2021年9月12日は、三重県知事選挙の投票日です。
三重県知事への立候補をした岡野恵実氏は、1952年生まれの三重県大台町出身の政治家です。
高校・専門学校卒業後は、三重県の伊勢市・津市の看護師、保健師として活躍されていました。
1983年からは政治家として活躍されており、津市議会議員、三重県会議員をそれぞれ歴任されています。
現在は日本共産党三重県委員会の副委員長を務めています。
2021年9月の三重県知事選挙に出馬表明した岡野恵美候補の経歴や政策をチェックしていきましょう。
2021年9月13日追記
- 一見勝之(無所属・新)39万1,767票 当選
- 岡野恵美(無所属・新)9万6,317票
- 石川剛(無所属・現)5万9,571票
岡野恵美の経歴は?
- 山田赤十字病院 看護師
- 津医療生協 保健師
- 津市会議員
- 三重県議会議員
学校卒業後のキャリアは、伊勢市にある山田赤十字病院の看護師として始められています。
その後の津市の医療生活協同組合の保健師をしていた二十代の頃には、訪問介護などの経験を通して、社会的弱者の声を届ける政治家として、原点とも言える体験を得ていたとインタビューで語っています。
1983年から政治家として活動を始め、津市議を4期16年間、2015年から三重県議を1期4年務めたご経験があります。
また、当選が叶わなかったものの衆議院議員選挙や津市長選挙にも立候補したご経験があります。
2011年には三重県知事選に立候補も経験しており、今回の知事選は2度目の挑戦です。
現在、岡野恵美氏は日本共産党三重県委員会副委員長、津生活と健康を守る会会長を務めています。
岡野恵美の学歴
- 三重県立松坂高等学校 卒業
- 山田赤十字病院付属高等看護学校 卒業
- 三重県立公衆衛生学院保健婦学科 卒業
岡野恵美氏は三重県大台町のご出身ですが、高校では隣接する松坂市の松坂高等学校を卒業されています。
松坂高校は創立111年目にあたる伝統校で、自由な校風として知られています。
今でも地域住民からは前身の「飯南郡立飯南女学校」の略称である南校と呼ばれているようです。
三重県下の公立高校では成績優秀な高校として知られており、主な卒業生に田村憲久厚生労働大臣がいます。
高校卒業後は、三重県伊勢市にあった赤十字社が運営する看護専門学校に通っています。
1901年に設立した専門学校でしたが、2006年の日本赤十字社の看護基礎教育機関の再編成計画に伴い、閉校しています。
また、三重県立公衆衛生学院は三重県立の専修学校です。
しかし、現在は歯科衛生学科の単科を残すのみとなっています。
岡野氏の小中学校の通学されていた学歴に関する公開情報はありませんでした。
高校や専門学校まで近隣の学校に通われていたことから、近隣の学校に通っていた可能性が高いと予想されます。
岡野恵美の政策や公約は?
岡野恵美氏の公式サイトやブログには、政策の詳細は発表されていません。
ここでは、三重知事選挙用に作成された岡野恵美氏の個人ビラに記載された政策をご紹介します。
【岡野恵美の政策・公約】
県政を「暮らし第一」にきりかえ実現ただちに取り組む6つの重点政策
- コロナ対策
- 医療
- 若者
- 交通
- 子育て
- 防災
4つのチェンジで、県民に優しい県政をすすめます
- いのちと暮らしを守る県政に
- 生活交通の重視を
- 防災、復興、被災者支援の充実を
- 県民が主人公の県政に
6つの重点政策を詳しく見ていきましょう。
国体を中し、コロナ対策の抜本的強化を進めます。
PCRの社会的検査を積極的にすすめ、ワクチンを早急に打てる体制を確立します
新型コロナで打撃を受けた事業者や生活困窮者への支援強化
子どもの医療費 中学校卒業まで所得制限なく無料に
障がい者・ひとり親家庭の医療費も窓口無料を実施します。
高すぎる国民健康保険料(税)を1万円引き下げます
最低賃金を直ちに1,000円以上に、1,500円を目指します
その実現のために、中小企業、零細企業への補助制度を
生理の貧困対策は、全ての学校などで生理用品の無料配布を
リニア中央新幹線推進より子ども、障がい者、お年寄りなど誰もが安心して乗れる
生活交通を整備するため市町への補助制度を
大学生への県独自の給付制奨学金の創設
保育園の待機児童ゼロへ 認可保育園の増設
学校給食の拡充と無償化
地震・津波災害、風水害対策の充実
住宅再建の補助金の適用範囲を広げ、最低500万円に増額します。
さらに、岡野恵美氏が自ら代表を務める「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」で公表されている政策では、上にまとめた政策の詳細を確認することができます。
<やさしい会の政策>
三重県知事選挙の意義を考えよう!
