をご紹介します。
中京大中京(愛知)2年連続32回目
優勝候補に挙げられるチームで一番最近の全国大会一昨年の明治神宮大会に優勝しています。
新チームになっても激戦区愛知を危なげなく勝ち抜き、東海大会でも優勝しました。
ドラフト上位候補と注目の畔柳亨丞選手は右の本格派投手。
公式戦では0点台の防御率にイニングを上回る奪三振数を記録しました。
打線も毎年おなじみの強力打線で得点を重ねていきます。
投打ともに全国屈指のレベルで選抜5回目の優勝を目指します。
県岐阜商(岐阜)2連続30回目
岐阜大会を接戦でも勝ち抜き優勝。
東海大会は決勝で惜しくも敗れはしましたが9回までリードしていました。
昨年夏の甲子園を経験した捕手髙木翔斗選手が攻守でチームを引っ張ります。
投手陣では野崎慎裕選手、松野匠馬選手の左右のエースが2枚看板で君臨し、どちらも1点台の防御率で安定感抜群です。
チームを指揮するのは同校OBでもある鍛治舎監督。
監督経験豊富な采配にも注目が集まります。
選抜高校野球2021北信越地区の出場校は?
2021年選抜高校野球北信越エリアで出場する学校をご紹介します。
敦賀気比(福井)5年ぶり8回目
2015年選抜優勝チームで昨年秋は5年ぶりに北信越大会を制しました。
注目は何と言ってもエースに竹松明良選手。
180㎝70キロのスラリとした体格で左からキレのあるボールを投げます。
公式戦0点台の防御率と高い奪三振率が魅力的です。
控え投手の2年生上加世田頼希選手も多くのイニング投げていて柔軟な投手起用ができそうです。
1年生の夏から甲子園を経験している4番大島正樹選手が中心の打線も隙がなく打線に厚みがあります。
上田西(長野)初出場
北信越大会決勝は大差で敗れはしましたが準決勝では星稜を接戦の末撃破し選抜初出場を勝ち取りました。
チーム打率は4割を超えスタメン6人が4割以上の打率を残しています。
番を打つ1笹原操希選手は俊足でチームトップの盗塁を記録する一方で強打としても高校通算24本放つ注目選手です。
投手陣も4人の左右バランスの取れた布陣でエース山口謙作選手を中心に継投で勝ちに導きます。
選抜高校野球2021近畿地区の出場校は?
2021年選抜高校野球近畿エリアで出場する学校をご紹介します。
智弁学園(奈良)2年連続14回目
投打ともに柱が居て非常にレベルの高いチームです。
昨年のレギュラーだった前川右京選手、山下陽輔選手が中軸を務める打線は切れ目がなく、勝負強さも兼ね備えています。
近畿大会決勝で大阪桐蔭の好投手相手に畳みかけた攻撃は圧巻でした。
投手陣も左のエース西村王雅選手と右の小畠一心選手の2枚看板がいます。
背番号10を付けていた小畠一心選手は近畿大会準決勝で1失点完投勝利を挙げる等エースに負けず劣らない投球ができるのが魅力的です。
投球制限がある今大会でも智弁学園にとっては全く問題ないでしょう。
大阪桐蔭(大阪)2年連続12回目
優勝候補筆頭で選手層、個々の能力はさすがタレント軍団です。
大阪大会ではライバル履正社に完勝するなど圧倒的な強さで制覇し、近畿大会でも猛打は健在でした。
やはり強力打線が注目です。
昨年からのレギュラーの池田陵真選手を中心に宮下隼輔選手、前田健伸選手、花田旭選手で強力な中軸を形成します。
投手陣には松浦慶斗選手、関戸康介選手のプロ注目投手陣が相手を抑え込みます。
選抜は2010年代だけで3回も優勝とまさに最強です。
経験豊富な西谷監督がどのように投手起用するのかも見逃せません。
市立和歌山(和歌山)2年ぶり7回目
世代最強投手と呼び声高い小園健太選手を中心に守り勝つ野球が信条です。
