元自衛官という特徴的な経歴をもった女芸人やす子さん。
やす子さんは育ってきた環境が複雑だったみたいで中学高校生の時は児童養護施設にお世話になっていたみたいです。
やす子さんの出身中学高校やなぜ自衛隊に入ったのか、やめたのか理由を知りながら今の芸風になった理由を探っていこうと思います。
やす子芸人の出身中学高校は?
5/29 11:55~
テレビ東京
⭐にちようチャップリン⭐告知しといてなんですが
絶対オンエア見れないです…
SMAvs浅井企画
よろしくお願いいたします💦#にちようチャップリン pic.twitter.com/HU4JDBzC3w— やす子 (@yasuko_sma) May 23, 2021
ではまずは、やす子さんの出身中学高校からみていくことにしましょう。
やす子さんの中学は、地元山口県の宇部市立西岐波(にしきわ)中学校です。
中学時代は水泳部に所属していて、市内の大会ではバタフライで優勝するほどの腕前だったそうです。
自由形でも3位入賞という成績を残しています。
やはり、後に自衛官になるというだけあって、中学生のころからやす子さんは運動神経は抜群だったのですね。
ただ、中学時代はお笑いにはほとんど興味がなかったそうで、テレビもあまり見ていなかったといいます。
ですので、お笑い芸人さんの名前やタレントさんの名前もほとんど知らず、バラエティ番組もほとんど知らなかったそうです。
次にやす子さんの高校はというと、同じく地元山口の宇部中央高校に進学しています。
高校では柔道部に所属していました。
柔道を始めたのは高校からだとのことですが、黒帯所有の有段者です。
高校時代には県大会にも出場しています。
ただ、高校に入ってもお笑いの芽はまだ出ておらず、学生時代に周りから「おもしろい」とは言われたことはなかったそうです。
学生時代は、お昼休みになると一人で図書館で過ごすような女の子だったそうで、昔を知っている人は、やす子さんの変わりようにびっくりしているそうです。
ということで、高校時代になってもお笑いに興味はなく、知っている芸人さんといえば、ダウンタウンと爆笑問題だけだったといいます。
やす子芸人の年齢や本名は?
- やす子さんの生年月日は1998年9月2日。現在22歳
- やす子は芸名で、本名は「安井(やすい)かのん」
やす子さんの本名、「かのん」というのはとてもかわいい名前ですね。
年齢や本名など、やす子さんの過去を調べてみると、次のようなこともわかりました。
実は、やす子さんは高校時代、いじめにあっていたそうです。
きっかけはささいなことだったようです。
女子グループで話をしていたとき、ほかの女の子が愚痴を言っているのが、とても嫌だったやす子さん。
その子が「結局、女子はダルい。女子はだからダメなんだ」というようなことを言ったそうです。
その子に対して、やす子さんが「あなたが一番女子じゃん(女子っぽいことを言っているじゃん)」と言ったところ、次の日からグループ全体から無視されるようになったそうです。
また、家庭環境も複雑だったそうで、父親は小さい時からすでにおらず、母親との関係もうまくいっていなかったとのこと。
中学生のころは親に内緒で児童養護施設に保護をしてもらい、そこから学校に通っていたこともあるそうです。
高校に入ってからは、完全に児童養護施設から学校に通っていたといいますから、いじめに家庭環境とつらい毎日を過ごしていたことになりますね。
本人も、当時を振り返って、つらかったと語っています。
児童養護施設から通っていることが高校のみんなにばれてしまうということがあり、それからは、保健室登校のような形になったといいます。
ただ、やす子さんはやす子さんなりにがんばって、きちんと高校を卒業しています。
やす子芸人自衛隊をやめた理由は?
