秩父市長選挙が2021年4月11日告示2021年4月18日投票の日程で行われます。
北堀篤氏は、秩父市生まれの現在の年齢は70歳。
北堀篤氏は、専門学校卒業後ホテル美やまに就職し、その後秩父市議会議員を経て埼玉県議会議員を4期務めています。
2013年、2017年の秩父市長選に立候補するも2度に渡り落選。
2021年4月3度目の秩父市長選挙に出馬する理由から経歴や評判をチェックしていきましょう。
- 北堀あつし(無所属・新)1万4,812票 当選
- 久喜くにやす(無所属・現)1万4,516票
- 保泉まさひろ(無所属・新)1,169票
北堀篤の経歴は?
北堀篤氏は、1950年7月23日に秩父市で生まれ現在の年齢は70歳です。
- 北堀篤氏は1950年7月23日、秩父市生まれの現在70歳
- 専門学校卒業後、ホテル美やまに入社
- 秩父市議会議員を経て埼玉県議会議員を4期務める
- 2013年、県議会議員を辞職して秩父市長選挙へ立候補するも落選
- 2017年、再度秩父市長選挙に立候補するも落選
- 2020年10月、翌年4月に行われる予定の秩父市長選挙へ3度目の立候補を表明
専門学校卒業後、ホテル美やまに入社しています。
ホテル美やまでは専務取締役を務め、その傍ら秩父市議会議員を2期8年務めたのち、1999年に行われた埼玉県議会議員選挙に当時秩父市と横瀬町が選挙区であった北第1区から無所属で立候補、18,625票を獲得し現職で自由民主党公認の井上久氏との一騎討ちを制して初当選を果たしました。
- 2003年の県議会議員選挙では無投票で再選
- 2007年の県議会議員選挙では秩父市のみに区割りが変更になった北1区から立候補、20,306票を得票し無所属の新人山口民弥氏の挑戦を退けて3選、2011年の県議会議員選挙では無投票で4選を果たしています。
北堀篤氏は埼玉県議会議員在任中、埼玉県議会の総合政策委員会・総務危機管理防災委員会・図書室委員会・少子高齢福祉社会対策特別委員会・循環社会対策特別委員会・緊急経済対策特別委員会・公社事業対策特別委員会・決算特別委員会の各委員長や環境防災農林委員会・県土都市整備委員会・予算特別委員会の各副委員長、都道府県観光産業振興議員連盟の事務局長、自由民主党埼玉県議団政調会長、自由民主党秩父支部長、埼玉県中小企業団体中央会北部支部長などの役職を歴任しています。
北堀篤氏は2013年に行われた秩父市長選挙に県議会議員を辞職して立候補、15,389票を得票しましたが現職の久喜邦康氏に敗れました。
さらに2017年の秩父市長選挙にも立候補、15,932票を獲得したもののわずか90票差で同じく現職の久喜邦康氏に再度苦杯を嘗めています。
北堀篤氏は2020年10月、秩父市長選挙へ自由民主党の推薦を受けて立候補を表明しています。
3度目の市長選挙挑戦となり、3度目の久喜氏への挑戦ともなります。
北堀篤氏は現在、ホテル美やまの取締役会長を務めるほか、秩父商工会議所常議員、秩父ホッケー連盟会長、埼玉ホッケー連盟副会長、秩父市サッカー少年団顧問、秩父旅館業協同組合理事長、秩父ロータリークラブ会員、秩父観光協会副会長などの役職を務めています。
北堀篤氏が経営するホテル美やまは1950年に開業し70年以上の歴史を持つ秩父では有名な温泉旅館です。
北堀篤氏は経営者としてまた市議会議員・県議会議員として活躍してこられた方ですから、政治経験に加え経営者としての経験も活かすことを期待出来る方といえますね。
北堀篤の学歴は?
- 秩父市立高篠小学校卒業
- 秩父市立高篠中学校卒業
- 法政大学第一高等学校卒業
- 東京栄養食糧学校卒業
北堀篤氏は地元秩父市の小・中学校を卒業後、法政大学附属第一高等学校を経て東京栄養食糧学校を卒業しています。
北堀篤氏の母校、法政大学第一高等学校は1936年に旧制法政中学校として開校、1948年、学制改革によって法政大学第一高等学校となりました。2007年に武蔵野市吉祥寺から三鷹市牟礼に移転し、中・高同時に男女共学となり、校名も法政大学第一高等学校から法政大学高等学校に改称しています。
現在の偏差値は「69」と東京の私立高校の中でも上位に位置する学校です。卒業生の多くが法政大学へ内部進学しています。著名な卒業生として阪神・西武で活躍しダイエーの監督や阪神・楽天でコーチを務めた野球解説者の田淵幸一氏がいます。
北堀篤氏のもう1つの母校、東京栄養食糧学校は1939年に食糧学校として開校し、1957年に学校名称を東京栄養食糧学校と改称しています。管理栄養士や調理師、栄養教師を育成する学校です。
北堀篤氏は東京の名門私立高校から専門学校に進んでいます。旅館経営を見据えて進学先を決めたのではないでしょうか。
北堀篤の政策や公約は?
