大崎高校のピッチャー坂本安司選手は、長崎県佐世保市立日野中学で軟式野球出身です。
坂本安司選手が大崎高校に進学を決めた頃は、全国はおろか長崎県内でも実績がなく無名の学校でした。
しかし、同じ日野中学出身で大崎高校で共にバッテリーを組む調祐李捕手は清水央彦監督の手腕に惹かれて、進学を決意。
2021年素晴らしいピッチャーへと成長しました。
今までの成績や坂本安司選手の強みを分析してみました。
坂本安司/大崎高校の出身中学校は?
長崎県佐世保市立日野中学出身
坂本安司投手の出身中学は、長崎県佐世保市立日野中学で軟式野球出身です。
坂本安司投手は、日野中学では主戦として、チームを引っ張る活躍を見せていました。
現在、同じ大崎高校で、共にプレーする田栗慶太郎選手とは同じ日野中学出身です。
中学3年生の時に、全国中学校軟式野球大会2018年に出場しています。
その2回戦では、優勝した高知中学の森本大智投手と投げ合い、0-2で惨敗しておりますが、スーパー中学生と評された森本大智投手と互角に投げ合っている経験があります。
この試合で、坂本安司投手は、6回を投げて打たれたヒットは4本、奪三振4、自責点0です。
また、打順も3番を打っており、バッティングセンスも良かったという事が伺えます。
ちなみに現在の大崎高校でも、3番や6番という打順を打っています。
中学時代の実績としては、坂本安司投手は申し分のない実績を持っています。
また、現在、大崎高校で共にバッテリーを組む調祐李捕手とは、同じ日野中学出身で、バッテリー2人が、清水央彦監督の手腕に惹かれて、当時まだ、全国はおろか、長崎県内でも、実績がなかった離島の大崎高校に進学します。
坂本安司投手の中学時代の実績としては、申し分のない、素晴らしい実績を持っております。
坂本安司/大崎高校の小学校時代のチームは?
- 小学2年生からマリーンスターズ野球少年団で野球を始める
- 小学5年生時に長崎県佐世保市に引っ越し。
相浦西少年野球クラブでファースト兼ピッチャー
坂本安司投手は岡山県玉野市で生まれ育ちました。
小学校は玉野市立第二日々小学校出身です。
小学2年生から、日々、マリーンスターズ野球少年団で野球を始めました。
その後、小学5年生の時に長崎県佐世保市に引っ越してきて、相浦西少年野球クラブでファースト兼ピッチャーとして、野球を続けていました。
坂本安司/大崎高校の身長体重は?
2年連続で秋の長崎を制し、今大会は幾度と接戦を制し初の甲子園へ挑む強豪・大崎。快進撃を支えるのは1年時から主戦としてチームを引っ張る坂本安司(2年)。中学時代から注目右腕として名を馳せ、指揮官・清水央彦の指導で更に開花。美しいフォームから投じる直球はまさに芸術。聖地で勇姿を披露する。 pic.twitter.com/pKgSPYRsYq
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) November 6, 2020
身長は176cm、体重は79kgです。
坂本安司投手は、ややどっしりとした体格の選手です。
体格は投手としては、どちらかというと小柄、野球選手としては一般的な部類に入ります。
ただ、非常に体のバランスを良く鍛えた印象を受けます。
下半身も、どっしりとしており、均整の取れた体格です。
その鍛え上げられた体格からは、「故障が少なさそうな選手」との印象を受けました。
坂本安司/大崎高校の性格は?
意思の強い性格です。
坂本安司投手は野球を始めたころから、ずっと甲子園を目指していたそうです。
甲子園に出場するための練習、そして清水央彦監督が率いる大崎高校なら、まだ実績もない高校だが甲子園に行けると思ったのでしょう。
坂本安司/大崎高校の強みは?
