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二月の勝者原作ネタバレは?最終回結末と漫画との違いは?

2021年10月スタートする日本テレビドラマ『二月の勝者』の原作は、高瀬志帆氏による漫画で『週刊ビッグコミックスピリッツに連載されていた人気漫画です。

ドラマ『二月の勝者』の最終回結末を原作漫画から予想していくと共に原作漫画との違いをご紹介します。

ちゅうこ
ちゅうこ
原作がまだ連載中なので、ドラマの最終回がどうなるのか、楽しみです。

二月の勝者原作漫画ネタバレは?

  • 『二月の勝者』の主人公は中学受験の合格請負人黒木蔵人
  • ある学習塾を舞台に、中学受験を描いた作品
  • 黒木がフェニックスから桜花ゼミナールに移った理由は、塾の講師という仕事の本質をつかみなおすため
  • 原作も現在連載中で最終回を迎えていない

黒木が、一流進学塾から中堅の桜花ゼミナールへ移ってきた理由とは。

伝説のスーパー塾講師黒木蔵人を主人公に、中学受験に挑む小学六年生の子どもたちのがんばりや、その親たちの葛藤、そして、学校とは違い利益を追求しなければならない塾の裏事情など、今の日本の教育の現状をこれまでの教育ドラマとは少し違った視点から描いています。

綿密な取材と圧倒的な情報の多さは、実際の受験の世界からも注目される作品となっています。

物語は、中堅クラスの進学塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」を舞台に進んでいきます。

また、物語はこの桜花ゼミナールで研修中の新人講師・佐倉麻衣の視点で語られていきます。

あるとき、佐倉の勤める桜花ゼミナールに新しい校長が赴任してきます。

それが、黒木蔵人でした。

黒木は桜花ゼミナールの向かいにある一流学習塾フェニックス吉祥寺校の講師だったのですが、桜花ゼミナールで結果を出すことができなかった前任の校長に代わって、校長として赴任してきたのでした。

黒木は、「中学受験は課金ゲーム」「親はスポンサー」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など、独自の教育理念を持っている、それでもこれまで結果を出しているやり手のスーパー塾講師です。

黒木は、桜花ゼミナールに着任早々、「全員志望校に合格させる」と宣言します。

果たして、黒木はどんな方法で塾生たちを合格させるのでしょうか。

また、一流だったフェニックスからどうして桜花ゼミナールに移ってきたのでしょうか。

実は、原作である漫画はまだ連載中で最終回を迎えていません。

ですので、ネタバレも途中までしかはっきりとはしていません。

佐倉は、黒木の独特な教育方針に振り回されながらも、少しずつ塾講師として成長していきます。

二月の勝者原作漫画の最終回結末は?

  • 黒木が桜花ゼミナールに移ってきた理由は、自分の想像力と共感力を鍛え直すため
  • 最終回結末は、全員合格とはならないまでも、生徒も黒木自身も大事なものを見つけるというエンディングになるのではと予想

ストーリーは、塾生の一人である島津順という生徒の話がメインです。

島津の家は、親も受験に真剣になっている家庭です。

ただ、生徒本人が中学受験に前向きであるのならともかく、志望校も親が選んでいるような家庭の場合、子どもが反抗期を迎えると、親子の関係が悪くなってしまう場合があると黒木は語ります。

志望校に合格することはもちろん大切なことですが、受験成功にばかり目が向いてしまって、肝心な「合格したあと、その学校でどう学ぶかという」ことを忘れてしまっていることがあるというわけです。

