静岡県知事選挙が2021年6月3日告示2021年6月20日投票の日程で行われます。
川勝平太氏は京都府京都市の出身で、現在の年齢は72歳です。
川勝平太氏は現職の静岡県知事で4期目として出馬します。
経済学者としてさまざまな場所で教鞭を取り、活動してきました。
その後2009年に静岡県知事選で初当選し、現在まで3期務めてきました。
静岡県知事川勝平太氏の経歴や評判をチェックしていきましょう。
2021年6月21日追記
- 川勝平太(無所属・現)95万7,239票 当選
- 岩井茂樹(無所属)62万4,967票
おめでとうございます!!
川勝平太の経歴は?
1975年(昭和50年)4月:早稲田大学政治経済学部助手に就任
1982年(昭和57年)4月:早稲田大学政治経済学部専任講師に就任
1984年(昭和59年)4月:早稲田大学政治経済学部助教授に就任
1990年(平成2年)4月:早稲田大学政治経済学部教授に就任
1991年(平成3年)4月:早稲田大学中央図書館副館長に就任
1994年(平成6年)11月:早稲田大学中央図書館副館長を退任
1998年(平成10年)4月:国際日本文化研究センター教授・国立民族学博物館地域研究企画交流センター客員教授に就任
2007年(平成19年)4月:静岡文化芸術大学学長・国際日本文化研究センター客員教授に就任
2009年(平成21年)6月:静岡文化芸術大学学長を退官
2009年(平成21年)7月:静岡県知事に初当選(3期)
2009年(平成21年)9月:学校法人静岡文化芸術大学理事長に就任
2010年(平成22年)3月:学校法人静岡文化芸術大学理事長を退官
2010年(平成22年)11月:静岡文化芸術大学名誉教授に就任
川勝平太氏は1948年(昭和23年)8月16日生まれの72歳です。京都府京都市で生まれ育ちました。
川勝平太氏は経済学者として、出身大学である早稲田大学をはじめとするさまざまな大学や研究所で教鞭を取っていました。
2009年には、静岡県知事選に初当選し、現在まで静岡県知事を3期務めています。
川勝平太の学歴
京都市立衣笠小学校を卒業
京都市立衣笠中学校を卒業
1967年(昭和42年)3月:私立洛星高等学校を卒業
1968年(昭和43年)4月:早稲田大学第一政治経済学部経済学科に入学
1972年(昭和47年)3月:早稲田大学第一政治経済学部経済学科を卒業
1975年(昭和50年)3月:早稲田大学大学院経済学研究科修士課程を修了
1975年(昭和50年)4月:早稲田大学大学院経済学研究科博士課程理論経済学・経済史専攻に入学
1982年(昭和57年)3月:早稲田大学大学院経済学研究科博士課程理論経済学・経済史専攻を満期退学
1985年(昭和60年)10月:オックスフォード大学でD.Phil.を取得
川勝平太氏は高校まで、出身地である京都府京都市で過ごします。
川勝平太氏の出身高校である私立洛星高等学校は、京都市にある私立の中高一貫男子校です。
偏差値は59から63で京都府内で3番目の偏差値を誇り、京都大学や国公立医学部を目指す学生が多く在籍します。
川勝平太氏の出身大学である早稲田大学は、東京都新宿区にある1920年に設立された歴史ある私立大学です。
設立者の大隈重信が明治を代表する政治家であったことから、川勝平太氏の在籍していた政治経済学部は、早稲田大学の看板学部とされています。
政治経済学部の偏差値は70と非常に高いです。
川勝平太氏がD.Phil.を取得したオックスフォード大学は、世界大学ランキングで3年連続1位となる世界最高峰の大学です。
D.Phil.とはDoctor of Philosophyの略で、日本語に直訳すると「哲学博士」となりますが、現在はさまざまな学問について与えられる博士水準の学位です。
川勝平太の政策は?
