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半沢直樹2東京セントラル証券のモデルは?原作ネタバレ!

やっとスタートした半沢直樹2ですが、主人公の半沢の出向先・東京セントラル証券のモデルがどこなのかが話題になっています。

半沢直樹2の原作のネタバレのようになりますが、下敷きになっている事件について調べてみました。

半沢直樹2のメインの舞台となる東京セントラル証券のモデルについてはいくつかの説があります。

今回は、半沢直樹2の原作から、そのモデルとなった事件の経緯をわかりやすくお伝えします。

ネタバレになってしまうかもしれないので、注意してご覧ください。

ちゅうこ
ちゅうこ
コロナで度々延期になっていたので、とても待ち遠しかったドラマです。


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半沢直樹2東京セントラル証券のモデルは?

コロナ騒動の影響で放送のスタートが延期になっていた、ドラマ『半沢直樹』。

前回のシリーズの最終回では、半沢直樹が東京セントラル証券に出向させられるところで終わっていました。

今回のシリーズでは、その東京セントラル証券と親会社である東京中央銀行との壮絶な戦いが描かれることになります。

では、半沢直樹の出向先である東京セントラル証券にモデルはあるのでしょうか。

よく知られている通り、ドラマ『半沢直樹』の原作は、ヒットメーカーである作家・池井戸潤さんの小説です。

池井戸潤さんといえば、『下町ロケット』『陸王』『空飛ぶタイヤ』など数々のヒット作で知られる売れっ子作家ですね。

大学卒業後は銀行に就職されており、そのときの経験が作品にも生かされています。

半沢直樹に登場する東京中央銀行は、池井戸潤さんが勤められていた、三菱銀行(2018年からは三菱東京UFJ銀行)がモデルになっているのではないかといわれています。

作品に登場する東京セントラル証券は東京中央銀行の子会社ということですので、三菱東京UFJ銀行の子会社が東京セントラル証券のモデルといえるのではと思われますね。

ところが、三菱東京UFJ銀行に子会社は存在しません。

ただ、東京セントラル証券のモデルについては、いくつかの説がありますので、順番に見ていきたいと思います。

SMBCフレンド証券

東京セントラル証券が「銀行の子会社である」という点から、SMBCフレンド証券がモデルなのではという説があります。

SMBCフレンド証券は、三井住友銀行などを傘下に置いている、三井住友ファイナンシャルグループの子会社でした。

「でした」というのは、SMBCフレンド証券は2018年にSMBC日興証券に合併される形で解散しているからです。

小説が書かれた当時はSMBCフレンド証券という名前で存在していました。

「フレンド」という名前の示すとおり、零細な個人企業などを対象とする証券会社でした。

大和証券SMBC

「親会社と対立している」という点から、大和証券SMBCがモデルなのではないかという説があります。

大和証券SMBCも現在は、大和証券株式会社と合併して存在しませんが、旧さくら証券株式会社から譲渡を受け、日興コーディアル証券も買収するなどしていました。

また、経営の主導権を巡り、銀行側と対立しているという過去があり、半沢直樹の世界と似たようなことも起こっています。

楽天証券

楽天証券は、2003年に楽天の子会社となり、2004年に楽天証券株式会社に名前を変更しています。

インターネットだけで業務を行うネット証券会社です。

2005年以降、システムの障害を度々起こしており、『半沢直樹』のスピンオフドラマとして放送された『狙われた半沢直樹のパスワード』は、このシステム障害の出来事をモデルにしているのではないかと言われています。

SBI証券

「大手企業の子会社」という点からSBI証券も有力なモデル候補のようです。

SBI証券はSBIホールディングスの傘下である証券会社です。

こちらもオンラインの証券会社となっており、2005年の12月には月間の売買金額が10兆円を超えるという大規模な証券会社です。

現在では、ワールド日栄証券も吸収しています。

三菱UFJモルガンスタンレー証券

その他、三菱UFJモルガンスタンレー証券やモルガンスタンレーMUFG証券、三菱UFJモルガンスタンレーPB証券、auカブコム証券などもモデルの候補として挙がってはいますが、原作である『ロスジェネの逆襲』の内容から考察すると、その可能性は低いのではないかと言われています。

半沢直樹2電脳雑技集団のモデルは?