◎4つのチェンジで安心・安全の三重県政に!!
◎予算の使いみちを変え、県民のいのちと暮らしによりそう基本政策
- 不要不急の大型公共事業を見直します。
- 企業会計・入札制度を見直します。
- 大企業・富裕層待遇の見直し、適切な課税を実施します。
- 採算性がなく環境破壊のリニア新幹線の建設に反対します。
- 財政調整基金(100億円)は県民の暮らし優先で使用します。
- 知事の退職金(4年間で4000万円)を廃止します。
◎いのち・暮らし守り、ただちに取り組む6つの重点政策
特筆すべきは、最低賃金を時給1,000円以上とし、1,500円を目指す政策を打ち出しています。
それに伴い、中小企業や零細企業への補助制度を設けることや公的機関での非正規雇用の正規化の改善を進めるなど、現在の自公政権による「小さな政府」路線から「大きな政府」路線への転換が見られます。
一方、不要不急の大型公共事業の見直しを言及しているので、財政出動には慎重な姿勢をとっています。
岡野恵美の評判は?
岡野恵美氏の評判をチェックしてみましたが、共産党支持者以外からの評判については、ほとんど確認できませんでした。
現職の鈴木知事への批判コメントや有力な対立候補の一見勝之氏への批判的なコメントが目立つものの、岡野恵美氏向けの個別なコメントは少ないです。
同時に、岡田恵美氏に対するマイナスイメージがありません。
政治への無関心層からの票を政策で、どれだけカバーできるかで、岡野氏の評判が変わるような気がします。
岡野恵美が当選する確率は?
岡野恵美氏が当選する確率は低いと見られています。
なぜなら、対立候補の一見勝之氏は自民・公明・立憲・国民などの与野党からの推薦を受けており、この選挙は一見氏の一強と見られています。
ただし、与野党あいのりでの推薦であるため懐疑的に見ている有権者も多いようです。
どちらも指示しない浮動票を岡野氏がどれだけ獲得できるかが、選挙戦の鍵となりそうです。
ご紹介した口コミの他にも、白票や棄権といった書き込みも見られました。
有権者の意見としては、どの候補者に入れるか、悩まれているような口コミを散見します。
ちなみに余談ですが、岡野恵美氏を反対から読むと「みえのかお(三重の顔)」となり、少し話題になっているようです。
岡野恵美の家族構成は?
岡野恵美氏の夫や子どもに関する情報は、ほとんど見られませんでした。
2018年の公式ブログのエントリーで、夫のことについて述べられており、ご結婚をされていることは確認できました。
お子さんが、いらっしゃるかどうかについては確認できませんでした。
まとめ
- 三重県知事選挙に出馬表明している岡野恵美氏は津市議会議員として4期16年務めている
- 岡野恵美氏は三重県議会議員を1期4年務めている
- 岡野恵美氏は2011年にも三重県知事選挙に立候補している
- 岡野恵美氏は2021年の三重県知事選挙は2回目の立候補