田中康夫の経歴や評判は？妻や子どもは？

8月8日告示・8月22日投開票の横浜市長選挙に田中康夫氏が立候補を予定しています。

田中康夫氏といえば、ベストセラー作家であり、長野県知事や国会議員を務めたことでも有名ですね。

横浜市長選挙には、過去最多の9名が名乗りを上げており激戦が予想されています。

その中でも田中康夫氏は、全国的にも高い知名度がある立候補予定者になります。

田中康夫氏の評判、経歴やプロフィールについて調査しましたので、ご紹介します。

2021年8月23日追記

横浜市長選挙得票数

山中竹春（無所属・新）50万6,392票　当選
小此木八郎（無所属・新）32万5,947票
林文子（無所属・現）19万6,926票
田中康夫（無所属・新）19万4,713票
松沢成文（無所属・新）16万2,206票
福田峰之（無所属・新）6万2,455票
太田正孝（無所属・新）3万9,802票
坪倉良和（無所属・新）1万9,113票

ちゅうこ

田中康夫氏は残念ながら落選です。

Contents

田中康夫の経歴は？
田中康夫の学歴
田中康夫の政策や公約は？
田中康夫の評判は？
田中康夫これまでの実績は？
田中康夫が当選する確率は？
田中康夫の妻や子どもは？
まとめ

田中康夫の経歴は？

【田中康夫の経歴】

1981年3月　一橋大学法学部卒業
2000年　長野知事選挙に立候補し、初当選。
2002年　長野県議会で知事不信任決議が可決されるが、出直し知事選挙で再選。
2005年　郵政民営化に反対した自民党議員とともに新党日本を結党。現職知事が国政政党の代表に就任するのは史上初。
2006年　3選をめざして長野知事選挙に立候補するがし、落選。
2007年　参議院議員選挙比例区に立候補、当選(新党日本公認)。
2009年　衆議院議員選挙に兵庫8区から鞍替え立候補し、当選(新党日本公認・民主党推薦)。

田中康夫氏は、1956年生まれの65歳です。

大学在学中に作家デビューし、流行作家としてバラエティ番組などにも出演していました。

1991年の東京都知事選挙では、現職の鈴木俊一氏支持を表明するといった政治的言動があったほか、1998年には神戸空港建設反対運動に参画しています。

このような活動が評価され、長野県知事選挙への立候補を促され、政界デビューを果たしました。

長野県知事退任後は、参議院議員と衆議院議員を各1期務めました。

2012年の衆議院議員選挙、2016年の参議院議員選挙では、いずれも落選し、現在は「現職の政治家」という立場ではありません。

田中康夫の学歴

【田中康夫の学歴】

1956年　　　東京都武蔵野市に生まれる
信州大学教育学部付属松本小学校卒業
信州大学教育学部付属松本中学校卒業
1975年3月　長野県松本深志高等学校卒業
1976年4月　一橋大学法学部入学
1981年3月　一橋大学法学部卒業

田中康夫氏の最終学歴は、一橋大学法学部卒となっています。

田中康夫氏の生まれは、東京都武蔵野市ですが、父が信州大学教授に就任したため、1964年に家族全員で長野県に移住しています。

長野県の小中高校を卒業後は、一橋大学に進学しています。

大学在学中に作家デビューしてのは、石原慎太郎氏や村上龍氏と同じですね。

田中康夫の政策や公約は？

【田中康夫の政策・公約】

1.「現場主義」に基づく市内 18 区に根差した行政サーヴィスの充実

横浜に暮らしている方（税金を納めている）、臨海部だけではない内陸部も2/3を占めているため交通機関や人の確かさを起点にして行政が行われるわけなので、サービスを充実させる必要があると考えている。

2.単なるマンション開発等に落とし込まぬ「市内点在在日米軍基地」返還後のあり方

横浜市には、多くの在日米軍基地が存在している。

3.中学校への真っ当な給食導入、そこに留まらぬ小学校の自校給食、「地域食材の日」

政令市の中で給食がないのは横浜市だけである。

4.「待機児童 16 人・保留児童 2842 人」全国 1747 市区町村で唯一の「詭弁」を解消

待機児童が16人と発表しているが、隠れ待機児童2842人がいる。隠れ待機児童を解消する。

5.基本に立ち返る「横浜市政」～Go back to the basics～

6.保健所僅か 1 箇所「消防＝赤組救急＝白組」保健師民生委員「真っ当な IR」

保健所が市役所内1箇所あるのみである。上瀬谷の北半分に医療、救急、消防、保健の拠点を設ける。

7.反カジノ「市民のコンセンサス」

世論調査では横浜にカジノはいらないという市民とのコンセンサスは取れている。

8.「コンプライアンス＝手続き」「ガバナンス＝統治」の再構築という当たり前の第一歩

9月以降に旧市役所が7700万円で売却されようとしているのはコンプライアンスやガバンスの観点から問題がある。

9.空き家 18 万戸土砂災害警戒区域・市街化区域内に 7 万 3479 戸ワースト 2

空き家が20％程度あるので、緑地化や町家の再生をおこなう。

10.脱「横浜駅 Passing」横浜“Sagrada Família”駅乗降可能・通勤通学定期券

11.「緊縮財政VS放漫財政」の不毛な二元論を超えた住民サーヴィス向上と財政健全化

12.市議会議員提案予算枠

田中康夫氏は、オフィシャルサイトとは別に、横浜市長選挙特設サイトを開設し、カジノ反対など「12の取り組みYOKOHAMA2021」と称する公約を掲げています。

カジノ反対は、横浜市民とのコンセンサスが取れているとしています。

カジノといえば、日本維新の会が推進している政策ですが、田中康夫氏は、2016年に日本維新の会(当時の党名は「おおさか維新の会」)から立候補し、落選した過去があります。

現在は、カジノ反対に大きく方針を転換したことになります。

田中康夫の評判は？

田中康夫氏は、ベストセラー作家である一方、「笑ってもいいとも！」や「平成教育委員会」といった人気テレビ番組にレギュラー出演していた過去もあります。

長野県知事(2期)、参議院議員(1期)、衆議院議員(1期)として、政治家としてのキャリアも十分です。

とくに長野県知事時代は、「脱ダム」宣言や脱・記者クラブ宣言、ガラス張りの知事室などでマスコミの注目を集めました。

ただし、3選をめざした2006年の長野知事選挙では、惜敗しているので、田中康夫氏の改革路線は、必ずしも長野県民に評価されたとはいえないようです。

田中康夫これまでの実績は？

田中康夫氏本人によると長野知事選挙時代に「債務残高を計923億円減少させ、基礎的財政収支も7年度連続で黒字化達成」「小学校30人学級を全国で最初に全学年で実施」「『脱ダム宣言』に基づく護岸補修や森林整備、木製ガードレール等の地域密着型公共事業で地元雇用を創出」「350カ所の宅幼老所開設」「年率5％を超える実質経済成長率を達成」したとのこと。

マスコミで大きく取り上げられた「脱ダム」宣言は、ゼネコン主導の乱開発を否定するものとして、多くの好意的な反響を呼んだことは記憶に新しいです。

ただし、近年多発する水害によって、ダムの必要性も見直されています。

今回の市長選挙では、IR誘致に反対している田中康夫氏が当選すれば「脱カジノ宣言」を出すのではないかといわれています。

田中康夫氏の改革の象徴とされたガラス張りの知事室は、田中康夫氏を破って知事となった村井仁氏によって、残念ながら廃止されました。