浦安市長選挙が2021年3月14日告示、2021年3月21日投票の日程で行われます。
松崎秀樹氏は、東京都世田谷区出身で、現在の年齢は71歳です。
松崎秀樹氏は、1991年4月に千葉県議会議員に初当選、その後1998年11月浦安市長選に初当選します。
しかし、2017年3月に千葉県知事選に出馬するも落選してしまいます。
その4年後の今年、浦安市長選挙に臨みます。
浦安市長として返り咲くことができるのか、松崎秀樹氏の評判や実績を振り返りながらプロフィールを紹介します。
松崎秀樹の経歴は?
松崎秀樹氏は、東京都世田谷区出身で、1950年1月24日生まれの71歳です。
現在は、認可保育所さくら保育園理事長を務めています。
- 1974年:明治大学商学部を卒業
- 1990年:衆議院議員・衛藤晟一代議士の公設秘書を務める
- 1991年4月:千葉県議会議員に初当選
- 1998年11月:浦安市長選に初当選
- 2006年3月:明治大学公共政策大学院・ガバナンス研究科修士課程修了
- 2017年3月:千葉県知事選に出馬するも落選
松崎秀樹氏は大学を卒業後、大手の建設会社に就職しています。
営業志望で入社しましたが、経理部門に回され大変な4年間を過ごしたそうです。
その後、重機リースの会社に転職しましたが、その会社の脱税が発覚しました。
その社内捜索のために来ていた検察官に興味を持ち、弁護士を目指し、司法試験を受ける決意をしたそうです。
しかし、勉強中に先輩からの紹介で、政治も法律も学ぶことができる、議員の第一秘書の仕事を紹介されました。これが松崎秀樹氏の政治の世界に入るきっかけとなりました。
その後、小坂徳三郎事務所に入り公設秘書をされています。
衆議院議員・衛藤晟一代議士の公設秘書も務め、1991年に千葉県議会議員に初当選しています。
1997年、松崎秀樹氏が県議の2期目のときに、任期途中で辞職し、浦安市長選挙に出馬しました。
結果は、現職の熊川好生市長に敗れ落選しましたが、翌年熊川氏が体調不良を理由に辞職したため、それに伴い行われた浦安市長選で当選しました。
その後、1998年~2016年まで5期18年間市長を務めています。
2016年には、森田健作千葉県知事を「市長村に寄り添わない」と批判し、翌年の千葉県知事選へ出馬する意向を表明しました。
2017年2月に辞職し、3月に行われた千葉県知事選挙に出馬していますが、現職の森田健作知事に大差で敗れ落選しました。
松崎秀樹の学歴は?
松崎秀樹氏は明治大学商学部を卒業しています。
市長に就任してから、在職中に明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に入り、修了しています。
- 板橋区立板橋第六小学校を卒業
- 町田市立町田第一中学校を卒業
- 日本学園高等学校を卒業
- 明治大学商学部を卒業
高校生時代は生徒会長をされており、学生運動が盛んだったこともあって、日教組の教員と喧嘩したそうです。
大学進学後は、大学の授業が受けられないこともあり、武道ばかりしていた学生生活でした。
この時期に勉強していないことに負い目を感じ、浦安市長になってから、明治大学大学院公共政策ガバナンス科を修了したそうです。
松崎秀樹の政策や公約は?
松崎秀樹氏は、今回の浦安市長選挙の出馬に当たって、現在の浦安市を「劣化」が進んでいると指摘しています。
その理由として、日本のトップレベルの財政力を誇っていた財政状況の悪化をあげています。
それにより、子育て支援や障害者福祉が切り捨てられているとも指摘しています。
また、攻めのコロナ対策を行うとしています。
- 「浦安保健所」の設置
現在浦安市は市川保健所の管轄であり、市単独の保健所の必要性を訴えています。 - 少子化対策のための「ネウボラ制度」の復活
フィンランド語で「助言の場」という意味で1人の保健師が継続して支援するものです。
浦安市は松崎秀樹氏の市長時代に全国に先駆けて行っていました。 - 健康寿命の延伸
ポイントが貯まるアプリを使ったウォーキングの実施や、リタイヤされた方の知識や経験を生かす場を提供します。 - 5Gのスマートシティの実現
ストレスのないリモートワーク環境を提供します。 - 「移動販売車」の助成
キッチンカーや移動販売車に対する制作費の助成をし、飲食事業者と小売事業者を支えます。またこの移動販売は「買い物困難者対策」にもつながります。
松崎秀樹の評判は?