◎打者を打ち取る技術が高いこと
その要因として大きく2つあります。
・最速140キロのストレートが球速以上に伸びのあるストレート
・必殺カットボールの存在
今春の選抜出場の投手には、坂本安司投手よりも、早いボールを投げる投手がたくさんいます。
しかし、打者を打ち取るという点に関しては、坂本安司投手は、今、大会ナンバー1だと思います。
その凄さが、昨秋の公式戦で、1.53という驚異的な防御率が物語っています。
坂本安司/大崎高校の強み1つ目
1つは最速140キロのストレートが、球速以上に伸びのあるストレートという点です。
確かに球速が、早ければ早いほど投手としての魅力はありますが、球速では測れない「伸びのあるボール」は打者にとって脅威になります。
よく、高卒や大卒のプロ野球投手のルーキーがプロに入り、実際にプロの投手の球を見て
「同じ140キロでも全然違う、150キロに見えた、本当にあれで球速が140キロしか出てないとは思えない」と言っています。
つまり、同じ140キロでも、ボールの質が違うという事です。
ボールの伸びとは、球速以上の威圧感を打者に与える事ができます。
あの有名な江川卓のストレートも異常なくらい伸びがありました。
本当にこのボールが、140キロなのかという質でした。
更に打者にはボールが浮き上がると言われていました。
このように、坂本安司投手のストレートは、140キロですが、球速以上の球威をもった伸びのあるストレートです。
投手にとって、ボールの伸びというものは非常に大切です。
どんなに速いスピードボールを持っていても、伸びのないボールは打者にとっては、捕らえられやすいです。
反対にさほど球速がなくても、手元で1cm伸びるボールですと打者は差し込まれます。
中日ドラゴンズで長きに渡り活躍した、山本昌投手が正にその典型的な例です。
投手のストレートは、球速だけが全てではなく、ボールの質が重要です。
画面を通しても、ボールに伸びがあるのが分かります。
坂本安司/大崎高校の強み2つ目
2つ目は、必殺カットボールの存在です。
坂本安司投手のカットボールは、大きな変化というよりは、打者の手元でキュッと変化する非常に切れ味鋭いボールです。
打者は空振りをするというよりは、バットの芯を外される感じです。
もちろん、空振りを奪う事もできる素晴らしいボールですが、芯を外す感じのイメージがあります。
この2つの
- 「伸びのある140キロのボール」
- 「切れ味鋭い必殺カットボール」
で、打者を打ち取る技術が非常に高いです。
この2つの要素に加えて、投球テンポが早いこと、クイックや牽制も早く、単純に投げるボール以外の武器も投球に加えている事で、投手としての打ち取る技術にプラスされています。
好きなプロ野球選手は、日本ハムの吉田輝星投手という事もあり、坂本安司投手も吉田輝星投手が、甲子園で見せた伸びのあるストレートやクイックや牽制を上手く織り交ぜた投球を目指していることが伺えます。
坂本安司/大崎高校はドラフト候補?
#大崎#坂本安司#九州大会
大崎 競り勝ち4強、春夏通じ初の甲子園に前進 エース坂本が投打に活躍― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/GAq63g3G0Y— スポニチ西部(九州・山口) (@sponichiseibu) November 3, 2020
坂本安司投手は今年のドラフト候補の一人です。
ただ、現時点ではプロ野球からそこまで高い評価を受けているわけではありません。
しかし、大学や社会人などの上の野球組織からは熱望されています。
今春の選抜や夏の大会などの活躍によっては、高卒でプロの道が開ける可能性は十分に秘めた選手です。
プロ野球のスカウトからの評価は、高校生としては上級レベルの投球ができる投手、クイックも素早く牽制も鋭い、球を投げる以外の技術も高く、しっかりとした投手との評価です。
現時点では、突出した球速がないことが、まだプロ野球から熱望されない理由かと思います。
やはりプロ野球のスカウトでは、投手は150キロ台という、スピードボールを投げる投手に目がいきがちです。
もちろん、プロで勝負するわけですから、入団直後から球速があるに越した事はありません。
そのような基準で、球速がそこまでない投手は、目立たない傾向があります。
ただ、非常に回転の良い質の高いストレートを投げる投手という事は、プロ野球のスカウトも把握しています。
しかし、この坂本安司投手は、非常に伸びしろを感じさせる投手です。
大学、社会人などを経て、プロ野球の世界に飛び込む可能性は凄く高いと思います。
坂本安司選手のプロフィール
学校名:大崎高校
生年月日:2003年6月2日
出身地:岡山県玉野市
身長:176cm
体重:79kg
投球・打席:右投げ右打ち
まとめ
- 必殺カットボールを武器に、選抜で快刀乱麻のピッチングが期待される大崎高校の坂本安司投手。
- 球速以上の球威、驚異的な防御率を誇る坂本安司投手。
- 離島の高校として、淡路島の洲本高校以来の初出場初優勝を目指す大崎高校。