長崎県知事選挙は、2022年2月3日に告示され、2月20日の投開票で行われます。
立候補者は、大石賢吾氏(39)、中村法道氏(71)、宮沢由彦氏(54)の3名です。
3名とも無所属の立候補を予定しています。大石賢吾氏は、医師であり、今回初めての知事選です。
大石賢吾氏は、1982年7月8日生まれの39歳、B型です。
大石賢吾氏は、カリフォルニア大学デービス校生化学・分子生物学を卒業後、長崎大熱帯医学研究所に勤務。
2012年千葉大学医学部卒業後、同年千葉大学医学部附属病院勤務。
2018年に博士課程を修了、2020年に厚生労働省に入省し一年程勤務の後、国立研究開発法人日本医療研究開発機構革新基盤創成事業部事業推進課課長として勤務しています。
そんな大石賢吾氏の経歴や評判をチェックしていきましょう。
2022年2月21日追記
- 大石賢吾(無所属・新)23万9,415票 当選
- 中村法道(無所属・現)23万8,874票
- 宮沢由彦(無所属・新)4万6,794票
大石賢吾氏が初当選で長崎県知事となります。
おめでとうございます!!
大石賢吾の経歴は?
2001年 長崎県立長崎北高等学校卒業
2006年 カリフォルニア大学デービス校生化学・分子生物学卒業
同年 長崎大学熱帯医学研究所入職
2012年 千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部付属病院入職
2018年 千葉大学大学院医学研究院・博士課程修了。
2020年 厚生労働省医政局 地域医療計画課救急・周産期医療等対策室・室長補佐(新型コロナウイルス対策推進本部・医療班兼務)
2021年 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新基盤創成事業部 事業推進課・課長(千葉大学精神神経科非常勤講師兼務)
大石賢吾氏は、2006年カリフォルニア大学デービス校生化学・分子生物学を最優秀の成績で卒業しました。
同年に長崎大学熱帯医学研究所感染症内科に入職します。
その後、2012年に千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部付属病院に入職します。
2018年に同大学大学院博士課程を修了しました。
2020年からは国立研究開発法人日本医療研究開発機構 革新基盤創成事業部 事業推進課・課長(千葉大学精神神経科非常勤講師兼務)をしています。
大石賢吾氏が政治家を目指した原点は、臨床医時代に介護の現場で、医療だけでは解決できない課題に直面し、それを機に「公助のあり方を変えたい。そのためには政治家にならなければならない。」と思ったことだそうです。
でも、いきなり政治家になれるはずもなく、自分にできることを考えて医系技官として厚生労働省に入省しました。
霞が関で働いていましたが、「長崎のために働き故郷に恩返しをする」という強い想いから、妻と子供3人でUターンされました。
現職知事が県議会で「県政は大きな変革の時期を迎え、次の世代にバトンタッチする良い機会」と発言したことを受け、「長崎のために力を尽くしたい。候補者が決まらない中で私がその責務を担わせてほしいと、決断した」とのことでした。
趣味は家族でキャンプとラグビーだそうですが、全国高校ラグビー大会(花薗)出場の経験があるそうです。
レギュラーだったのでしょうか?家族でキャンプはいいですね。
アウトドアでもお得意の鶏料理を作るのでしょうね。
大石賢吾の学歴
1995年 富江町立(現長崎県五島市)富江小学校卒業
1998年 富江町立(現長崎県五島市)富江中学校卒業
2001年 長崎県立長崎北高等学校卒業
2006年 カリフォルニア大学デービス校生化学・分子生物学卒業
2012年 千葉大学医学部医学科卒業
2018年 千葉大学院医学研究院博士課程修了
大石賢吾氏は、長崎県立長崎北高等学校卒業まで、地元長崎県内で進学しています。
実家は養鶏場、卵屋です。
ご自身のTwitterでもラグビー関連のお話をされて、ユニフォームを載せたりしています。
高校時代はラグビー部で活躍し、大学に進学した後に医師としても勤務されていました。
文武両道の優等生だったのでしょうね。
大石賢吾の政策や公約は?