ここまでご紹介したような経緯もあって、やす子さんは高校卒業後、経済的に自立したいと思うようになります。
そこで、やす子さんは、大学には進学ではなく、自衛隊に入隊するという道を選びます。
自衛隊に入隊すると、やす子さんは施設科という部門に配属となり、京都にある大久保駐屯所に赴任することになります。
施設科というのは、自衛隊の施設の整備をする部門だとのこと。
ここで、やす子さんはドーザ手という、女性としては珍しい任務につくこととなります。
ドーザ手というのは、ブルドーザのオペレーターのことです。
やはり、自衛隊は男社会のようで、やす子さんの周りは男性ばかり、同僚で女性は2つ上の先輩自衛官だけだったといいます。
ドーザ手も、やす子さんが所属していた小隊20人の中に3人しかおらず、もちろん女性はやす子さんだけでした。
女性自衛官として将来有望だったのかというと、残念ながらそうではなかったようです。
入隊後、失敗ばかりで、周りからはポンコツ扱いを受けていたようです。
自衛隊といえば、男性でも音を上げてしまう人がいるということで知られています。
結果、やす子さんは1年と半年ほどで自衛隊を辞めることになります。
辞めた理由は、天の声のお告げだったそうですよ。
ある日、上官の後ろを歩いているとき、ふいに「自衛隊を辞めよう」という天の声が聞こえたそうです。
自衛隊は任期制をとっていて、続けるか辞めるかを2年ごとに決められるそうなのです。
また、4年間勤めると退職金が出るので、やす子さんもなんとか4年間は続けようと思っていたそうですが、その天の声に導かれて、そのまま前を歩いていた上官に「辞めます」と宣言したそうです。
それまで辞めるつもりは全くなかったということですから、まさに天のお告げによって辞めたという表現がぴったりなようです。
やす子芸人になった理由は?
やす子さんは、自衛隊を辞めた後、清掃会社に勤めていました。
ところが、高校時代からの友人がお笑い芸人を目指すと言い出し、その友人に頼まれる形でネタを書き始めるようになります。
このことをきっかけに、やす子さんはお笑いに興味を持つようになり、その友人といっしょに現在の事務所(ソニー・ミュージックアーティスツ)に所属することになります。
あるとき、事務所のライブの当日にその相方が欠席してしまいます。
実は、その3日ほど前から相方とは連絡がとれなくなっていたそうで、ひょっとして当日も来ないかもしれないと思ったやす子さんは、一人でもできるネタを考えていたといいます。
思っていたとおり、当時、相方はやって来ず、やす子さんは急遽、一人で出演することになりました。
このとき、やす子さんはこのライブのが終わったら芸人を辞めるつもりでいたそうです。
ところが、結果的にそのライブでの評判が良く、お客さんの投票で2位の順位になりました。
こんなことがあり、結局、そのまま芸名を「やす子」と改名して、お笑いを続けることに決めたのでした。
いろいろあったやす子さんですが、今はお笑い芸人という仕事が大好きになったそうです。
今の夢は「テレビに出てみんなを笑顔にすること」だとのこと。
自衛隊時代の経験を生かした「五十音順の何を言われても自衛隊っぽいことが言える・動きが出来る」などのネタで人気のやす子さんですが、実は今も「即応予備自衛官」という立場なのです。
即応予備自衛官とは、あまり聞きなれない言葉ですが、普段はそれぞれの職業に従事さながら、訓練の招集があれば自衛隊に赴いて年間30日の訓練を行うという、非常勤の特別職国家公務員という立場なのだそうです。
つまり、災害など非常事態時には自衛隊員として社会に貢献するというのが即応予備自衛官ということなのです。
やす子さんは芸人になった今も、この役割を担っています。
やっぱり、「人助けをしたい」という思いは今も変わっていないのですね。
いろいろあったやす子さんですが、これからはどんどんテレビで活躍して、みんなを笑顔にして、自分も幸せになっていってほしいと思います。
まとめ
- やす子の出身中学は、山口県宇部市立西岐波(にしきわ)中学校。
出身高校は、山口県宇部中央高校。
大学には進学していない。 - 中学では水泳部、高校では柔道部に所属していた。
- やす子の生年月日は1998年9月2日。現在22歳。
本名は「安井かのん」 - やす子は高校時代いじめを受けていた。
親との関係も良いものではなく、養護施設から学校に通っていた。 - やす子は高校卒業後は自衛隊に入隊。
1年半ほどで自衛隊を辞め、友人に誘われてお笑い芸人の世界へ。 - やす子は今も即応予備自衛官(臨時に召集される自衛官)という立場にある。