岐阜県知事選挙が2021年1月7日告示2021年1月24日投票の日程で行われます。
古田はじめ氏は、岐阜県岐阜市生まれで、2005年岐阜県知事選挙に無所属で立候補し初当選、以降4期務める経歴を築かれています。
そして、2021年岐阜県知事選挙に出馬を表明しています。
古田はじめ氏の経歴や学歴、家族について調べてみました。
2021年1月24日追記
- 古田肇(無所属現)当選確実、27万7884票
- 江崎禎英(無所属新)21万8406票
- 稲垣豊子(無所属新)4万2694票
- 新田雄司(無所属新)2万6465票
古田はじめ知事の5期目が確定致しました。
おめでとうございます!
古田はじめの経歴は?
- 古田はじめ氏は1947年9月13日岐阜県岐阜市生まれの73歳
- 大学卒業後の1971年、通商産業省(現・経済産業省)に入省
- 1994年、通産省課長から羽田孜内閣総理大臣の秘書官に就任し、村山富市内閣総理大臣の下でも引き続き首相秘書官を務める
- 2002年、外務省に出向し経済協力局長に就任
- 2004年、経産省を退官
- 2005年、岐阜県知事選挙に無所属で立候補し初当選、以後4回連続当選
- 2020年11月、明年1月に執行される予定の岐阜県知事選挙に5選を目指して立候補を表明
古田はじめ氏は、1947年9月13日に岐阜県岐阜市で生まれた現在73歳です。
1971年に大学卒業し通商産業省(現・経済産業省)に入省し、1974年にフランス国立行政学院(ENA)に留学しています。
その後、資源エネルギー庁石油部計画課長補佐、通商産業省機械情報産業局宇宙産業室長、JETROニューヨーク産業調査員、通商産業省産業政策局流通産業課長、基礎産業局基礎化学品課長を歴任しました。
古田はじめ氏は1994年、羽田孜内閣総理大臣の秘書官に就任し、村山富市内閣総理大臣の下でも引き続き首相秘書官を務め、通産省に戻って通商産業省大臣官房会計課長、通商政策局経済協力部長、機械情報産業局次長兼内閣審議官、経済産業省商務流通審議官を歴任しています。
経済産業省商務流通審議官在職中は愛・地球博(愛知万博)の責任者を務め、事業計画の立案に尽力しています。
古田はじめ氏は参議院岐阜県選挙区補欠選挙の候補者に目されたこともありましたが出馬はしませんでした。
2002年、外務省に出向し経済協力局長に就任、川口順子外務大臣の下、ODA(政府開発援助)改革に尽力しました。
2004年9月、古田はじめ氏は当時の岐阜県知事梶原拓氏より後継指名を受け経済産業省を退官し、2005年2月、岐阜県知事選挙に無所属で立候補。
507,810票を得票し他の新人候補2人を抑えて初当選を果たしました。
古田はじめ氏は2009年1月に行われた岐阜県知事選挙に再選を目指して立候補、514,112 票を得票し新人候補との一騎討ちを制し再選。
2013年1月に行われた岐阜県知事選挙に3選を目指して立候補、474,731 票を得票して共産党公認の新人候補を破って3選。
2017年1月の岐阜県知事選挙では493,224票を得票、共産党公認の新人候補との一騎討ちを制して4選を果たしました。
古田はじめ氏の趣味は読書、水泳、ゴルフです。
身体を動かすことと知識を得ることを両立させていますね。
古田はじめ氏の好きな言葉は「自然体」「胆大心小」です。
「胆大心小」は決断は大胆に、心配りは細やかにという意味ですから政治家として非常に大切な要素と言えますね。
古田はじめの学歴は?
- 1963年 岐阜市立加納中学校卒業
- 1966年 岐阜県立岐阜高等学校卒業
- 1971年 東京大学法学部卒業
古田はじめ氏は岐阜市立加納中学校から岐阜県立岐阜高等学校を経て東京大学法学部を卒業しています。
古田はじめ氏は高校在学中、生徒会長と応援団長を務め柔道部に所属していました。
高校3年の時には国体で最終炬火ランナーを務めています。
古田はじめ氏の母校岐阜県立岐阜高等学校は、岐阜県第一中学校として1873年に開校した岐阜県で最も古い高校で、現在の偏差値は72と言いますから名門進学校と言えますね。
古田はじめ氏のもう1つの母校東京大学法学部は言わずと知れた日本最高峰の大学でエリート官僚を多数輩出していることでも知られていますので、古田はじめ氏はエリートコースを歩んで来たと言えます。
古田はじめの評判や支持率は?
