現在高校生のプロ棋士・藤井聡太さん。
その年収が2000万円を超えているのではないかと話題になっています。
藤井聡太さんの2020年の年収はどれくらいになるのか予想をしてみました。
高校生ですでに様々な記録を打ち立てている藤井聡太さん。
すでに年収が2000万円を超えているといいますが、そもそもプロ棋士のお給料はどのように決まるのでしょうか。
今回は、藤井聡太さんの2020年の年収を予想しつつ、将棋の賞金や対局料についてご紹介します。
これを読めば、将棋がさらに面白くなりますよ。
藤井聡太の年収2020予想は?
藤井聡太さんといえば、2016年に当時14歳2か月という史上最年少でプロ入りしたことで一躍有名になった将棋棋士ですね。
プロになってからは、無敗のまま公式戦最多連勝記録である29連勝を樹立したことでも話題になりました。
現在は名古屋大学教育学部附属高校に在学中の高校生でもあります。
そんな前人未到の記録を打ち立てている藤井聡太さんですが、棋士としての収入はどのくらいあるのでしょうか。
そもそも、プロの棋士の年収はどれくらいあるものなのでしょうか。
藤井聡太さんの生年月日は2002年7月19日。現在17歳です。
プロ入りから3年ほどが経ちましたが、現在の段位は7段です。
プロ棋士で7段となると、その年収は最低でも2000万円以上だといわれています。
17歳の高校生が2000万円を稼ぐというのですから、尋常なことではありませんね。
そもそも、プロ棋士の収入はどのように決まるのでしょうか。
まず、プロの棋士になると、将棋連盟からお給料が出ることになっています。
月々のお給料は、以下のようになっているとのこと。
- 名人:100万~200万円
- A級 :65万円
- B1級:50万円
- B2級:30万円
- C1級:20万円
- C2級:15万円
藤井聡太さんは、C1級のランクですので、月々20万円、年間では240万円のお給料をもらっているということになります。
これはいわば、基本給のようなもの。
ここに賞金と対局料が加算されていくことになります。
賞金はタイトル戦など将棋の大会で優勝すると獲得できるお金、対局料は将棋で勝負するたびにもらえるお金ということになります。
この賞金や対局料は、基本的には非公開となっていて、プロ棋士がどれだけ稼いでいるのかということは具体的にはわからないことになっています。
ただし、将棋のタイトル戦の中でも、その賞金が最高額であるといわれている竜王戦については、公開されています。
竜王戦の賞金額は、4,320万円となっています。
また、この竜王戦の賞金額から、そのほかのタイトル戦の賞金については、下記のとおりではないかと予想されています。
- 竜王戦:4,320万円
- 名人戦:3,500万円
- 叡王戦:2,000万円
- 王位戦:1,000万円
- 王座戦: 800万円
- 棋王戦: 600万円
- 王将戦: 300万円
- 棋聖戦: 300万円
他にも、朝日杯将棋オープン戦は750万円、NHK杯は500万円、新人王戦200万円と想定されています。
藤井聡太さんについて見てみると、2018年の10月には新人王戦で優勝、2019年の2月には朝日杯将棋オープン戦でも優勝されています。
ということは、これだけでも、950万円の賞金を獲得されていることになります。
では、対局料はどれくらいもらえるものなのでしょうか。
こちらも非公開ですので、推定額ということになりますが、一局について2万円から30万円ほどもらえるのではないかと言われています。
ずいぶん幅がありますが、藤井聡太さんについては、この対局料だけでも、年間1000万円くらいになるのではないかと言われています。
強ければ強いほど、大会で勝ち残ることが多くなりますので、この対局料も多額になっていくことになりますね。
ということで、将棋協会からのお給料に加えて、賞金、対局料を合わせて、藤井聡太さんは年間2000万円ほど稼いでいるのではないかといわれているわけです。
藤井聡太の年収2019は?
藤井聡太さんの2019年の収入については、すでにご紹介したとおり、2000万円程度ではないかと言われています。
また、カウントの仕方によっては、最大で2,500万円から3,000万円にのぼると推定されている方もいらっしゃいます。
ちなみに、プロの棋士で、賞金と対局料を合わせて1,000万円を超える方というのは、全体のわずか10%程度といわれています。
この金額をわずか17歳で稼いでしまうというのですから、藤井聡太さんの実力の高さが改めてよくわかりますね。
また、プロの棋士の収入源としては、講演会の出演料、テレビへの出演料、大盤解説の解説料、イベントへの出演料、本などの出版物の印税収入などがあります。
藤井聡太さんの場合、これらの収入はまだそれほどないのではないかと思われます。
藤井聡太の対局料はいくら?
個々の大会の賞金や個人の対局料は明らかにはされていないのですが、日本将棋連盟がホームページで、トップのプロ棋士の方々の獲得賞金・対局料ベスト10を公開しています。
2019年のトップ10は次のような結果でした。
1:豊島将之(竜王・名人) 7157万円
2:広瀬章人(八段) 6984万円
3:渡辺明 (棋王・王将・棋聖)6514万円
4:永瀬拓矢(叡王・王座) 4678万円
5:羽生善治(九段) 3999万円
6:佐藤天彦(九段) 3687万円
7:木村一基(王位 3209万円
8:久保利明(九段) 2178万円
9:藤井聡太(七段) 2108万円
10:斎藤慎太郎(七段) 1868万円
藤井聡太さんは、堂々の9位にランクインとなっていました。
藤井聡太の成績は?
藤井聡太さんの今年度の成績は12勝2敗です。(2020年7月9日現在)
1敗は、2020年6月10日に行われた王座戦の二次予選にて、大橋貴洸さんとの対局にて、もう1敗は、2020年7月9日に行われたヒューリック杯棋聖戦 第3局にて渡辺明さんとの対局でのものです。
藤井聡太の勝率は?
今年度の現在までの勝率は0.8571となっています。
また、2019年の成績は、53勝12敗で勝率は0.815で三年連続で8割を超えるという好成績で、この年の勝率1位となっておられます。
そして、2017年から3年連続で勝率1位ということになりました。
藤井聡太の実績は?
藤井聡太さんのこれまでの主な実績は次のとおりです。
2020年度には、棋聖に1回、王位に1回と2回登場されています。
また、2017年度、2018年度の2回、朝日杯将棋オープン戦で優勝されています。
2018年度には、新人王戦で優勝されています。
さらに、非公式戦ではありますが、AbemaTVトーナメント では2018年と2019年の2回、優勝されています。
藤井聡太の今後の対局は?
藤井聡太さんの今後の対局相手の予定は次のとおりです。
- 2020年7月13日、14日:王位戦第2局 相手:木村一基王位
- 2020年7月16日:棋聖戦第4局
- 2020年7月18日:JTプロ公式戦 相手:菅井竜也八段
- 2020年7月21日:棋聖戦第5局
- 2020年8月4日、5日:王位戦第3局
- 2020年8月19日、20日:王位戦第4局
- 2020年8月31日、9月1日:王位戦第5局
- 2020年9月9日:順位戦B級2組 相手:谷川浩司九段
- 2020年9月14日、15日:王位戦第6局
- 2020年9月28日、29日:王位戦第6局
(棋聖戦はどちらかが3勝、王位戦は4勝した時点で終了となります)
まとめ
- 現在高校生のプロ棋士藤井聡太の棋士としての推定年収は2000万円と推定
- 藤井聡太の2020年のこれまでの勝率は0.8571。
- 藤井聡太の2019年度の勝率は0.815。三年連続で1位という快挙
- 今後は棋聖戦、王位戦の戦いが続く