特にセンターラインは守備が固く、捕手松川虎生選手、二塁手杉本明弘選手、遊撃手河渕巧選手、中堅手平林直選手で幾度となく得点を防いでいました。
攻撃も伝統の犠打、盗塁、エンドランなど脚を絡めたきめ細かい攻めをしてきます。
近畿大会は50年ぶりにベスト4に進出し、選抜でも上位候補に挙げられています。
厳しいブロックでの強豪校相手に小園がどこまで自分の力を発揮できるのかがカギになります。
京都国際(京都)初出場
全校生徒132人中、その約3分の1が野球部に所属しています。
念願の甲子園出場に地元の期待も大きいです。
近畿大会ではしびれるような1点差ゲームを2度制し、ベスト4に進出、文句なしで選抜当確させました。
投打の中心となるのは森下瑠大選手、平野順大選手の両投手です。
二人とも登板しない日でもスタメンに出場し打線でも引っ張ります。
さらにケガの影響で昨年の秋は公式戦に出られなかった武田侑大選手が加わり選抜ではさらに打線に厚みが増すことでしょう。
神戸国際大付(兵庫)4年ぶり5回目
地元兵庫からは兵庫大会優勝校が出場します。
エース阪上翔也選手を含む4人の投手陣がチームを勝利に導きます。
どの投手も防御率1点台以下で安定感があり、その中でも阪上翔也選手はプロも注目する投手で右から最速145キロを計測します。
また打撃でも打線を引っ張り、目を離すことはできない選手です。
キャプテンで4番を務める西川侑志選手も秋の大会は15打点と勝負強さが目立ちました。
捕手としても打者としてもチームのカギを握る選手です。
天理(奈良)2年連続25回目
奈良大会では近畿大会優勝の智弁学園にも圧勝し、圧倒的な強さで優勝しました。
選抜でも甲子園の常連校らしい落ち着いた戦いが見られそうです。
エース達孝太選手は193㎝の長身から150キロ近いストレートを投げ込みます。
近畿大会の大阪桐蔭戦では打ち込まれてしましましたが冬を越えてどこまで成長したのか楽しみです。
公式戦はほぼ一人で投げているエースの投球がチームの運命を握っています。
選抜高校野球2021中国地区出場校は?
2021年選抜高校野球中国エリアで出場する学校をご紹介します。
広島新庄(広島)2年連続3回目
新チームになって昨年は練習試合を含め負けなしのチーム。
中国大会では4試合中3試合は1点差の試合を勝ち切り優勝。
投手陣を中心にバランスの取れたチームになっています。
その投手陣の中心になるのがエース花田侑樹選手。
公式戦ではほぼ一人で投げていて攻撃でも4番に君臨します。
スタメン9人中6人が左打者の打線は下位まで切れ目がありません。
まだ甲子園で上位進出がないだけに今年は期待できます。
下関国際(山口)3年ぶり2回目
山口大会、中国大会ともに準優勝しました。
特に山口大会は接戦が多く僅差のゲームをものにし勝ち上がってきました。
部員41人中30人が2年生という非常に若いチームで好成績を残しました。
機動力野球が持ち味のチーム盗塁数は28を数えどの選手も積極的に次の塁を狙います。
守備力も高く中国大会では失策2に抑えました。
エースは2年生左腕古賀康誠選手。
公式戦の防御率1点台と安定感抜群。
2番手松尾松尾勇汰選手もしっかりとした投球ができ守備から攻撃に流れを作っていきます。
鳥取城北(鳥取)2年連続3回目
中国大会は優勝した広島新庄に惜しくも敗れベスト4でしたが最後の枠に滑り込み2年連続出場を果たしました。
攻撃力が魅力のチームでどこからでも得点が狙えます。
3番を打つキャプテンの畑中未来翔選手は秋に2ホーマーを放ち打線を牽引。
5番を打つ徳山太一選手も5割近い打率と2ホーマーで勝利に貢献しました。
選抜での勝利経験がなく今年こそは悲願の1勝そして鳥取勢初優勝を目指します。
選抜高校野球2021四国地区出場校は?