松崎秀樹氏が浦安市長に在職中に、東日本大震災が発生し、その直後に行われる予定だった統一地方選挙を、施設の被災で投開票所の安全性が確保できないことなどを理由として延期することを発表しています。
これは異例の事態であり、千葉県選管は予定通り実施するとしてスムーズに要望が通らない事態でしたが、市民の安全、市の復旧を最優先に考えた決断であると評価する声もありました。
災害対応には熱心な面を持ち、震災時の森田健作知事の対応を批判しています。
県知事への出馬も現職知事の対応に、危機感を持ったことも出馬した理由の一つでした。
そのため、台風15号があったときの対応が非難されたときには、松崎秀樹氏が知事に当選していたらという声も出ました。
しかし、東日本大震災による被害で、地盤が液状化し1m以上も地上に突き出したマンホールを、震災遺構のモニュメントとして保存することを決めています。
これに対しては、市民から反対の声が上がり、3千人規模の署名運動も行われました。
3度にわたる請願の提出も採択されず、震災の2年後には完成されました。
松崎秀樹氏は過去の発言に関して非難する声が上がったことがあります。
成人式の祝辞で、「出産適齢期は18歳から26歳を指すそうだ」と発言し若いうちに子どもを産むよう促す旨の発言をしています。
この発言に対して批判や問題視する声がありました。
また、松崎秀樹氏の市長時代に、新浦安にオープンさせた音楽ホールに関連した土地取引が、不等価交換であったことが、浦安市議会でたびたび議論されています。
この音楽ホールの運営費は、浦安市が30年間にわたって負担し、年間4億円あまりのお金が市から払われることになります。
のちに、検証委員会も設置されましたが、維持されていく方向となっています。
松崎秀樹が浦安市長だったときの功績は?
日本の地方自治体で初めて、出産前後や病気等で育児ができない保護者をサポートするエンゼルヘルパーを導入するなど、子育て支援に全国でも早いうちから取り組み、浦安市を現在まで続いている「子育てしやすい街」にする礎を築いています。
また、松崎秀樹氏の功績に関して、よく取り上げられるのが、ディズニー成人式を始めたことです。
近年の成人式のニュースでは、必ず浦安市の様子が取り上げられるようになり、浦安市を盛り上げるのに、一役買っています。
これを目的に、浦安市に移住する若い家族もいるそうです。
松崎秀樹が当選する確率は?
4年前に出馬した千葉県知事選では、このような結果になっています。
- 森田健作 1,094,291票
- 松崎秀樹 347,194票
- 角谷信一 132,532票
- 竹浪永和 16,072票
落選はしましたが、次点についており、3位の候補者とは倍以上の差があります。
この結果には、松崎秀樹氏の18年間にわたる浦安市市長として実績があったと思われます。
今回の浦安市長選については、対立候補の内田悦嗣氏が現職であることから、現職対前職という構図に注目が集まっています。
前回の市長選では、松崎秀樹氏が推薦した候補が内田悦嗣氏に敗れていますから、今回は初の直接対決となり、負けられない立場に置かれているのではないでしょうか。
今回の選挙について、松崎秀樹氏が選挙に出馬することにより、選挙の争点が音楽ホールの問題となってしまうことを懸念する声もあがっています。
一部の民間業者が大金をもらう癒着のような関係性は、18年もの長い間市長を務めたことによる弊害だったと思われている部分もあり、松崎秀樹氏がクリーンさをどのくらいアピールできるかも鍵となってきそうです。
松崎秀樹氏が現職の浦安市長だったときは、自民、公明、みんなの党の推薦を受けての当選でした。
今回は内田悦嗣氏が推薦されていますが、松崎秀樹氏はどのような選挙戦をしていくのでしょうか。
松崎秀樹の妻や娘はどんな人?
松崎秀樹氏のご家族は、奥様、長男、長女、犬2匹、猫3匹です。
奥様は、明治の短大生で、大学時代に知り合ったそうです。
弁護士を志したときには、すでに結婚しており、お子様も1人生まれていながらの浪人生活だったそうです。
まとめ
- 松崎秀樹氏は1950年生まれの71歳です。
- 松崎秀樹氏は1991年に千葉県議に当選しています。
- 松崎秀樹氏は1998年に浦安市長に当選し、市長を5期18年間務めています。
- 松崎秀樹氏は2017年に千葉県知事に出馬しましたが落選しています。