川勝平太氏は、現職の静岡県知事です。
今回の静岡県知事選では、新型コロナウイルスの感染拡大やクラスターの発生を危惧し、選挙活動を行わず、公務に専念する方針を発表しました。
5月24日に、静岡市内で開かれた政策発表会見で話された内容を紹介していきます。
- リニア問題
- 新型コロナウイルス対策
- 医療の充実
- 平等な教育
1.リニア問題
南アルプスはユネスコエコパーク(生物圏保護区)に認定されています。
リニアのトンネル工事は、南アルプスの自然破壊であり、人類の命に関わる水源に影響を及ぼします。
トンネルを掘ると、年間300万立方メートルから500万立方メートルの水が永久に流れ出続け、戻ってくることはありません。
また、トンネルを掘ることで水質も変化します。そうするとユネスコエコパークである南アルプスの生態系に大きなダメージをもたらします。
JR東海は、トンネルを掘って出た掘削土は、上流の河原に積み上げるとしています。この掘削土にヒ素や重金属、ウランなどの危険な物質が含まれていた場合、住民の健康は保証されません。
このように、さまざまな問題がリニアにはあります。
静岡県内の環境衛生研究所や国立遺伝学研究所などの施設を活用することで、これらの問題と向き合っていきます。
2.新型コロナウイルス対策
国内の新型コロナウイルス感染者が増え続けているなかで、静岡県の感染者数は累計で7,000人台と非常に少ないです。
感染者の少ないこの状況を維持するためにも、まずは検査体勢の充実をはかります。
次にワクチンの接種について、県内35市町と連携を取り、集団接種の会場設営や運営を、効率的かつ円滑に進めます。
また、ワクチンチームを静岡県で作り、不安を抱える自宅療養患者をさまざまな形でサポートします。
3.医療の充実
静岡県は人口10万人あたりの医師の数がとても少なく、全国で40位前後に入る少なさです。
現在も猛威を奮い続けている新型コロナウイルスや、これから起こるとされる南海トラフ地震に備えて、静岡県内の医師の数を増やします。
既に実施されている「バーチャルメディカルカレッジ」や、県民の健康を維持するための「ふじ33(さんさん)プログラム」に引き続き力を入れることで医療体制を充実させ、県民の健康を支えます。
4.平等な教育
県立高校をオンリーワン、またはプロフェッショナルな高校にすることを目指します。そこで学んだ学生たちが、社会で役立つような実学を得ることができる環境づくりをします。
またハンディキャップのある子どもたちが自立できるように、特別支援教育を充実させます。
通常の学級で、ハンディキャップのある子どもを特別に指導することで、ハンディキャップのある子どもたちも他の子どもたちも共存していく学級作りをします。
静岡県内には128カ国もの国籍を持った人たちがいます。その人たちが生活していく上で不便のないように、夜間中学、アメリカで言う「ナイトスクールプログラム」を設置し、日本の言語や文化の学習に役立てます。
川勝平太の実績は?
川勝平太氏は、静岡県知事を3期務めました。
これまで2013年には富士山や、茶草場農法が世界文化遺産登録されました。
その後2014年には南アルプスのユネスコエコパーク登録、翌年の2015年には韮山反射炉の世界文化遺産登録など、静岡県の自然や文化の豊さを世界に発信し続けてきました。
今回の静岡県知事選の公約にも挙げられた「ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ」も川勝氏の実績のひとつです。
ノーベル(医学生理学)賞を受賞した本庶佑先生を学長とし、県内で医学を学ぶ学生に6年間奨学金を出し、9年間は医師として静岡県内で働いてもらうというものです。
この制度を通じて500人以上の医師を輩出し、静岡県内の医師の数は徐々に増加しています。
川勝平太の評判は?
川勝平太氏は、これまでの静岡県知事として3期にわたり活動してきました。
リニア反対の姿勢などを評価する県民も多いようです。
静岡県の河川の涸れをみていると余計心配になる。よって県知事選は、川勝さんかなぁ。ぼくは。
しかし今年の1月には、この新型コロナウイルスが蔓延するなか、県民に不要不急の帰省等を控えるよう呼びかける一方で、川勝平太氏が長野県軽井沢市にある自宅に帰省していたことが判明しました。
車で往復し、家族のみで過ごしたと説明していましたが、県民に自粛を求める立場として、この川勝平太氏の帰省は批判を集めました。
川勝平太が再選する確率は?
前回2017年の静岡県知事選では、25万票以上の差で当選しました。
今回の静岡県知事選では、新型コロナウイルス感染症対策として選挙活動は行わないとしていますが、これまでの静岡県知事としての活躍が県民に認められていれば当選も難しくはないでしょう。
川勝平太の妻や子供は?
川勝平太氏の奥さまは、川勝貴美さんという方です。
今年で72歳になるようなので、川勝平太氏と同い年です。
お子さんはいらっしゃらないようです。
まとめ
- 川勝平太氏は、1948年(昭和23年)8月16日生まれ、72歳の京都府京都市出身
- 川勝平太氏の最終学歴はオックスフォード大学D.Phil.取得
- 川勝平太氏の経歴は、早稲田大学教授、静岡文化芸術大学学長、静岡文化芸術大学理事長などを経て、2009年に静岡県知事選に立候補し、初当選