金沢市長選挙は、2022年3月6日に告示され、3月13日投開票で行われます。
立候補者は、市議の森一敏氏(63)、国連大学元職員の永井三岐子氏(53)、共産系の団体が推す中内晃子氏(49)、副市長の村山卓氏(49)、市議の小間井大祐氏(39)の5名です。
現職市長が、知事選出馬という異例の辞退で、候補者が過去最多の可能性もでています。
候補者の経歴や、学歴、評判をチェックしていきましょう。
2022年3月14日追記
- 村山卓(無所属・新)7万9,496票 当選
- 小間井大祐(無所属・新)4万8029票
- 永井三岐子(無所属・新)3万5562票
- 森一敏(無所属・新)2万6285票
- 中内晃子(無所属・新)1万953票
村山卓氏が初当選となり金沢市長となります。
おめでとうございます!!
金沢市長選2022候補者の経歴は?
1981年3月 金沢大学教育学部を卒業
泉野小、湯桶小、富樫小、三和小、三馬小学校に勤務
2003年4月 金沢市議会議員初当選
2011年4月 金沢市議会議員当選 (トップ当選)
2015年4月 金沢市議会議員当選 (トップ当選)
森一敏氏は、金沢大学教育学部を卒業後、教員として、子供達と平和と人権を学ぶ教育実践に心血を注ぎます。
「教え子を再び戦場に送るな」に深く共鳴し、教育の自立と子ども中心の学校、平和と民主主義の実現を目指す活動に取り組みます。
2003年4月金沢市議会議員に初当選し、毎議会において発言をつづけてきました。
教育環境常任委員長、地球温暖化特別委員長等を歴任しました。
政治家を目指したのは、授業中に太平洋戦争について学んでいる時の「どうして止められなかったんですか?」という子どもの一言がきっかけでした。
「戦争を二度としない社会にする」と子どもたちと約束をかわしたそうです。
趣味は、スキー、クラシック音楽
子どもの一言で、政治を志すことを決めるのは、とても感慨深いです。
1992年03月 上智大学外国語学部フランス語学科卒業
民間企業に務める傍らフランスとモンゴルを往来し語学や文化を習得
1996年 JICAモンゴル地質調査所プロジェクトコーディネーターとして現場で奮闘。プロジェクトはモンゴル鉱物資源省より表彰を受ける。
1999年 JICAモンゴル事務所企画調査員
2001年 政策研究大学院大学にて国際開発学修士号取得
2002年 環境や国際協力の分野でフリーランスの通訳、翻訳を行う(フランス語、英語)
2006年 国連大学と環境省が共同運営する地球環境情報センター(当時)で地域の地球温暖化対策や協働による環境保全を研究、実践
2009年 科学技術による初めての開発援助プロジェクトのコーディネーターとして、東京大学、タイ国立カセサート大学などの研究プロジェクトに参画
2014年 国連大学サスティナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット事務局長として、石川県全域の里山里海の保全に関わる。
永井三岐子氏は、上智大学外国語フランス語学科卒業後、フランス、モンゴル、タイといろいろな国で仕事に就きます。
そして27年ぶりに故郷で、はじめて仕事を始めます。
2014年、国連大学IASいしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット事務局長として、金沢市の持続可能なまちづくりに携わりました。
趣味は、乗馬(モンゴル仕込み)、茶道です。
海外での様々な経験が金沢の宝物をより輝かせてくれそうですね。
2005年 青山学院大学経済学部卒業
東京で就職し企画営業や新規事業立ち上げプロジェクトに従事
2012年 株式会社日本エージェンシーの広告プランナーとして従事
2014年10月 金沢市議会議員補欠選挙に初出馬し初当選
2015年04月 金沢市議会議員選挙にて当選(2期目)
2019年04月 金沢市議会議員選挙にて当選(3期目)
小間井大祐氏は、青山学院大学経済学部卒業後、東京で人材採用コンサルタントやメーカーでの新規事業の立ち上げ等に従事します。