01. 県民との対話と行動力の発揮
02. 人口減少をはじめ本県の重要課題
03. 新型コロナ対策の更なる強化
04. 子育て支援と教育環境の充実
05. 医療福祉介護の充実と人材確保
06. 行政改革
07. 地場産業の振興
08. 交通ネットワークの整備
09. 離島振興
10. 「長崎鍵盤デジタル社会」の実現
11. にぎわいのある長崎県を目指す
12. 防災・減災と国土強靭化への対策
13. 世界に発信する長崎の取り組み
14. 知事退職金の辞退
01. 県民との対話と行動力の発揮(太字)
- 長崎県民の皆様と対話する県政の実現
- 県内各種団体との協議を積極的実施
- 「県民車座集会」の実施
- 知事として行動力とリーダーシップを発揮
- 女性副知事・民間人材の積極的な登用
02. 人口減少をはじめ本県の重要課題(太字)
- 人口減少対策に新しい視点や発想で取り組む
- 西九州新幹線のフル規格実現、石木ダム早期完成実現、そのために知事自ら現地へ足を運び対話を行う
- 特定複合施設(IR)県内誘致の確実な実現
03. 新型コロナ対策の更なる強化
- 医療専門家として県民に寄り添った情報発信の強化
- 県医師会をはじめ医療関係諸団体らとの強力な連携
- 新型コロナウイルス感染症後遺症の専門外来の設立
- コロナワクチン接種の確実かつ早急な実施
- 自宅(宿泊)療養者に対するサポートを強化
- 経済対策との両立施策を国・県・市町で緊急連携
- 事業所の規模実態に応じた効果的な経済対策支援
- 続発する新型コロナウイルス変異株に備えた体制構築
04. 子育て支援と教育環境の充実
- 出産一時金の増額に向けた制度見直し
- 子どもに対する医療費支援と必要な物資等の支給
- 保育士の賃金向上を含む県独自の処遇改善
- 不妊治療に関して国施策に追加し県独自の施策を実施
- ICT等を活用した国際交流や世界を知る教育の充実
- 地理的課題を有する離島での教育環境整備
- 郷土愛を育む教育施設を講じ転出超過数の対策を実施
- 本県所在の大学や研究所、高専との連携推進
- インクルーシブ教育など医ケア児の支援の拡充
- 「不登校対策・いじめ撲滅」に現場の声や専門家の知見を取り入れた対策を実行
- 教育関係者がゆとりを持って教育に専念できるよう職場環境の改善
- 米国留学経験を活かしたグローバル教育の実施
05. 医療福祉介護の充実と人材確保
- 県北地域における医師不足解消・医療体制拡充
- 看護・介護人材の確保や潜在人材の復職支援
- ICT等を活用した地域包括ケアシステムの更なる推進
- 賃金をはじめ処遇改善に資する取組の実施
- 訪問看護・介護の資源拡充や透析患者の送迎の支援
06. 行政改革
- 財政計画を着実に推進し、合理的な事業採択の実施
- 県有財産の総点検と再活用を促進
- 県庁職員の意欲や可能性を伸ばすスキルアップ機会創出
- 民間領域を含む各分野・各地域との人材共有
- 直面する諸課題に取り組む県庁組織の強化・再編
07. 地場産業の振興
- 長崎県内の各地域に適した各種産業の育成
- 県民所得向上のための「強い産業」を育成
- 基幹産業の農林業・水産業振興と県外・海外への広報
- 一次産業の事業再構築など挑戦を支援する体制の確保
- 長崎の地場産業を支援する体制の確保
- 新卒学生の県内就職を促進・UIターン施策の実施
08. 交通ネットワークの整備
- 西九州道路、島原道路、西彼杵道路、東彼杵道路、南北幹線道路、愛野小浜バイパス(仮称)等道路整備の実施
- 長崎空港の24時間化などの機能拡充によるヒト・モノのハブ機能、及び県内離島を結ぶ路線の維持
- 高速船ジェットフォイルの更新など、生活と観光の両面を満たす航路の充実に資する支援
- インバウンドの拡大を見据えた長崎港2バース化推進
- 離島を含む県内全域の救急搬送や防災観光にかかる施策に資する交通ネットワークの整備
09. 離島振興
- 離島振興のため個別の地域事情に応じた振興策の実施
- 国の法律を活用した積極的な振興策の実施
- 移住先として選ばれる各地域の魅力を知事自ら発信
- 離島における生活環境や地場産業の更なる発展
10. 「長崎鍵盤デジタル社会」の実現
- 本県の地理的支障を乗り越えられる先進的な事例創出
- 他県に先駆けた各種行政事務の電子化やDX推進
- ICT活用人材としての民間人登用
- ICTリテラシーやプライバシー研修教育を通した人材育成
11. にぎわいのある長崎県を目指す