北堀篤氏は「いつもあなたと共に!ともに考え、ともに行動!」とのスローガンのもと、増え続ける市の債務と、減り続ける生産人口を憂い、若者・子どもたちに将来の大きな負担を押し付けることになるとして、そのための解決策を公約として掲げています。
北堀篤氏は重点分野・重要施策として以下の項目を掲げています。
- 人口減少に対応すべく、抜本的な行財政改革を断行
- 増え続ける市の債務をストップし、削減への道筋をつける
- おむつ代として月額1万円を支給
- 市立学校の給食費を無料化
- 小・中・高校生までの医療費を完全無償化
- 助産所・院内助産所を設け、出産の受入を強化
- ご高齢者・障がい者にやさしい仕組みを作る
- 幼児からの英語教育
- 皆野高校に看護学科・介護学科を新設
- 都内、浦和・大宮まで1時間で移動可能に
- 国道299号の高速道路化
- 上信越道・吉井インターへ直結する新たな高速道路
- 皆野寄居バイパスの通行料を半額に
- 大滝トンネルの早期開通
- 長尾根トンネルの整備
- 府坂峠の道路改修
- 結果重視の企業誘致と雇用の創出
- 景観の創造と、商店街の活性化
- 建築在来工法の継承と林業支援
- 水素エネルギーの活用をめざす街
北堀篤氏の公約は経営者として、また市議会議員・県議会議員を務めてきた経験を踏まえたものとなっている印象を受けます。
ただ多くの施策をどうやって予算の制約の中で実現されるかは不透明な部分もありそうです。
北堀篤の評判は?
この北堀篤って人このコロナの最中6人で激励会したの?
マスクもしないで集まって食事でもしたのかな
周りの県議の人もなに考えてんだろうとのコメントがありました。
コロナ禍の中での選挙戦となりますから敏感になる有権者も多くなりますので、注意が必要ですね。
北堀篤が秩父市長選挙に出馬した理由は?
北堀篤氏は、市の債務削減と財政の立て直しは直ぐにでも着手しなければ手遅れになると訴え、市立病院の経営方針などをめぐり現職市長の久喜氏の市政運営への批判を重ねています。
北堀篤氏は財政再建と秩父市の未来を見据えて自身が市長として働く決意を表しています。
北堀篤が当選する確率は?
2021年4月の秩父市長選挙は4選を目指す現職の久喜邦康氏に前回の市長選挙で久喜氏に90票差まで迫った北堀篤氏との争いが軸となると見られています。
自由民主党系の市議会最大会派「清流クラブ」所属議員の大半や秩父商工会議所、秩父郡市医師会が久喜氏を支援しています。
一方の北堀篤氏は、前回・前々回の市長選では得ることができなかった自由民主党埼玉県連の推薦を取り付けるとともに、連合埼玉からも推薦を受けて現市政への批判票の取り込みを進めています。また市の基幹産業である観光業界からの支援も受けています。
前回の選挙結果を勘案するとどちらが勝ってもおかしくない選挙となっていますので、要注目の選挙といえますね。
北堀篤の家族はどんな人?
北堀篤氏の家族については情報がありませんでした。ご本人の年齢を考えると奥さんやお子さんがいても不思議ではありませんし、お孫さんがいても不思議ではありませんので、お子さんたちや自身の経験を子育て政策などに活かすことができるかもしれません。
まとめ
- 北堀篤氏は1950年7月23日、秩父市生まれの現在70歳
- 地元の小・中学校から法政大学第一高等学校を経て東京栄養食糧学校を卒業後、ホテル美やまに入社、同社で専務取締役を務める
- 秩父市議会議員を2期8年務めた後、埼玉県議会議員を4期14年務め、県議会の各委員会委員長などの要職を歴任
- 2013年、県議会議員を辞職して秩父市長選挙へ立候補するも落選
- 2017年、再度秩父市長選挙に立候補するもわずか90票差で惜敗
- 2020年10月、翌年4月に行われる予定の秩父市長選挙へ自由民主党埼玉県連や連合埼玉の支援を受け、無所属での立候補を表明