かつて、黒木の教え子で中学三年生になっても親を拒絶し、家に閉じこもったままになっている子がいました。

黒木は今でもその生徒の家に行き、勉強を教えてやっています。

引きこもり状態から少しでも外に出てきやすくするためです。

こんな経験から、黒木はこれまで家庭に介入せず、勉強だけを教えていた結果、自分が家庭や親子の関係に関して全く理解していなかったことを悟ったのでした。

黒木は、佐倉に言います。
「家庭とは、教育とは。受験とは。全員を合格させる方法とは。私は本当は何も知りません」
「私の弱点。それは、想像力と共感力の無さ」

塾の講師という仕事の本質をつかみなおすためという理由から、いつもはクールで冷静な黒木が、島津の家のことにまで介入してしまうというストーリー展開になっています。

果たして、黒木は桜花ゼミナールの生徒たちを本当に全員合格させることができるのでしょうか。

おそらくですが、ラストは生徒全員を合格に導くのは難しいものの生徒たちも、黒木自身も受験を通して大事なものをつかむというラストになるのではないかと思います。

二月の勝者ドラマの最終回結末を予想

黒木のかつての教え子で今は引きこもっている子も自分の新たな道を見つけるという最終回結末を迎えるのではと予想。

受験前の11月の段階で、黒木は次のように言います。

「これから親のメンタルが危険域に入ります」

いくら冷静な親でも、受験が近づくにつれて親もおかしくなっていくのが常だといいます。

黒木は保護者会で「どんなに温厚で冷静な方でも必ずメンタルに3回のクライシスが来ます」と断言します。

黒木の心配したとおり、このころから困った親が出始めます。

また、複数の学校を受験するために受験料がかさむという金銭的な問題も発生。

受験本番が近づくにつれて塾でも家庭でもピリビリした状態が続くことになります。

ドラマは10月スタートですので、ドラマでもこのクライシスを黒木がどう乗り越えるのかということがメインになってくるのではないかと思います。

一話で一つのやっかいごとを一つずつ解決していくという形になるのではないかと思います。

また、黒木のかつての教え子で、今は引きこもりになっているという子の行く末も物語にからんでくるのではないかと思います。

ドラマ版の最終回では、合格する子やそうでない子もいる中で、それぞれが受験を通して大事なものをつかむというラストを迎えるのではないかと思います。

また、引きこもっていた子も黒木のサポートで自分の道を見つけるというラストになるのではないかと思います。




二月の勝者原作漫画とドラマの違いは?

二月の勝者のドラマがスタートし、原作漫画との違いがいくつかあります。

  1. 塾名が違ったということ
  2. ドラマ版オリジナルのキャラの登場

などです。

二月の勝者原作漫画の塾名がドラマで変更された理由と意味は?

主人公の黒木を演じる柳楽優弥さんの見た目が、原作にそっくりだと話題になっている一方で、舞台となる学習塾の名前がドラマと原作で違っているということも話題になっています。

原作では舞台となる学習塾の名前は「フェニックス」で、ドラマ版では「ルトワック」となっています。

では、どうしてドラマ版では名前が変わっているのでしょうか。

「ルトワック」を並べ替えてみると、「くるっとるわ=狂っとるわ」(「ル」に二回使いました)となり、これからはじまる壮絶な中学受験の世界を狂気の世界であると皮肉っていると取れます。

また、もう一つの意味はというと、「ルトワック」の英語表記にそのヒントがありそうです。

ドラマの中に登場する「ルトワック」のポスターを見てみると、英語表記では「LUTTWAK」となっています。

実は、アメリカの国際政治学者にエドワード・ルトワック(Edward Luttwak)という人物がいます。

このルトワックという人物は自身の著書などで、パラドキシカル・ロジックという概念を展開しています。

パラドキシカル・ロジックとは、逆説の論理というもので、簡単にいうと「勝利が敗北につながるように、敗北も勝利につながる」というもの。

ルトワックがいうには、「フランスの皇帝ナポレオンは戦争が強かったので、どんどん勝利を収めながら前進していった。ところが前進しすぎたために、自国から遠く離れすぎてしまい、ロシアまで侵略したことで、結局、負けてしまった。」と説明し、強者が必ずしも最終的に勝利するわけではないと説明しています。

逆に前線で負けて自国に戻ってきて、そこに敵国が侵略してくれば、戦いへの本気度が増すので最終的に勝利につながる場合もある」とも説明しています。

二月の勝者の原作では、第一志望への合格の見込みが低い生徒が黒木のアドバイスによって自分の成績を上げていくという様子も描かれています。

つまり、はじめは弱者・敗者だと思われていた生徒が戦略によって成長していく姿が描かれているというわけです。

ドラマ版では、「弱者→勝者・強者→敗者」という構図もあり得るということから、舞台となる塾の名前を「ルトワック」としているのではないかと思われます。

二月の勝者原作漫画とドラマキャストを比較!