- 直面する人口減少克服・地方創生に向けて対策を強化
- 長崎県の地理的・歴史的・文化的な魅力を、知事自ら県外、海外に積極的に発信し、観光客誘致を実施
- 交流人口を増加し商店街・地域経済に資する取り組み
- IR誘致に対応する佐世保・県北地域の都市構想を立案
- コロナ禍で継続が困難な伝統文化や地域行事への支援
- 新たな活性化事業としてスポーツ振興施設を展開
12. 防災・減災と国土強靭化への対策
- 自然災害(地震 台風 豪雨 火山噴火等)の対応強化
- 公共施設等の老朽化に伴う各種施設のあり方と見直し
- 国土強靱化として公共施設等の整備の推進
- 高齢者や障がい者、性的少数者等に配慮した避難所整備
13. 世界に発信する長崎の取り組み
- SDGsが描く環境問題や自然保護に積極的に取り組む
- 広島原爆の「黒い雨」被害者と同様に長崎の被爆体験者の救済を国(政府)に要求
- 核兵器禁止条約締約国会議の長崎誘致並びにオブザーバー参加を政府に要望
- 世代や地域を超えた積極的な平和教育を実施
- 米軍や多くの自衛隊基地に特化した部署を県庁に新設
14. 知事退職金の辞退
- コロナ禍という非常事態を県民の皆さまと共に一緒に乗り越えるためには自らの身を切る覚悟が必要と判断し、知事退職金(一期あたり約3,144万円)を辞退
1.人口減少対策やコロナ対策を実施。
2.医療費支援や必要な物資の支給など子供を産み育てたいと思える支援を講じる。
3.大胆なデジタル化で行政機能を効率化。
4.地場産業活性化や起業支援、起業誘致により雇用創出を図る。
5.グローバル教育導入とスポーツ振興。
6.医療、ITで人材を育成する。
若者の中では世代交代の声もあり、新しいリーダーを求めている感じもします。
YouTubeでの、応援ラグビーボール 長崎の乱パスリレーは、友好の和が感じられてとても県民からの期待感を感じました。
地場産業の振興については、長崎は、毎年約6,000人が転出超過しているそうです。年代は18歳~25歳の若者です。新卒学生の県内就職の促進はとても大切ですね。「長崎には上場企業がない。」と、若者が言っていましたが、今ある企業の支援やあったらいいなという企業を支え育てる。そして地場産業の発展を促進していく。そうすれば、逆にUターンの人数が増加するかもしれませんね。
大石賢吾が当選する確率は?
大石賢吾氏は、日本維新の会の推薦を受けています。
自由民主党県連は、大石賢吾氏の推薦を決めましたが、約半数の自民党県議会議員は対立候補で現職の中村法道氏を支持しており、保守分裂選挙となります。
大石賢吾氏は、県医師連盟を含む医療系団体の推薦と、母校の県立長崎北校同窓会などの応援もあり、新人ながら現職と互角に戦い当選の確率は高いでしょう。
大石賢吾の妻や子どもは?
大石賢吾氏の家族構成は、妻と子供3人です。妻の名前は大石京子さんです。
結婚して7年目とのことなので32歳の頃結婚。
長崎の対馬の公園で「結婚しよう!」とプロポーズされたそうです。
シンプルですが、女性にとって一番うれしい言葉だと思います。
ストレートの直球勝負は、さすがラガーマン、体育会系ですね。
奥様は料理の揚げ浸しが得意で、大石賢吾氏は、奥様の揚げ浸しが大好物だそうです。
大石賢吾氏は鶏料理が得意で、鍋料理など、鶏料理全般は賢吾氏が作るそうです。
仕事が忙しいお父さんが作ってくれる料理は、子供達にとっては特別かもしれませんね。
子供達については、長男(5歳)、長女(4歳)、次男(3歳) です。
1歳ずつ離れている年子ですね。
大石賢吾氏は、子供と遊ぶ時間を大切にしているようで、休日は近所の公園に遊びにいって子供達が自転車にのっているのを追いかけているそうです。
体力には自信があるので、子供達にとってかっこいいお父さんでしょうね。
まとめ
- 大石賢吾氏は、1982年7月8日生まれの39歳で血液型はB型です。
- 大石賢吾氏の経歴は、2006年に長崎大学熱帯医学研究所感染症内科に入職し、2012年に千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部付属病院に入職します。2020年からは国立研究開発法人日本医療研究開発機構 革新基盤創成事業部 事業推進課・課長(千葉大学精神神経科非常勤講師兼務)をしています。
- 大石賢吾氏の学歴は、2018年千葉大学院医学研究院博士課程修了です。
- 大石賢吾氏の政策のなかに、14.知事退職金の辞退 があります。
- 大石賢吾氏の家族は、妻と子供3人です。