2021年10月19日公示、31日投開票というスケジュールで、衆議院議員総選挙が行われます。
主要政党のひとつ国民民主党は、2020年9月に立憲民主党に合流しなかった衆議院6名、参議院8名による政党です。
今回の選挙が、結党後初めての衆議院選挙となります。
そんな国民民主党を率いるのが、代表の玉木雄一郎衆議院議員です。
玉木雄一郎衆議院議員は1969年5月1日、香川県大川郡寒川町(現・さぬき市)生まれの52歳です。
東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)主計局に配属され、アメリカ留学や外務省等への出向経験を持つエリートです。
輝かしい経歴を持ちながらも、地元や地方を大切に思う気持ちを忘れず、最近ではSNSでの情報発信に力を入れる等、国民に身近な政治家を目指して精力的に活動しているようです。
今回、玉木雄一郎衆議院議員の経歴や学歴、評判をチェックしていきましょう。
玉木雄一郎の経歴は?
1993年 東京大学法学部 卒業
1993年 大蔵省 入省
1997年 ハーバード大学ケネディスクール 修了
1997年 外務省へ出向
2000年 金融庁へ出向
2001年 大阪国税局へ出向
2002年 内閣府へ出向、行革大臣秘書専門官に就任
2005年 財務省 退官
2005年 第44回衆議院議員総選挙に香川2区から初出馬・落選
2009年 第45回衆議院議員総選挙に香川2区から再出馬・初当選
2012年 第46回衆議院議員総選挙に香川2区で再選
2014年 第47回衆議院議員総選挙に香川2区で3期目当選
2016年 民進党代表選に出馬、民進党幹事長代理に就任
2017年 第48回衆議院議員総選挙 香川2区で4期目当選
2018年 旧国民民主党結党、共同代表を経て代表に就任
2020年 分党を経て新国民民主党設立、代表に就任
玉木雄一郎衆議院議員は、東大法学部を卒業し、大蔵省へ入省しています。
大学時代には、陸上部に所属し、十種競技で全日本100傑に入ったそうです。
また、大蔵省入省4年目には、アメリカの大学院へ留学もされています。
エリートコースを歩みつつ、アスリートな一面も持っている方なんですね。
帰国後は、外務省に出向し、中近東第一課のヨルダン担当として中東和平に尽力されたそうです。
さらに、石原伸晃氏の下で、内閣府特命担当大臣秘書専門官に就任、その後も秘書専門官として3名の行革担当大臣に仕えたそうです。
複数の出向を経験した後は、財務省のエリート部署である主計局に戻り、三位一体改革を担当して退職されています。
退職理由は、第44回衆議院総選挙へ初出馬するためでした。
1ヶ月後に選挙が迫っているタイミングで財務省を辞め、選挙に初挑戦するとは、決断力やガッツが感じられますね。
しかし残念なことに、地元の民主党公認候補として出馬したものの、落選してしまいました。
4年間の浪人生活を経て、2009年、2012年、2014年、2017年には4選を果たしています。
NPO法人「万年野党」が選ぶ質問王ランキング「三ツ星国会議員」にも、5回連続選出されました。
野党の議員として、国民の代わりに鋭い質問を与党に投げかけてくれそうな、頼もしさが感じられますね。
2018年には旧国民民主党の結党に参加し、共同代表を経て代表に就任し、2020年には新国民民主党を設立しました。
現在も同党の代表を務めていらっしゃいます。
玉木雄一郎の学歴
寒川町立神前小学校(現・さぬき市立神前小学校)入学
寒川町立天王中学校(現・さぬき市立天王中学校)入学
香川県立高松高等学校入学
東京大学法学部 卒業
ハーバード大学ケネディスクール 修了
玉木雄一郎衆議院議員は、地元の香川県で高校まで進学しています。
高校は、偏差値70超えのトップ校・県立高松高等学校を卒業しています。
当時は汽車(高徳線)に乗って、片道1時間以上もかけて通学していたそうです。
勉強だけでなく、軽音楽部でバンド活動をしたり、文化祭委員長としてダンスイベントを企画したり、かなり活発で文武両道な生徒だったことがわかります。
性別を問わず、モテモテだったのではないでしょうか。
そのマルチな才能は、大学に入っても変わらず、陸上部で十種競技の全日本100傑に選ばれました。
部活仲間とは、ともに練習に励みながら、息抜きでよくカラオケにも行っていたそうです。
ある時、徳永英明の「壊れかけのRadio」を歌っていると、芸能事務所にスカウトされたこともあったとか。
勉学、運動、音楽のどれをとっても秀でた方なんですね。
ハーバード大学ケネディスクールへの留学は、大蔵省入省3年目に決まりました。
留学時代のことを「人生の中で最も勉強した時代」と振り返っていて、英語漬けの厳しい環境でストイックに自己研鑽していたようです。
世界各国の優秀な学生達との交流が、政治の世界を志すきっかけになった程、刺激を受けた経験となったそうです。
玉木雄一郎の政策や思想は?
