大阪府泉大津市の市長選挙が12月6日告示12月13日投票の日程で行われます。
南出賢一氏は、大阪府泉大津市生まれで2007年、泉大津市議会議員選挙に立候補し初当選以来3選を果たし、2016年には泉大津市長選挙に立候補し初当選という華麗なる政治家としての経歴を築かれています。
そして、2020年大阪府泉大津市選挙に再選を表明しています。
南出賢一氏の経歴や学歴、家族について調べてみました。
南出賢一の経歴は？
- 南出賢一氏は1979年12月20日、大阪府泉大津市生まれの現在40歳
- 大学卒業後の2002年に株式会社ニチロ（現・株式会社マルハニチロ）に入社
- ニチロ退職後、2005年9月に有限会社南出製粉所に入社
- 2007年4月、泉大津市議会議員選挙に立候補し初当選、3期務める
- 2016年12月、泉大津市長選挙に立候補し初当選を果たす
- 2020年9月、同年12月に任期満了となる泉大津市長選挙に再選を目指して立候補することを表明
南出賢一氏は1979年12月20日生まれ、大阪府泉大津市出身の現在40歳です。
2002年4月、ニチロ（現在のマルハニチロ）に入社し営業・本社商品開発の仕事に携わりました。
南出賢一氏は2004年4月に同社を退社し、2005年9月に家業である有限会社南出製粉所に入社し、取締役に就任しています。
南出製粉所では、原料メーカーからの脱却を目指し新規事業を立上げ日夜研究開発に取り組み「玄米お好み焼粉」の開発や「乾燥餅」の企画・共同開発に取り組み、メディアにも取り上げられました。
南出賢一氏は2007年4月に執行された泉大津市議会議員選挙に立候補し初当選を果たしました。
2,561票の得票を得てトップ当選を果たしています。
2011年4月の泉大津市議会議員選挙に再選を目指して立候補し再選を果たしています。
2,875票を獲得し、この時もトップでの再選でした。
南出賢一氏は2013年5月に泉大津市議会の第59代副議長就任しています。
その間、龍馬プロジェクト全国会の国民啓発委員長を務めています。
2015年4月に行われた泉大津市議会議員選挙では無投票で3選を果たしました。
18日20時、投票箱が閉まる瞬間、最後の最後まで支援の輪を広げて頂きますよう、よろしくお願い申し上げます！#泉大津市長選挙 #泉大津 #市長選 #南出賢一 #南出けんいち pic.twitter.com/CnRlex2NRw
— 南出賢一 ／大阪府泉大津市長 (@minakenbo) December 17, 2016
南出賢一氏は2016年12月に執行された泉大津市長選挙に立候補し、現職市長だった伊藤晴彦氏との一騎打ちを制し初当選を果たしています。
この時は13,575票の得票を得ています。
南出賢一氏は2020年9月、同年12月に執行される泉大津市長選挙へ再選を目指して立候補することを表明しました。
南出賢一の学歴は？
- 泉大津市立上條小学校卒業
- 泉大津市立小津中学校卒業
- 浪速高等学校卒業
- 2002年3月、関西学院大学商学部卒業
南出賢一氏は地元泉大津市の小中学校を経て浪速高等学校に進んでいます。
浪速高等学校は1923年に旧制浪速中学校として、神社本庁指定の神職養成機関の財団法人大阪國學院によって設立されました。
神道を教育の根幹に置く学校であり、「浄（きよき）・明（あかき）・正（ただしき）・直（なおき）」が校訓となっています。
南出賢一氏はボクシングをするために浪速高校へ進学しました。
浪速高等学校ボクシング部は赤井英和氏や和泉修氏らを輩出した名門ボクシング部で、南出賢一氏は大阪府代表選手として国体に出場し全国ベスト8の成績をおさめています。
南出賢一氏は高校卒業後、関西学院大学商学部に進みました。
関西学院大学は1889年に創立された私立大学で、関西地域のみならず全国でもよく知られている大学です。
南出賢一氏は経営組織論を専攻しました。
また、ボクシング部では主将として約35人のチームを率いていました。
南出賢一氏は個人で近畿大会を制覇をし、全日本選手権でベスト8に輝いています。
ボクシングで高校時代、大学時代共に全国大会に出場しているというのはすごいですね。
かなりのスポーツマンと言えるでしょう。
ボクシングはストイックな競技ですから、体力面はもちろんですが精神面も鍛えられたと思います。
南出賢一の年収は？
泉大津市のホームページによると、南出賢一氏の2019年年度の所得は「政治倫理の確立のための泉大津市長の資産等の公開に関する条例」に基づき公開されており、その所得等報告書によると、給与所得が12,764,796円（給与・賞与）となっています。
ちなみに前年2018年度の所得等報告書によると、給与所得が12,758,296円（給与・賞与）、雑所得が14,478円（講演料）となっています。
税込年収が約1,270万円という金額について、高いか安いかは考え方次第ではありますが、市長は特別公務員という立場で、決まった休日や勤務時間がなく365日24時間常に公職として働かなくてはならない激務ですので、筆者の個人的な感覚としては決して高いとは思えません。
南出賢一の評判は？
南出賢一氏の評判についてインターネット上の声を見てみると、市長として様々な政策を打ち出しているので賛否はかなり分かれている印象です。
賛成する方からは評価の声が上がっている反面、そうでない方からは厳しい声も聞かれます。
良くも悪くも毀誉褒貶は多いという印象です。
南出賢一大阪泉大津市長として2期目の政策や公約は？
南出賢一氏は公約として以下の7つの項目を挙げています。
- 力を合わせて市民の笑顔があふれるまちづくり