2021年選抜高校野球中国エリアで出場する学校をご紹介します。
明徳義塾(高知)2年連続20回目
甲子園の常連校で今年も馬淵史郎監督の采配は見どころの一つです。
今年のチームも例年通りすべてに置いてレベルが高く隙がありません。
エースを任されている代木大和選手は公式戦ほぼ一人で投げていて驚異の0点台の防御率で高知大会、四国大会優勝の原動力になりました。
攻撃もスタメン6人が3割越えの打率と切れ目がありません。
チームは選抜ベスト4が最高。
今回狙うはもちろん優勝です。
聖カタリナ(愛媛)初出場
愛媛大会を圧倒した強さで勝ち抜き優勝。
四国大会で準優勝をおさめ見事に春夏通じて初めての甲子園をつかみ取りました。
2016年に創部し5年目です。
1番を打つ足達遥雄選手、3番高岡唯選手、4番川口翔大選手は皆4割越えの打率で打線を盛り上げます。
エース櫻井頼之介選手は決して大きな体格とは言えませんが最速145キロの速球に変化球を交え緩急で打者を抑え込みます。
明徳義塾とも決勝で終盤まで接戦を演じるなど実力がありまずは甲子園初試合初勝利を目指します。
選抜高校野球2021九州地区出場校
2021年選抜高校野球九州エリアで出場する学校をご紹介します。
大崎(長崎)初出場
春夏通じて甲子園初出場ながら長崎大会、九州大会ともに優勝しました。
特に長崎大会は対戦校を寄せ付けることなく勝利。
九州大会ではサヨナラ勝利するなど接戦をものにしての勝利と試合巧者ぶりを発揮しました。
投打ともに非常にバランスの取れたチームで私学が大半を占める今大会にあって県立高としてどこまで勝ち進むのか注目です。
エース坂本安司選手、2番手勝本晴彦選手の2枚で勝ち上がってきました。
選抜でも両投手の粘り強い投球に期待したいです。
福岡大大濠(福岡)4年ぶり5回目
強豪校ひしめく福岡地区において優勝を果たし、九州大会でも準優勝しました。
チームを引っ張るのはエースの毛利海大選手。
奪三振率が非常に高く、左腕からキレのあるボールを投げ込みます。
控え投手も2年生ながら落ち着いた投球を見せる馬場拓海選手がいてエースをしっかりバックアップします。
スタメンの半数は下級生という若いチームだけにのびのびとしたプレーが見られそうで楽しみなチームです。
明豊(大分)3年連続5回目
今大会最長の3年連続での出場です。
2019年にはベスト4まで勝ち上がりました。
監督は選手時代に智辯和歌山で活躍した川崎絢平監督がチームを指揮します。
大分大会では圧倒的な打力で圧勝し優勝しましたが、九州大会では毎試合接戦を強いられ、優勝した大崎に延長の末サヨナラで敗北してしまいました。
火が付いたら止まらない打線が売りでホームランこそ多くはないですが、黒木日向選手、東孝太郎選手、山本晃也選手を中心に繋がりのある打線で得点を積み重ねます。
宮崎商(宮崎)52年ぶり3回目
出場チームで最長のカムバック出場。
52年ぶりの登場になります。
まだ選抜で勝利がなく今回こそは念願の初勝利を目指します。
破壊力抜群の打線で宮崎大会を制覇し、九州大会でも遺憾なく発揮しベスト4入りしました。
3ホーマー4割近い渡邉龍樹選手やホームラン2本放っている西原太一選手が中心で打線を引っ張り、エース日高大空選手が投手陣の大黒柱でチームを勝利に導きます。