岐阜を変えたいとか言うが今の岐阜県はそんなに悪くなく、今回のコロナ対策は全国のどの県よりも早くて的を射ていると思うとのコメントがありました。
4期16年の実績と現在のコロナ禍に対する古田はじめ氏の県政運営を評価していますね。
困難な状況下なだけに現職の経験を活かして欲しいとの気持ちの表れだと思います。
一方で選挙前にコロナ対策で時短要請に応じた店舗に協力金を支払うことを決めたことについて、選挙目当てではないかと批判するコメントがありました。
他の都道府県でも同じような対応をしているところも多く、批判されるものではないような気もしなくはないですが、タイミングとしてはそう受け取られても仕方ないのかも知れませんね。
古田はじめの政策や実績は?
- 県民の生命を守る
- 県民の暮らしに安心をもたらす
- 県民に活力をもたらす
古田はじめ氏は1つ目の県民の生命を守るとして大きく2つの項目を挙げています。
1つ目はウイルスと戦うと銘打って、
- 新コロナウイルス感染症対策の医療福祉対策である「岐阜モデル」の強化
- 徹底したPCR検査
- 自宅療養者ゼロ
- 独自の「非常事態宣言」全国初の「感染症対策基本条例」の制定などの施策を引き続き行う
- 経済活動支援
- 雇用維持や就労支援に務めること
- 「アフターコロナ」の対策として情報社会変容の推進をする
としています。
豚熱(CSF、豚コレラ)の封じ込めでは、野生いのししによる感染拡大という国内初のケースに対策するためにオール岐阜の知見を結集し県職員総動員で封じ込めるとしています。
高病原性鳥インフルエンザの早期に制圧し被害を最小限にとどめるとしています。
2つ目は災害と戦うとして、
- 自然災害対策を強化する
- 本年の豪雨災害・豪雪災害からの早期復旧に務める
- 2014年9月の御岳山噴火を受け、火山防災対策を強化してきたことを継続する
としています。
県民の暮らしに安心をもたらすについては、
- 岐阜県総合医療センター開院と小児医療センターの新設
- 県立多治見病院の新病棟建設
- 高山市、飛騨市、白川村を対象にドクターヘリ導入
- 「ぎふ清流福祉エリア」の整備
- 希望が丘こども医療福祉センターを新設、総合支援的点「障がい者雇用企業支援センター」を開設
- 子育てがしやすい環境づくり
- 仕事と家庭の両立「ワークライフバランス推進エクセレント企業」の認定
などを挙げています。
県民に活力をもたらすについては、
- 次世代を見えた産業の振興
- 「岐阜県IOTコンソーシアム」による第4次産業革命推進
- 航空宇宙分野における生産技術の開発や人材育成
- 中小零細企業へのきめ細かな支援
- 新商品開発・販路開拓に向けた取組み支援
- 観光の基幹産業化
- 「岐車関ケ原古戦場記念館」「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の整備
- 元気で安心な農業の育成
- 木材バイオマス発電施設誘致による県産材活用
- 東海環状自動車道の整備
- 東海北陸自動車道の4車線化
- 「リニア活用戦略」「リニア岐阜県駅周辺整備概略設計」等による推進
を挙げています。
現職の知事ですから当然なのかも知れませんが継続中の施策を多く挙げている印象です。
やや新味に乏しい印象を受けます。
反面、地に足がついていて極めて常識的な政策とも言えますね。
古田はじめが再選する確率は?
今回の岐阜県知事選挙は保守分裂選挙となっているとのコメントがありました。
岐阜市が天王山 岐阜県知事選、衆院選岐阜1区エリア https://t.co/4OYNwrg8J7 #岐阜新聞 @gifushimbunより
— Yusuke Iio|情勢調査アナリスト🗳 (@yusuke_iio) December 19, 2020
古田はじめ氏は過去4回の選挙で自由民主党からの全面的支援を受けて当選を重ねて来ており、自身の支持基盤の一部が新人候補を支援することになった今回の選挙は相当な危機感があると思われます。
細かく見ると多くの県選出国会議員は古田はじめ氏を支援していますし、市町村長も多くは古田氏を支持していますので当選を果たす可能性は十分あると思います。
反面県議会議員の多くが新人候補を支援しており、地方議員の支持を得られないのは不安材料でしょう。
また新人候補を支援する人々は多選に問題があるとしており、この点も古田氏の不安材料でしょう。
古田はじめの妻や娘はどんな人?
古田はじめ氏の家族は妻と娘さんが3人いらっしゃいます。
ご本人が73歳ということを考えると娘さんたちは既に独立されている可能性が高いと思われます。
岐阜県知事選に出馬表明しているのはこの方↓
まとめ
- 現職岐阜県知事の古田はじめ氏は岐阜市生まれの73歳
- 岐阜県立岐阜高等学校から東京大学法学部を経て通商産業省(現・経済産業省)に入省
- 通産省課長から総理大臣秘書官を経験、外務省への出向を経て退官
- 2005年岐阜県知事選挙に前職の後継者として立候補し当選、以後4期務める
- 2021年1月に行われる岐阜県知事選挙へ5選を目指して立候補を表明