【玉木雄一郎の政策・思想】
○基本理念と方針
・生きることに不安のない国家の実現
・現実的な平和主義の構築
・情報公開と「正直な政治」の徹底
○主要政策
・内政3つの柱(①教育、②年金、③農業)
・外交・安全保障の柱
「新」田園都市国家構想
玉木雄一郎議員は、誰もが暮らしやすい社会を目指し、こども国債や高齢者向けベーシック・インカム等、これまでにない制度の導入にも積極的な立場を示しています。
また、日本国内の農家を守るための所得補償と収入保険の必要性も訴えています。あらゆる世代や職業の国民の生活に、安心をもたらしたいという気持ちが窺い知れます。
外交・安全保障に関しては、他国に対して武力を使わず、日本の領土・領空・領海については、現実的に防衛する必要があると考えています。日本の核武装については、将来にわたって検討すべきでないとの立場です。
また、香川県出身の玉木雄一郎議員は、「新」田園都市国家構想をを掲げています。
そもそもの田園都市国家構想は、自民党の大平正芳元首相が提唱したもので、都市部と地方との経済的格差を縮小し、都市部の活力と地方のゆとりを融合することを目指したものです。国民民主党代表である玉木雄一郎議員と大平正芳元首相の所属政党は異なりますが、同じ香川県の農村出身の政治家として、大平精神と構想を引き継ぎ、実現したいという強い思いがあります。
玉木雄一郎の評判は?
玉木雄一郎議員に対しては、国民の声を政治に反映してくれる政治家として、期待の声が上がっています。
また、まだまだ小さな国民民主党の代表として、全国で国民民主党の立候補者を増やし、同党がより多くの議席を獲得できるようにしてほしいとの要望も見られました。
玉木雄一郎の家族はどんな?
玉木雄一郎衆議院議員の現在の家族構成は、祖母、両親、妻、息子の5人家族です。
父親は、農協職員として長年勤め、獣医師資格を持っているため、農協退職後には香川県獣医師会の副会長を務め、現在は引退。
妻は、玉木恵理(たまき えり)さんで、ハーバード大学留学中に、大学内の教会で結婚式を挙げました。
これまでに2回、玉木雄一郎衆議院議員の公式ブログで、応援者や地元の方々へのお礼を伝える記事を投稿しています。
玉木雄一郎衆議院議員の政治への情熱や息子さんとの関係等が垣間見える素敵な文章を書かれています。
息子さんは、1999年度生まれで、玉木雄一郎衆議院議員と同じ高校に通っていました。
解けない数学の問題があった時、玉木雄一郎衆議院議員にメールで問題を送り、解き方を教えてもらったこともあるそうです。
現在の進学先は公表されていませんが、ストレートに進学・進級していれば、2022年3月に大学を卒業です。
↓自民党総裁岸田さん!
まとめ
- 玉木雄一郎衆議院議員の年齢は、1969年生まれの52歳で、香川県大川郡寒川町(現さぬき市)の出身
- 玉木雄一郎衆議院議員の学歴は、高校まで地元香川で進学し、東大法学部を卒業、大蔵省時代にアメリカ留学経験あり
- 玉木雄一郎衆議院議員は、外務省・金融庁・大阪国税局・内閣府への出向経験あり
- 玉木雄一郎衆議院議員は、2009年に第45回衆議院議員総選挙で初当選し、以降3回当選
- 玉木雄一郎衆議院議員は、「たまきチャンネル」をYouTubeに開設する等、積極的な情報発信に取り組んでいる
- 玉木雄一郎衆議院議員の家族構成は、祖母、両親、妻、息子の5人家族