2012年に金沢へUターン後、地元で広告プランナーとして従事します。
政治を志した理由は、街の問題点を若手の立場から議会に届けるためだそうです。
2014年、金沢市議会議員補欠選挙に立候補し初当選し、3期務めています。
新たな財源確保と観光と市民生活のバランスを保つための「宿泊税条例の制定」
多主体が、協働してつくるまちづくりに向けて「金沢ハロウィン大行列の実施」に携わりました。
趣味は、三味線、茶道、ジョギングです。
インスタグラムでギターを持つ姿を観ました。三味線だけでなくギターも弾かれるんですね。まさに和洋折衷って感じですね。
慶応義塾大学総合政策を卒業後
1992年4月 総務省に入省
1996年7月 岩手県庁勤務
2002年4月 仙台市役所勤務
2009年7月 愛媛県庁勤務
2012年4月 川崎市役所勤務
2014年3月 香川大学大学院(地域マネジメント研究科教授を務める)
2018年8月 防衛省(日米防衛協力課日米同目調整企画官に就任)
2019年4月 金沢市役所勤務(副市長就任)
村山卓氏は、慶応義塾大学総合政策を卒業後、総務省に入省します。
総務省職員として、各地方自治体に出向し勤務しています。
大学卒業後ずっと総務省職員ということになります。
自民党支部から要請を受け、「市政の停滞はいけない。
継続的に市役所を運営していくためには、把握している人が新たな市長としてかじ取りを担うべきだ」という使命感をもち決意したそうです。
金沢市役所勤務になってまもなく、金沢公共楽団に入団しました。
ピッコロ・フルート・リコーダーを担当してます。
楽器演奏がご趣味でしょうか?
金沢市長選2022候補者の学歴
1977年 金沢桜丘高校卒業
1981年 金沢大学教育学部卒業
森一敏氏は、小さいころ父と長嶋茂雄の影響を受け、プロ野球選手を夢見ていました。
高校時代からクラシック音楽に魅せられます。
ベートーヴェン、ワーグナー、ムソルグスキーの重厚なオーケストラとオペラや歌曲が時に好きで、生まれ変わるならオペラ歌手にと密かに歌っているそうです。
結構、大物に影響されやすいタイプですね。
好きな食べ物は、ギョウザ、バナナ、バウムクーヘンです。
1981年3月 小立野小学校卒業
1984年3月 紫錦台中学校卒業
1987年3月 石川県金沢泉高等学校卒業
1992年3月 上智大学外国語学部フランス語学科卒業
特技は、英語、フランス語、モンゴル語 です。
家族は、夫と娘2人です。
育児の傍らキャリアを中断させない為フリーランスの通訳、翻訳を行っていたそうです。
外国では、育児するだけでも大変なのに、バイタリティーがありますね。
1995年03月 金沢市立浅野町小学校卒業
1998年03月 金沢市立泉中学校卒業
2001年03月 私立星稜高等学校卒業
2005年03月 青山学院大学経済学部卒業
小間井大祐氏は、高校まで石川県内に進学し、金沢市在住です。中学校時代は、ハンドボール部、高校時代は、軟式テニス部に所属していました。
青山学院大学時代は、地方財政専攻でビートルズ訳詞研究会に所属していました。球技が得意なのでしょうね。
ビートルズ訳詞研究会は「昔の洋楽・邦楽」を演奏する軽音楽部だそうです。楽器は何を担当されていたんでしょうね。
小間井大祐氏の家族は、妻、子1人(愛娘:はなちゃん)です。
麻布中学校卒業
1991年3月 麻布高等学校卒業
1996年3月 慶応義塾大学総合政策学部卒業
村山卓氏は、東京都の練馬区に生まれ育ちました。
麻布高等学校は、高校においては生徒を募集しない中高一貫教育をしている私立男子中学校・高等学校です。
そのため麻布中学校卒業と表記しました。
慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパスで、総合政策を学びました。
村山卓氏の母親は、金沢出身だそうです。
村山卓氏は、既婚という事ですが、ご家族の詳細は不明です。
facebookに、幸せそうなご本人と女性の似顔絵がありました。奥様かもしれませんね。
金沢市長選2022候補者の政策や公約は?
