浦安市長選挙が2021年3月14日告示2021年3月21日投票の日程で行われます。
内田悦嗣氏は、浦安市生まれ現在の年齢は56歳です。
内田悦嗣氏は、1988年4月に浦安市役所に入庁、2003年4月に浦安市議会議員に初当選、その4年後に千葉県議会議員に初当選とそして2017年に浦安市長となりました。
浦安市長としての座に残れるか内田悦嗣氏の評判や実績を振り返りながらプロフィールを紹介します。
2021年3月16日追記
内田悦嗣氏自民公明の推薦を受けると発表しました。
内田悦嗣の経歴は?
1988年3月:國學院大學法学部を卒業
1988年4月:浦安市役所に入庁
2002年8月:浦安市役所を退職
2003年4月:浦安市議会議員に初当選
2007年4月:千葉県議会議員に初当選(その後県議3選)
2017年3月:浦安市長に当選
現浦安市長の内田悦嗣氏は、1965年2月13日生まれの56歳です。
千葉県内の学校を卒業後、國學院大學に入学しています。
大学を卒業後は、浦安市役所に入庁しています。
市役所職員として14年間勤め、中町・新町の開発に関わっています。
浦安市議会議員に出馬するために、浦安市役所を退職し、2003年に初当選しました。
浦安市議会議員を1期務め、その後県議会議員に出馬しています。
県議時代は自由民主党に所属し、県議を3期務めています。
県議会議員時代には、市職員のころから関心を寄せていた子ども施策に取り組み、自民党県連の児童虐待防止対策PTのリーダーをつとめ、「千葉県子どもを虐待から守る条例」の発議者となっています。
県議会議員在職中、当時の浦安市長だった松崎秀樹さんの千葉県知事選挙出馬に伴う辞職により行われた、浦安市長選挙に出馬するため、千葉県議を自動失職しています。
内田悦嗣氏が県議を辞職しなかったことにより、補欠選挙が行われず、浦安市選出の県議会議員が2年間欠員になりました。
これにより、浦安市選挙区からの議員が2人から1人になってしまう状態となり、浦安市民の声を県に届ける議員が減ることに一部批判がありました。
浦安市長選では、自民、公明の推薦を受けて当選しています。
市長になってからも、子育て支援に取り組み、浦安市には「子育てがしやすい街」との評判もあります。
内田悦嗣の学歴は?
内田悦嗣氏は千葉県東葛飾郡浦安町大字堀江(現・浦安市堀江)のご出身です。
1977年3月:浦安町立(現・市立)南小学校を卒業
1980年3月:東邦大学付属東邦中学校を卒業
1983年3月:東邦大学付属東邦高等学校を卒業
1988年3月:國學院大學法学部を卒業
内田悦嗣氏が卒業された、東邦中学校は千葉県習志野市にある共学の中高一貫校で、偏差値が72~73と非常に高い学校です。
中学受験においては、渋谷教育学園幕張中学校、市川中学校と並び「千葉御三家」に入っており、優秀な生徒が集まる学校ですので高学歴であるといえます。
國學院大學も偏差値が60と比較的高く、関東でも人気の私立大学です。
内田悦嗣の政策や公約は?
まず、最優先にコロナ対策に取り組みながら、2020年からスタートした浦安市の総合計画を、二期目も重点施策として取り組んでいきます。
この総合計画では、「2030年までに、浦安はこうなる。浦安をこうする。」として、教育、福祉、安心・安全なまちづくり、観光を中心に事業整備を進めていきます。
〈子育て・教育〉
- 子どもの人権擁護(いじめや児童虐待防止)
- 保育園待機児童解消と相談支援体制の充実
- 特別支援学校の誘致
- 給食費の無償化
〈福祉・医療・介護〉
- 市川保健所分室の誘致
- 小児がん等治療後のワクチン再接種費用の助成
- フレイル(加齢により心身が衰えた状態)予防などシニア世代の健康づくり
〈安心・安全なまちづくり〉
- コロナ禍における安全な避難体制の強化
- 幹線道路無電柱化の推進
- 新浦安駅北口バスベイの整備
- 日の出、明海、三番瀬護岸開放
〈観光・産業〉
- 観光振興のためのMICE(会議や学会、展示会などの総称)や自転車競技などの誘致
- 地域資源を生かした観光振興
これらの総合計画に加えて、持続可能な行財政運営の推進を目指します。
具体的には、
- コロナで疲弊した財政の立て直し
- (仮称)まちづくり条例の制定
- 指定管理者施設の見直し
- 職員配置の柔軟化(レンタル移籍制度等)
内田悦嗣の評判は?
