神奈川県三浦市長選挙が2021年6月13日告示、2021年6月20日投票の日程で行われます。
吉田英男氏は、神奈川県三浦市出身で、現在の年齢は64歳です。
吉田英男氏は、大学卒業後、横浜銀行に入行支店長まで務め、2005年に初めて三浦市長選挙に出馬します。
今まで4期務めているので、今回の三浦市長選挙も吉田氏で再選する可能性が高いですね。三浦市長選挙に出馬する吉田英男氏の経歴や評判をチェックしていきましょう。
6月21日追記
5期続けて三浦市長となりました。
吉田英男の経歴は?
吉田英男氏は1956年6月3日生まれの64歳で、神奈川県三浦市の出身です。
現在は、三浦市長を務めています。
- 1979年3月:国際商科大学(現在の東京国際大学)商学部を卒業
- 1979年4月:横浜銀行に入行。その後葉山支店長や県庁支店長を歴任
- 2005年6月:三浦市長選に初当選
- 2005年6月:三浦商工会議所顧問に就任
- 2005年8月:特定第3種漁港市長協議会副会長に就任
- 2009年4月:全国市長会水産都市協議会理事に就任
- 2009年6月:三浦市長2期目に当選
- 2013年6月:三浦市長3期目に当選
- 2016年12月:ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会実行委員会 副会長に就任
- 2017年6月:三浦市長4期目に当選
- 2017年12月:神奈川県信用保証協議会理事に就任
吉田英男氏は、1979年3月に国際商科大学(現在の東京国際大学)商学部を卒業して、同年4月に横浜銀行に入行しています。
その後は、葉山支店長や県庁支店長を歴任した後に、2005年に三浦市長選挙に立候補しています。
2005年の選挙では、現職の三浦市長であった小林一也氏を1,205票の僅差で破り、三浦市長に当選しています。
その後も、三浦市長選挙に当選し続けて、現在4期目を務めています。
2021年に任期満了を受け行われる三浦市長選挙に立候補を表明しており、現在は5期目を狙っています。
もし当選が実現すれば、歴代三浦市長の中で最多の当選となります。
吉田英男氏の父親である吉田實氏は、神奈川県議会議員を務めています。
吉田英男氏が三浦市議会議員の経験がないにも関わらず、三浦市長選挙に当選しているのは父親である吉田實氏の影響があったからかもしれません。
吉田英男の学歴
1979年3月:国際商科大学(現在の東京国際大学)商学部卒業
吉田英男氏が、卒業した高校については情報が公開されていませんが、三浦市にある高校に進学したと考えられます。
また国際商科大学(現在の国際東京大学)は埼玉県川越市にある私立大学で、偏差値は35.0〜42.5の大学です。
1986年に国際東京大学に改称し、同年には中国の山西大学と交流協定を締結しています。
卒業生には、参議院議員の山口和之氏や、声優の浪川大輔氏、サッカー選手の今野太祐氏がおりさまざまな分野で活躍しています。
吉田英男の政策は?
箇条書きでお書きいただき、説明はその下にお書きください。
吉田英男氏は、5月7日に行われた出馬での記者会見で、以下の点を表明しています。
箇条書きで、ピックアップしてみました。
- 三崎中学校跡地等城山地区の利活用
- 子育て賃貸住宅の建設
- 公共下水事業
1.三崎中学校跡地等城山地区の利活用
「急三崎中学校跡地等城山地区事業用地利活用プロジェクト」を立ち上げ、約3,15haに及ぶ土地を重要な観光資源である三崎港に近いという地の利を生かした企画・整備・運営を行える事業者の募集
2.子育て賃貸住宅の建設
南下浦市民センターの建て替えも兼ねており、子育て世帯が生活しやすい住宅と、地域の交流が生まれる市民センターの複合施設を整備・運営することにより入居者・施設利用者・地域住民のコミニュティ形成の推進
3.公共下水事業
施設の老朽化、一般会計繰入金への依存、下水道使用料収入の減少や人員不足を解消するべく、コンセッション方式(公共側が対象施設の所有権を有したまま、対象施設の運営権を民間事業者に譲渡し長期間運営を委ねる方式)の導入
吉田英男の実績は?
2009年に「三浦市緊急緊縮財政宣言」(脱イエローカード)を発表し、行政改革などを推し進めています。
また、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が及ぼす水産業への影響を懸念して参加反対を求める内閣総理大臣宛の要望書を提出しています。
2020年10月15日に「パートナーシップ宣誓制度」を導入しています。
これは性的少数者(LGBTなど)同性カップルが婚姻と同等の扱いを受けることができるもので、2021年1月1日に導入されています。
最近同性カップルに対するパートナーシップ宣誓を定める地方自治体が増えてきています。
時代に合わせた柔軟な制度の導入ではないでしょうか。
また、自身のユーチューブチャンネルで市政報告として動画を公開しています。
いくつかをピックアップしてみました。
1.二町谷埋立地への誘致
二町谷埋立地をプレジャーボートの輸入販売を手がける株式会社安田造船に、267,000,000円での売却。
ホテルや商業施設などの建設が予定されており、愛知県名古屋市に本社を置き、医療品事業やホテル事業を展開する「興和株式会社」との合併会社を作り、事業計画の策定を進める。
2.三浦市三崎沿岸卸売市場の改修
マグロ卸売場を高度衛生管理型の新しい市場としての整備
3.三浦縦貫道路2期区間の開通
三浦縦貫道路を延伸することにより、西海岸線道路との連結を行う
吉田英男の評判は?
吉田英男氏は、市長はじめとする特別職や市議会議員の報酬引き上げを行いましたが、この採決には批判の声が上がっているようです。
また、吉田英男氏は三浦市のホームページで「三浦市に来ても楽しめるとこはない」と表現を非難する声も一部上がっていることも事実です。
吉田英男が再選する確率は?
これまで、吉田英男氏が立候補してきた三浦市長選挙の結果は、以下の通りです。
<2005年6月三浦市長選挙>
吉田英男 12,149票
小林一也 10,944票
<2009年6月三浦市長選挙>
立候補がないため吉田英男氏の無投票再選
<2013年6月三浦市長選挙>
立候補がないため吉田英男氏の無投票再選
<2017年6月三浦市長選挙>
吉田英男 8,571票
飯田俊行 6,262票
差としては、2,309票と接戦の選挙だったようです。
現時点において、他に立候補の届出はありませんので、無投票再選の可能性もあります。
前回の2017年に行われた三浦市長選挙では、自民党や連合神奈川、現職の神奈川県議会議員や三浦市議会議員8名が出陣式に駆けつけています。
もし他に立候補する候補者がいたとしても、組織力は吉田英男氏が大きくなると予想されますので、吉田英男氏の再選の可能性は高いのではないでしょうか。
ただ、市が打ち出している小学校の統廃合計画に反対する市民が立候補を検討しているとの情報もあり、無投票再選かと思われていた三浦市長選挙も対立候補がいる選挙戦になるかもしれません。
吉田英男の妻や子どもは?
吉田英男氏の妻や子どもの情報は公開されておりませんが、分かり次第追記いたします。
ただ、出陣式の写真や当選確定後の万歳の場面に、吉田英男氏の隣に妻と思われる女性が立っていることから結婚はしているようです。
まとめ
- 吉田英男氏の学歴は、1979年3月国際商科大学(現在の東京国際大学)商学部を卒業
- 吉田英男氏の経歴は、1979年4月横浜銀行に入行。その後葉山支店長や県庁支店長を歴任
- その後、2005年6月三浦市長選に初当選、2009年6月2期目、2013年6月3期目、2017年6月4期目に当選している