主人公の「桜花ゼミナール」の塾長・黒木を演じる柳楽優弥さん。

同じく「桜花ゼミナール」の新米塾講師役の井上真央さん、そしてライバル塾である「ルトワック」のエリート講師役の加藤シゲアキさん。

いずれも、原作ファンから「イメージ通り」「原作の再現度が高い」と好評です。

中でも、黒木役の柳楽優弥さんに関しては、

  • 「柳楽さんの黒木先生めちゃめちゃハマり役」
  • 「黒木先生がイメージぴったりでした!」
  • 「柳楽優弥の黒木先生がほんとに黒木先生」

とかなり好評です。

黒木がサッカーに集中させるために塾をやめさせようとしているところを説得するするシーンでは、「目力がすごい」「眼光の鋭さにすごみがある」と評判です。

セリフを畳みかけるシーンでも原作通りの説得力がありました。

また、加藤シゲアキさんが演じる灰谷も

  • 「原作の再現度が高い」
  • 「ビジュアル完璧」
  • 「漫画からそのまま出てきたみたい」

とかなり好評のようです。

さらに原作には登場しないドラマ版オリジナルのキャラが登場することにも注目です。

桜花ゼミナールの講師たちが仕事終わりで訪れる井の頭ボウル。

その井の頭ボウルの一人娘で女子高生の大森沙良は原作には登場しないドラマ版オリジナルのキャラです。

沙良を演じるのは住田萌乃さんです。

住田萌乃さんといえば、5人組のユニットFoorinで活動してきたことで知られていますね。

沙良はアルバイトしながら井の頭ボウルも手伝っているという天真爛漫な女の子。

桜花ゼミナールの講師陣も彼女に癒されるという存在です。

住田萌乃さんにとっては、Foorinからの卒業後初めて決まった女優としてのお仕事ということで、意気込みも十分だとのことです。

さらに、桜花ゼミナールに通う生徒・前田花恋の母親というドラマ版オリジナルのキャラ・前田麗子を演じるのは高岡早紀さんです。

花恋は桜花ゼミナールの最上位クラスで女子トップの成績を誇るという生徒。

負けず嫌いで勝気な女の子という設定の生徒ですが、高岡早紀さんが演じるのはそんな花恋のお母さんで、意志として働きながら、娘のために毎日お弁当を作るという役どころです。

第3話では、花恋が桜花ゼミナールからルトワックに転塾したいと言い出すというストーリー展開です。

成績優秀な花恋がルトワックに行くと言い出して焦る桜花ゼミナールの講師たちですが、黒木は放っておきましょうと取り合いません。黒木はいったい何を考えているのでしょうか…。

さて、原作には登場しない花恋の母・麗子は物語にどのように関わっていくのでしょう。

それでは、ここからは原作漫画とドラマのキャストを比較していこうと思います。

黒木蔵人

主人公のスーパー塾講師黒木を演じるのは柳楽優弥さんです。

原作ファンの間では黒木のビジュアルは米津玄師に似ているといわれています。

切れ長な目でどこか冷徹な雰囲気の黒木ですが、柳楽優弥さんはその雰囲気をうまく出していると思います。

柳楽優弥さんといえば、映画「誰も知らない」で子役デビューし、さまざまな映画賞を受賞したという経歴の持ち主。

当時11歳くらいだったということで、今回の「二月の勝者」で相手役となる生徒たちも当時の自分と同じ年くらい。

また、先生役も初ということで、柳楽優弥さんの意気込みも十分だとのこと。

冷徹でありながら、その鋭い洞察力と行動力で個々の生徒の本質を見抜き、親たちの不安も解決に導いていくという黒木を好演してくれそうです。

佐倉麻衣

黒木に振り回されながらも、塾の講師として成長していくことになる新人佐倉を演じるのは井上真央さんです。

原作ではシュートカットが印象的な佐倉ですが、井上真央さんもそれに合わせてイメチェンをするでしょうか。楽しみです。

井上真央さんの実年齢は34歳ですので、新人講師というには少し無理があるのでは…とも思いますが、ひょっとすると年齢的なところで原作とは違う設定が入るかもしれません。

灰谷純

そして、メインキャストの三人目が、黒木の元部下で、今もフェニックスで講師をしている灰谷を演じる加藤シゲアキさんです。

黒木が突然フェニックスを辞めたことを裏切り行為だと思っていて、なぜ黒木が桜花ゼミナールに移ったのか、黒木の真意や本当の目的を探り始めるという役どころです。

黒木とは敵でも味方でもないという微妙な関係を加藤シゲアキさんがどんなふうに演じるのか楽しみです。

原作の灰谷は眼鏡をかけているので、ドラマではひょっとすると加藤シゲアキさんの眼鏡姿を見ることができるかもしれません。

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まとめ

  • ドラマ「二月の勝者」の原作は同名の人気漫画、原作は連載中で最終回結末を迎えていない。
  • 主人公の黒木が一流学習塾から中堅の桜花ゼミナールに移ったのは、自分の想像力と共感力を鍛えなおすため。
  • ドラマ版のラストでは、生徒たちと黒木や佐倉も含め、それぞれに中学受験を通して、大事なものをつかむというエンディングを迎えるのではと予想。
  • 主人公の黒木を演じるのは柳楽優弥。
    ビジュアル的には漫画版ととても似ている。
    黒木に振り回される佐倉を井上真央、黒木のかつての部下を加藤シゲアキが演じる。