菅田将暉さん、有村架純さん主演の映画『花束みたいな恋をした』が大ヒット公開中です。
リアルな恋愛模様が描かれていて「涙が止まらない」「マスク付けながら映画見るのつらい」などと話題になっているのですが、”カップルで観に行くと別れてしまうのでは”という声も上がっています。
恋愛映画でハッピーエンドで終わる内容であればカップルで見に行っても良さそうですが、どうやらそうでもないのかなというところです。
実際、どういう点が映画『花束みたいな恋をした』をカップルで別れると言われているのか理由を調べてみました。
ネタバレありなので、映画を見る前に知りたくない方は読まないでください!
花束みたいな恋をしたカップルで見ると別れる説の理由は?
花束みたいな恋をしたは恋愛をリアルに描きすぎていて、付き合い始めのカップルには深すぎる説
映画のタイトルが「花束みたいな恋をした」と過去形になっていることから、物語の最後には2人が別れてしまうということがすでに明らかですね。
また、映画のあらすじにも、「終電を逃し、偶然出会った2人が、その夜をきっかけに始まる奇跡のような人生最高の5年間の恋を映し出す」とあり、2人の恋愛が5年間で終わってしまうことが暗示されています。
実際、映画を観終わった人たちの感想をチェックしてみました。
麦くん(演:菅田将暉さん)が変わっていく姿がもう見てられなくて、彼氏と重ねたら涙が止まらなくなった……
3年以上付き合って毎日楽しくて同棲もして猫を飼ったりなんかして、相手の事は好きだけど、でも最近ずっと別れる事ばかり考えてしまう人に観て欲しい。
カップルで観に行くと、微妙な感じの雰囲気になってしまったという声が多数見られました。
こんなところから、「花束みたいな恋をした」をカップルで観に行くと別れてしまうのではというように言われています。
今回の映画花束みたいな恋をしたの脚本は、坂元裕二さんです。
坂元裕二さんといえば、東京ラブストーリー、Mother、最高の離婚、Woman、いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう、カルテット、anoneなど、数々の名作を生み出してきたヒットメーカーです。
ただ、いずれの作品も単純なハッピーエンドものではなく、深い余韻を残す作品ばかりです。
坂元裕二さんが今回の映画のために書き下ろしたオリジナルストーリーで、ご本人の気合の入り方もいつも以上のものだといいます。
作品が深すぎるので、カップルで観に行くと、観終わった後のコメントに困ってしまうということもあるかもしれません。
特に、付き合ったばかりの2人で観に行くのはおすすめできないかもしれませんね。
逆にそうならないために、2人でどうしていくのがいいか?と付き合った当初から話し合うきっかけになる映画とも言えます。
花束みたいな恋をしたカップルのネタバレ
花束みたいな恋をしたのストーリーのネタバレを紹介していきながら、この作品の魅力をご紹介します。
- 2人が別れる理由はささいなすれ違い。
- 告白したファミレスでの別れ話。
- ラストはそれぞれの道を歩んでいく。
それぞれ解説していきます。
ネタバレ「2人が別れる理由はささいなすれ違い」
主人公の2人は大学三年生のときに出会い、大学卒業後はフリーターとなって同棲をはじめます。
できるだけ安定した生活を送るために、2人は就職活動をしながら、それでも幸せな同棲生活を送ります。
2人の目標は現状維持。
2人の時間を大切にしながら暮らしていきます。
光熱費をできるだけ節約するためいっしょにお風呂に入ったり、一冊の漫画をベッドの上でいっしょに読んだり…。
若いカップルのあるあるがいたるところにちりばめられていて、このあたりが、この映画がリアルであると評される理由になっています。
ただ、麦(演:菅田将暉さん)の就職が決まったことから2人の間に微妙なすれ違いが生まれるようになります。
2人の生活を守るために懸命に働く麦。
2人でできるだけいっしょにいたいと思う絹(演:有村架純さん)。
この小さなすれ違いの積み重ねが、最終的に2人が別れる理由になっていきます。
映画を観ているとわかりますが、2人ともどちらが悪いということはありません。
大きな事件が起こるわけでもなく、どちらかがどちらかのことを嫌いになってしまうということもありません。
それでも、2人は別れるという選択をすることになるのでした。
ネタバレ「告白したファミレスでの別れ話」
出会いから4年がたった冬。友達の結婚式に参加し、それぞれ分かれる決心をした2人は、告白をして付き合い始めた思い出のファミレスで別れ話を始めます。
別れた後のことを淡々と話す絹に対して、やっぱり別れたくないという麦。
それでもやはり、2人は別れを決心してファミレスを出て、最後のハグをして別れます。
ネタバレ「ラストはそれぞれの道を歩んでいく」
2020年、2人はそれぞれ新しい恋人を連れてたまたま同じカフェに居合わせます。
互いに気づいてはいるものの、言葉を交わすことはありません。
カフェから出た2人は、それぞれ違う道を歩いていくのでした。
その後、麦は、絹といっしょによく行っていたパン屋が気になり、Googleストリートビューを見ていました。
すると、多摩川沿いを歩いている自分と絹の姿を発見します。
それは、2人が最も輝いていた瞬間でした。
花束みたいな恋をしたカップルで見てもいい人の意見は?
花束みたいな恋をしたは、カップルで観ると別れる説が言われていますが、逆にカップルでぜひ観にいって欲しいカップルがいます。
それはこんなカップルです。
- 将来を真剣に考えたいカップル
- 相手と考えを共有したいカップル
実際に映画を観た方の中からカップルで観た方がいいよという方はこんな方です。
特に、就活生や人事、人生の選択に迷っている方にオススメです。
最近の20代前後の若者のリアルが伝わると思います。
ちょっとやそっとのことでは2人の仲が悪くなったりしない、もう結婚を考えているカップルや考え方を理解し合えているカップルには、大事なものを再確認させてくれる名作といえます。
まとめ
- 花束みたいな恋をしたは若いカップルの姿をリアルに描いている。
最終的に主人公の2人は別れてしまうため、カップルでは観に行かない方がいいという声も。 - 花束みたいな恋をしたで主人公の2人が別れてしまうのは、2人の時間を大事にしたいと思う絹と2人の生活のために仕事に励もうとする麦の小さなすれ違いが重なったため。
- 2人の将来を真剣に考えているカップルや価値観が本当に同じかどうかを確かめたいカップルであれば、いっしょに観に行っても別れる心配はない模様。
- 花束みたいな恋をしたは、若いカップルのあるあるがいたるところに詰め込まれていて、自分の体験や過去を投影して観ることができる名作。
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