平井卓也さんは今回菅新内閣でデジタル改革担当大臣として2度目の入閣を果たしました。
平井さんは香川県高松市出身の現在62歳です。
大手広告代理店勤務を経て放送局の社長を務めたのちに衆議院議員となり、現在7期目を務めています。
また平井さんは自民党きってのIT政策通として知られています。
菅総理肝いりの政策である『デジタル庁の創設』を担当することになった平井卓也さん。
いったいどんな方なのでしょうか?
経歴やご家族についてなど詳しく紹介していきます。
平井卓也の経歴は?
デジタル改革担当大臣として、菅内閣の一員に加えていただくことになりました。地元の皆さまのご支援のおかげであり、そのご恩に報いるためにも全身全霊で職務に励む覚悟です。https://t.co/NNyc9XuS0J #平井卓也 #自民党 #デジタル改革担当大臣 pic.twitter.com/evMzVZjD8E
— 平井卓也(ひらいたくや) (@hiratakuchan) September 16, 2020
9月16日に発足した菅義偉新内閣で、デジタル改革担当大臣・情報通信技術(IT)政策担当大臣・内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度担当)として2度目の入閣を果たした平井卓也さん。
菅総理肝いりの政策である『デジタル庁創設』を担当する平井卓也さんは1958年1月25日生まれの現在62歳です。
出身地は香川県高松市で衆議院香川1区から選出されており現在7期目を務めています。
お祖父さんはラジオ四国(現・西日本放送)を創業し、四国新聞社社長を務め、参議院議員、後に郵政大臣・参議院副議長を務めた平井太郎さんです。
お父さんは西日本放送代表取締役社長を務め、参議院議員・労働大臣を務めた平井卓志さんです。
1980年大学卒業後、電通に入社、1987年に西日本放送の代表取締役社長にお父さんの後を継いで就任しました。
1995年には親族が運営する高松中央高等学校理事長に就任しています。
2000年6月、第42回衆議院選挙に無所属で出馬、初当選を果たした後、その年の12月、自民党に入党しました。
2005年11月、第3次小泉内閣の内閣府大臣政務官に就任しました。
2007年8月安倍改造内閣の国土交通副大臣に就任、9月福田内閣において国土交通副大臣に再任されています。
また2009年9月には自民党広報戦略局長・IT戦略特命委員長に就任、2010年9月には自民党ネットメディア局長に就任するなど、放送局出身の経歴を活かせるメディア戦略やIT政策に関わっています。
2012年12月には衆議院内閣委員長に就任しました。
2018年10月、第4次安倍改造内閣の内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)として初入閣を果たしました。
そして今回、菅内閣で2度目の入閣をしました。
政治家かつ実業家でもあったお祖父さんやお父さんの後を受け継いで、順調にキャリアを積み重ねてきた印象です。
平井卓也の学歴は?
1976年3月に高松第一高等学校を卒業後、上智大学外国語学部英語学科に進み、1980年に同校を卒業しています。
現代のグローバル社会を考えると、英語学科卒業というキャリアは政治家として非常に役立つ気がします。
平井卓也の派閥は?
初当選時、無所属ながら自民党宏池会加藤派の支援を受けて当選した関係で、一貫して宏池会に所属しています。
現在は宏池会岸田派に属しており、事務総長代理を務める派内の中心人物の1人です。
宏池会は加藤派から分裂や再合併を繰り返してきた派閥ですが、自民党内ではハト派としてしられている派閥です。
今回自民党総裁選に派閥の領袖である岸田文雄さんが立候補しましたので、平井さんも派の事務総長代理として岸田さんの当選のために働いたはずです。
そのいわば菅総理にとっては敵方であった平井さんを入閣させたということは、それほどまでに菅総理が平井さんに期待しているという証拠なのかもしれません。
平井卓也のデジタル大臣として期待されていることは?
平井卓也さんはIT分野に詳しいことで知られ、インターネットを使った情報発信や選挙活動を自民党内で中心となって推進するとともに、党のデジタル社会推進特別委員長として、行政のデジタル化や5Gなど最新技術を活用した地方の活性化策などを盛り込んだ提言を取りまとめました。
また平井さんはベンチャー企業の若手経営者など、民間人とも幅広い人脈を持つことで知られています。
そうした実績や背景に菅総理が期待して、新型コロナウイルスの感染拡大への対応のなかで明らかになった、国内のデジタル化の遅れを取り戻し、省庁間の縦割りの弊害を打ち破ることを期待されているようです。
平井卓也の評判は?
平井卓也さんの評判ですが、ちょっと良くないようです。
以下の報道が影響しているようです。
ワニ動画
デジタル相に平井卓也氏。
衆院内閣委員会の最中にタブレットでワニ動画を見ていたことが決めてだったのですかね🙄 pic.twitter.com/KsMiKpivHG— Siam Cat_036 (@SiamCat3) September 15, 2020
2020年5月13日に検察官の定年延長に関連する衆院内閣委員会で、野党議員と担当大臣との質疑中に平井卓也さんはタブレット端末でワニの動画を約5分間観ていたそうです。
衆院事務局は質疑と関係の無い動画を観る行為を「好ましくはない」としています。
確かにサラリーマンが仕事中に仕事と関係ない動画を観ていたら問題ですから、これはよろしくないですね。
政治献金疑惑
2018年に入閣した直後、一部週刊誌で平井卓也さんが代表を務める「自民党香川県第一選挙区支部」が、指定暴力団組長がかつて代表を務めていて、今もその親族が跡を継いでいる高松市内の建設会社から、2014~16年までに76万円の政治献金を受けていたとの報道がされました。
この報道に対して平井さんの事務所は
「該当の建設会社については県の入札工事を受注している企業で入札資格に問題はなく、暴対条例等で排除されている事実もないことから問題ないと考えている」
との見解を示しています。
この件に関しては、政治献金を受けること自体には問題がありませんので難しいところです。
ただやはりイメージは良くないように思います。
後述しますが家族のことも報道されたことがあります。
評判はともかく、閣僚としての仕事の成果を見せて頂けることを期待したいですね。
平井卓也の家族は?
平井卓也さんのご家族ですが、奥さんと2人の息子さん、1人の娘さんがいらっしゃるそうです。
実は今から約7年前の2013年、平井卓也さんの長男が器物破損容疑で逮捕されたというニュースがありました。
平井さんの次男も、それ以前に高校生活での深刻なトラブルを週刊誌に報じられたことがありました。
長女は、現在は勤務されているかはわかりませんが、日本テレビに勤務していることが報じられたことがあります。
ご家族のことではありますが、この報道が事実ならばあまり評判は良くないかもしれません。
まとめ
- デジタル大臣に就任した平井卓也は現在62歳
- デジタル大臣平井卓也は、祖父も父も参議院議員で閣僚経験者
- デジタル大臣平井卓也は、大手広告代理店勤務を経て放送局の社長を経験
- 菅総理肝いりの政策、デジタル庁創設に向けて先頭に立つことになる
- 国会の委員会中に動画を観ていたり、暴力団との関係が指摘される企業名から献金を受けていた過去がある
- デジタル大臣平井卓也の長男は器物破損容疑で逮捕された過去がある
政治家に毀誉褒貶はつきものです。
要は国民のために仕事をできるのかが1番重要だと思います。
デジタル化が進むことでより便利な国になることを期待したいと思います。
そのために平井卓也大臣に手腕を発揮して頂いて、もっと暮らしやすい日本になることを願いたいものです。