それでは、2022年金沢市長選候補者の方々の政策や公約を簡単に、ご紹介させていただきます。
森一敏の政策や公約
森一敏氏は、金沢百年の計-受け継いでいく、創っていく- その基本姿勢と「誰一人取り残さない市政」とし、5つの政策を掲げています。
17年間の議員生活で大切にしている事は、市民の側に寄り沿って、活動することと話し、百年先を見据えた未来都市金沢を市民と一緒に創ると訴えます。
永井三岐子の政策や公約
永井三岐子氏は、未来への提言を、三方スマイル!
人よし環境よし経済よしの金沢へと掲げ、5つの重点施策「産業・くらし・学び・まち・文化」を打ち出しています。
永井の強みとして、世界・地域・女性・みどりの4つの視点から今までの実績を挙げます。
市政やまちづくりに参加することが義務ではなく、楽しいと思えるようなしくみをつくり、市民と対話を重ね、世界に誇れるまち金沢を作っていきたいと訴えます。
小間井大祐の政策や公約
小間井大祐氏は、「若い世代が政治に可能性を感じて街づくりに参画できるよう、意見をしっかり反映させたい」と協調します。
「協奏都市・金沢」をテーマに掲げ、あらゆる世代の人が、個性を活かせる街を目指すと訴えます。
便利で分かりやすい‘’行かなくていい‘’市役所を利用者目線で構造改革し、地域に寄り添う市役所をつくると訴えます。
村山卓の政策や公約
村山卓氏は、山野市政の「継承と発展」を訴えます。
文化振興に力を入れるとし、
「市民が、さらに生活やこころの豊かさを感じてもらえるようにしたい」
「全国に二つとない文化都市になる力があり、さらに磨きをかけたい」と訴えます。
金沢市長選2022候補者の評判は?
村山卓氏は、情報があまりなく知名度が低いみたいです。
みんな情報を知りたがっているようです。
金沢市長選2022候補者で誰が当選しそう?
森一敏氏は、社民の推薦、市議会の所属会派「みらい」の支援を受けています。
村山卓氏は、自民党が支持しています。
国連大学元職員の永井三岐子氏、若返りの政治を目指す小間井大祐氏、村山卓氏は、山野市長のもと、金沢市のノウハウを叩き込んでいるとはいえ、どこまで知名度が浸透しているかが注目です。
金沢市長選2022候補者で当選したのは誰?
2022年の金沢市長選挙は、村山卓氏が当選しました!
↓こっちもチェック!
まとめ
森一敏氏
- 経歴は、長く教員として教育実践に心血を注ぎます。市議会議員選挙では2度トップ当選をしています。
- 学歴は、金沢大学教育学部卒業です。
- 政策や公約は、基本市政を「誰一人取り残されない市政」とし、5つの政策を掲げています。
永井三岐子氏
- 経歴は、長く海外で働いた後、故郷に戻り国連大学IASいしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット事務局長として金沢市の持続可能なまちづくりに携わりました。
- 学歴は、上智大学外国語学部フランス語学科卒業です。
- 政策や公約は、「三方スマイル!人よし環境よし経済よしの金沢へ」と掲げ、5つの重点政策を打ち出しています。
小間井大祐氏
- 経歴は、金沢にUターン後、広告プランナーとして従事します。金沢市議会議員補欠選挙で初当選後、3期務めています。
- 学歴は、青山学院大学経済学部卒業です。
- 政策や公約は、「協奏都市・金沢」をテーマに掲げ、あらゆる世代の人が個性を活かせる街を目指すと訴えます。
村山卓氏
- 経歴は、総務省に入省後、地方自治体に出向し、金沢市役所の副市長です。
- 学歴は、慶応義塾大学総合政策学部卒業です。
- 政策や公約は、「市民がさらに生活やこころの豊かさを感じてもらえるようにしたい」と訴えます。