- 学びあうひとづくり 彩りあるまちづくり
- 誰もがすこやかにいきいきと暮らせるまちづくり
- 安全で心やすらぐまちづくり
- コンパクトで居心地のよいまちづくり
- 誇れる・選ばれる・集えるまちづくり
- 健全な行財政と都市経営に基づく市民サービス
01.力を合わせて市民の笑顔が溢れるまちづくりについては、原体験型グローバル人財育成事業、友好都市との人財交流、日本語学校との国際交流を通じて、「グローバル社会への対応整備」を実現するとしています。
02.学びあう人づくり彩りあるまちづくりとしては、体育館のエアコン設置、学習アプリ提供、新図書館移転、ビジョントレーニングの推進、スポーツ奨励金制度等の「学ぶ環境整備」を実現するとしています。
03.誰もが健やかにいきいきと暮らせるまちづくりについては、健康寿命延伸を目指す「あしゆびプロジェクト」の推進、「子ども家庭総合支援拠点」の新設など「すこやかに暮らせるまちづくり」を実現するとしています。
04.安全で心やすらぐまちづくりとして、今までの常識が通用しない自然災害に対応するために、これまで以上に自助・共助・公助が連携し、地域ぐるみで防災力の向上を図っていくとしています。
05.コンパクトで居心地の良いまちづくりについては、ゴミ拾いアプリの開発などによる環境問題に対する市民の問題意識の醸成や、公園整備事業の推進で官民連携、市民共創による人口減少を踏まえた持続可能なまちづくりに取り組むとしています。
06.誇れる・選ばれる・集えるまちづくりとして、経済のグローバル化、国内需要不足という時代の変化に適応するため、フェスやドラマの誘致による街の魅力の再発見や、あしゆびダンスによる健康促進で、街の価値の創出に努めるとしています。
07.健全な行財政と都市経営に基づく市民サービスについては、限られた資源、人材の中で効率的な市民サービスを充実していくために、気軽に行政と接することができる「バーチャル市役所総合案内」を本格導入するとしています。
南出賢一氏は現状取り組んでいる市政の内容として、泉大津市立病院については、財政的な課題を克服するとともに、いざという時に市民の命を守れる医療を実現するため、官民連携した地域医療の連携体制の整備を推進していくと述べています。
市民会館跡地については、負債を抱えて活用されてこなかった現状から、市民参加型で公園の基本設計実施設計作業が開始されたとし、豊かな芝生と森の空間の中で、市民の皆さんが集い、楽しみ、憩える空間づくりを創造するとしています。
2021年7月のオープンを目指して、泉大津駅前商業施設で、新図書館の整備工事を始めています。
また泉大津市では、まちや市民が抱える課題解決や、新たなまちづくりを進めるために、官民連携、市民共創による取り組みや実証実験を数多く進めており、南出賢一氏はさらに様々な取り組みを進めるとしています。
南出賢一氏の泉大津市長としての実績として、財政の健全化を着実に進めたとして、一般会計、全会計トータルの実質収支は黒字を堅持し、実質公債費比率を下げるとともに地方債残高も減少させています。
ふるさと納税額も約3倍以上になり、基金は約36億円から69億円に増加しています。
また公共施設での電気料金は年間約3千万円削減を実現したとしています。
南出賢一氏は公園整備マスタープランを策定し、公園の整備を大きく推進したり、南海電鉄と連携して2020年5月に泉大津駅高架下広場「MONTOPARK」をオープンさせて、様々なイベントで活用されていることを実績として上げています。
【南海本線泉大津駅高架下に「モントパーク」がオープンしました】
本来なら3月20日オープンをし、官民連携してオープニングイベントを計画していましたが、コロナの影響で静かにオープンする形となりました。 pic.twitter.com/S9pCmOeb18
— 南出賢一 ／大阪府泉大津市長 (@minakenbo) April 1, 2020
また認定こども園の人工芝生化、中学校給食の実現、一人1台タブレットやオンライン学習環境整備、子ども医療費助成を中学3年生まで拡充、コロナ禍における高齢者のインフルエンザワクチン接種の無料化など、子育て世代から高齢者まで市民の健康や暮らしを守るための施策を進めてきたとしています。
南出賢一氏は市議会議員を約10年務めた後に市長になっていますので、市政で取り組むべきことを良く把握して施策を進めてきた印象を受けます。
政策のひとつひとつが地に足が付いている感じですね。
南出賢一が当選する確率は？
南出賢一氏は現職市長として立候補しますし、市議会議員としてもトップ当選の経験もあるなど、知名度はかなり高いと言えるでしょうから、当選する確率は高いと言えるでしょう。
対立候補が批判票をどう集めるか、また知名度をどう上げてくるかにかかっていると思います。
南出賢一の家族は？
南出賢一氏の家族についてはご本人のホームページによると奥さんと2人の娘さんがいます。
南出賢一氏は40歳ですからお子さんは小学生か中学生、もしかしたら就学前かもしれませんね。
南出賢一氏は子育て世代と言えますので、政策にも活かされてくるかもしれませんね。
まとめ
- 南出賢一氏は地元泉大津市氏生まれの40歳
- 南出賢一氏は、地元の小中学校から浪速高等学校を経て関西学院大学商学部を卒業
- 南出賢一氏は、民間企業勤務を経て、市議会議員を3期務め副議長も務める
- 南出賢一氏は、2016年12月に泉大津市長選挙に立候補し初当選を果たし、今回行われる泉大津市長選挙に再選を目指して立候補を表明
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