4月24日、浦安市クリーンセンターから排出される焼却残渣を受け入れていただいている北茨城市、下妻市の両市長にご挨拶に伺いました。
その途中、処分場に立ち寄り、現状を視察し説明をうけました。 pic.twitter.com/P93Ne3cSTl— 内田えつし (@urayasudaisuki) April 24, 2017
4年前の選挙の際に、「継続と刷新」のスローガンを掲げ、市長に就任後は真っ先に、市が行っているすべての事業の点検と仕分けを行っています。
その結果、55%を継続、新規事業および改善した事業が45%となっています。
また、公約として約束した施策・事業57項目のうち、67%にあたる、38項目を達成し、残り19項目についても、庁内・県との調整を進めており、100%着手しているそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大や令和元年の台風15号、19号による甚大な被害がありながらも、それらに対応しつつ、すべての公約に着手したというのはすごいですね。
取り組んだ施策・事業の一部
○子育て・教育
- 病児保育「ぱんだルーム」を開所
- 奨学金制度の拡充
○福祉
- 口腔がん検診、がん患者支援の実施
- 脳ドックへの補助の創設
○施設
- 京葉線・りんかい線相互乗り入れ
- 東野地区複合福祉施設整備
市民と意見交換を行いながら、浦安市が目指すべき将来像やまちづくりの基本方針を掲げた総合計画を策定し、計画的な行財政運営に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症への対策については、市独自で44億円を投じて経営安定化資金の拡充、地域応援チケットの配布、救急医療体制維持確保基金の設置、PCR検査センターの設置減免などを実施しています。
今回同じく浦安市長選に出馬する松崎秀樹さんに関連して、音楽ホールの問題についても取り組んでいます。
松崎秀樹さんが浦安市長時代に、新浦安にオープンさせた浦安音楽ホールに関連した土地取引が、不等価交換であったことが問題視され、浦安市議会でたびたび議論されてきています。
内田悦嗣氏は市長に選出されてから、この土地取引に関して検証委員会を設置し運営についての判断をするとしましたが、結果的にはホールを維持していくこととなっています。
しかし、二期目の施策として、音楽ホールの利用料金制の導入をあげていますので、当選したあかつきには音楽ホールの適正な運営を行い経費削減に取り組んでいくものと思われます。
内田悦嗣が再選する確率は?
前回の市長選では、投票総数5万9,733票で内田氏が当選
1位:内田えつし 27448票
2位:折本ひとみ 16312票
3位:岡野純子 14600票(前職松崎秀樹さん推薦)
内田悦嗣氏が、他の2人の候補に約1万票の差をつけて当選しています。
このとき前職の市長だった松崎秀樹さんの推薦を受けて立候補した岡野純子さんは、1万4,600万票獲得しています。
このときの選挙でも、間接的に内田悦嗣氏と松崎秀樹さんの対決の構造がありましたが、内田悦嗣氏が当選しています。
しかし、内田悦嗣氏が前回の市長選で自民、公明の推薦を受けたことも当選に影響しています。
前々回、松崎秀樹さんが現職で最後の5期目の市長選がおこなわれた際には、自民、公明、みんなの党の推薦を受け、29144票も獲得しています。
このときも2位に約1万票の差をつけて当選していますので、前回の岡野純子さんの落選は自民、公明の推薦を受けられなかったことも原因と言えます。
今回内田悦嗣氏と松崎秀樹さんの、初めての直接対決で、一騎打ちとなります。
前回、前々回の選挙の得票数を切り出して比較することはできませんが、今回自民、公明の推薦を受けられた候補者の方が当選する確率は高いと思います。
内田悦嗣氏は、今回の市長選に関して、昨年末の段階では「自民、公明に推薦を求める」としていますが、その結果次第で選挙結果は大きく変わることになるでしょう。
世間の声としては、内田悦嗣氏に再選してほしいという声も見受けられましたが、多かったのが現職と前職の対決となることに注目するものでした。
どちらも浦安市長経験者ですので、実績があるだけに激しい戦いとなるのではないかと予想されています。
内田悦嗣の妻や娘はどんな人?
内田悦嗣氏は、奥さん、長男、長女、次女、両親の7人家族です。
まとめ
- 内田悦嗣氏は1965年生まれの56歳です。
- 内田悦嗣氏は東邦大学付属東邦中学校、高等学校を卒業後、國學院大學に進学しています。
- 内田悦嗣氏は大学卒業後浦安市役所に入り、14年間勤めています。
- 内田悦嗣は2003年に浦安市議会議員に初当選し、1期務めています。
- 内田悦嗣氏は2007年に千葉県議会議員に当選し県議会議員を3期務めています。
- 内田悦嗣氏は2017年に浦安市長に当選しており現職です。
浦安市長選に出馬表明しているのはこの方↓