ドラマに登場する「電脳雑技集団」はライブドアがモデルではないかと思われています。

2005年、ライブドアがフジテレビを、いわゆる「敵対的買収」しようとした、「ライブドア事件」が起きています。

『ロスジェネの逆襲』は、この「ライブドア事件」をモデルにしていると思われ、半沢直樹のいる東京セントラル証券が、敵対的買収の標的となった東京スパイラルを電脳雑技集団から守るというストーリーになっています。

半沢直樹2東京スパイラルのモデルは?

「ライブドア事件」を下敷きにしているということで、敵対的買収の標的となる東京スパイラルのモデルは、ニッポン放送ということになります。

なお、実際に起きた2005年のライブドア事件のときに、フジテレビ側の防衛アドバイザーについたのが大和証券SMBCで、この面からも、東京セントラル証券のモデルが大和証券SMBCではないかと言われています。

2005年当時、フジテレビはフジサンケイグループの子会社の一つであり、フジサンケイグループの親会社がニッポン放送でした。

ライブドアは、フジテレビの親会社であるニッポン放送を買収すれば、フジテレビも手に入れることができると考え、ニッポン放送の発行株の35%を取得し、大株主となりました。

半沢直樹2フォックスのモデルは?

これに驚いたフジテレビとニッポン放送は、その対抗手段として、ニッポン放送が大量の新株を発行し、その新株をフジテレビが全て取得するということを計画しました。

フジテレビはこの新株を売ることは無いので、ライブドアはいくらお金を出してもフジテレビ以上の大株主になることはできません。

ただ、この方法は商法違反であり、ライブドアは、裁判所に新株発行の差し止めを申し出ます。

結果、裁判所はニッポン放送に新株発行の差し止めを通告することになります。

『半沢直樹』でも、東京スパイラルの新株を発行し、それをフォックスが引き受けます。

このようなことから、『半沢直樹』に登場する、フォックスという会社のモデルはフジテレビであると言われています。

半沢直樹2ホワイトナイトのモデルは?

ライブドア事件の方で、ニッポン放送が新株を発行できなくなり、ライブドアがニッポン放送の発行株の過半数を取得する目前というところで、フジテレビにSBIというホワイトナイトが現れます。

ホワイトナイトとは、敵対的買収を仕掛けられた対象会社を、買収者に対抗して、友好的に買収または合併する会社のことをいいます。

日本語でいうと「白馬の騎士」のような存在のことですね。

ニッポン放送は、所有しているフジテレビの株をホワイトナイトであるSBIに5年間預けるという行動に出ます。

こうすると、フジテレビが欲しいライブドアは、たとえニッポン放送を買収してもそのニッポン放送がフジテレビの株を持っていないので、買収に意味がなくなってしまいます。

この5年の猶予ができたことで、ライブドアとフジテレビは話し合いを重ね、和解するという決着を迎えることになります。

ライブドアは、フジテレビと和解することになりますが、2006年1月ライブドアの社長であった堀江貴文氏は、過去の粉飾決済などの容疑で起訴、実刑の判決を受けることになります。

まさに、『半沢直樹』の世界を地でいくような事件だったわけですね。

ということで、ドラマではフォックスがホワイトナイトの役割を果たすことになります。

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半沢直樹2企業モデル原作ネタバレまとめ

  • 人気ドラマ『半沢直樹』の出向先は、東京セントラル証券。
  • そのモデルとなっているのは、「SMBCフレンド証券」「大和証券SMBC」「楽天証券」などではないかといわれています。
  • また、今回の『半沢直樹』は、実際に起こった「ライブドア事件」を下敷きにしているものと思われます。
  • 電脳雑技集団は「ライブドア」、東京スパイラルは「ニッポン放送」、フォックスが「フジテレビ」をモデルにしているようです。