広島県知事選挙が10月28日に告示され、11月14日に投開票が行われます。
立候補者は、共産党新人の中村孝江氏、無所属新人の樽谷昌年氏、無所属現職の湯崎英彦氏の3人です。
現職の湯崎英彦氏は、今回の知事選で4回目の当選を目指しています。
湯崎英彦氏は、1965年10月4日、広島県広島市生まれの56歳です。通産省(現・経産省)で働いた後、自ら会社を2社も立ち上げた経歴の持ち主です。
そんな湯崎英彦氏の経歴や学歴、評判をチェックしていきましょう。
湯崎英彦の経歴は?
1990年 東京大学法学部卒業
1990年 通商産業省 入省
1995年 スタンフォード大学経営大学院(MBA)修了
1998年 イグナイト・グループ 出向
2000年 通商産業省 退官
2000年 株式会社アッカ・ネットワークス設立、代表取締役副社長 就任
2008年 Office Y 設立
2009年 広島県知事選挙 当選
2013年 広島県知事選挙 当選(2期目)
2017年 広島県知事選挙 当選(3期目)
湯崎英彦氏は、東京大学法学部を卒業し、通産省時代には、国費留学でスタンフォード大学経営大学院(MBA)を修了しています。
日本最高峰の大学を出て、全世界屈指の名門校に国費で留学できるとは、同期の中でも相当飛び抜けて優秀だったのでしょう。
また、通産省を辞める前には、アメリカのシリコンバレーにあるベンチャーキャピタル、イグナイト・グループへ出向した経験もあります。
こうした経験を活かして、県知事になる前は、株式会社アッカ・ネットワークス、Office Yを自ら設立しています。
株式会社アッカ・ネットワークスは、後にイー・アクセスに吸収されて消滅したものの、現在はワイモバイルとして存続しています。
官僚と経営の経験が、県知事としての手腕に磨きをかけていることがわかりますね。
湯崎英彦の学歴
1978年 五日市町立南小学校 卒業
1981年 広島大学附属中学校 卒業
1985年 広島大学附属高校 卒業
1990年 東京大学法学部 卒業
湯崎英彦氏は、高校まで地元である広島県で進学しています。広島大学附属高校在学時には、アメリカ・カリフォルニア州の高校に1年間交換留学をしていました。
スタンフォード大学経営大学院(MBA)への留学もしていますが、高校時代からアメリカや英語に関心があったのかもしれませんね。
また、高校では体育祭団長を務めたり、女子人気が高かったりと注目の的でした。
湯崎英彦氏と同じ広島県出身で、同い年であるミュージシャンの吉川晃司と、「修道の吉川、附属の湯崎」と並び称されていました。
あの大物ミュージシャンにも引けを取らないルックスも持っている方なんですね。
湯崎英彦の政策や実績は?
【湯崎英彦の政策】
- 新型コロナ感染症対策
- 安心をつくる
- 誇りを高める
- 挑戦する
湯崎英彦氏が、今回の選挙で掲げる政策は、上記の4本柱です。
「将来にわたって、『広島に生まれ、育ち、住み、働いて良かった』と心から思える広島県の実現」を目指しています。
「安心をつくる」では、医療介護・保育・教育・多様性の尊重・環境・風水害対策等へ、取り組むことを表明しています。
「誇りを高める」では、産業・スポーツ・農業・観光の振興や、国際平和都市としての広島県に価値を置いています。
「挑戦する」では、デジタル技術の活用やイノベーションの創出、キャリアやリカレント教育等、県民の挑戦や再出発を応援できる土壌づくりを目指しています。
【湯崎英彦の実績】
- 県知事初の育児休暇 取得
- 県の管理職への年俸制 導入
- 広島県知事と広島市長のトップ会談 再開
湯崎英彦氏は、2010年10月に都道府県知事として初めて育児休暇を取り、イクメン知事として注目されました。
育休取得を皮切りに、湯崎氏は「育メン休暇促進キャンペーン」、「育メン休暇応援制度」、「いきいきパパの育休奨励金」等の施策も実施しています。
民間企業の勤務と起業・経営の経験があることから、広島県職員の管理職に対して年俸制を導入しました。
公務員の人事制度に、成果主義的な発想を盛り込んだのは全都道府県で初めての試みでした。
また、湯﨑英彦氏は知事に就任して早々、長年関係が良くなかった当時の広島市長・秋葉忠利氏との関係改善を図りました。
前県知事の時代には、県知事と市長のトップ会談がなかった程、険悪な関係だったそうです。
現在は、現職の松井市長と連携関係を維持しています。
湯崎英彦の評判は?
歴代の広島県知事の中でも優秀であるという意見や、今回の出馬に対する賛否の声がありました。
湯崎英彦が再選する確率は?
再選の確率は高いと言えるでしょう。
候補者は他に2名いますが、今回の選挙は事実上、湯崎英彦氏に対する信任投票になると想定されます。
湯崎英彦の家族はどんな人?
湯崎英彦氏の家族構成は、妻、息子2人、娘1人の4人家族です。
湯崎家は秋生まればかりのようで、家族全員の誕生日が9月下旬から10月とのことです。
家族でお祝いし合って、なんとも楽しそうですね。
妻については、名前や年齢等は公表されていませんが、湯崎氏が大学の卒業旅行で北海道に行った時に出会った方です。
二人が出会った時、妻は湯崎氏の一学年下の大学3年生で、関西のお嬢様が通う大学に在学していました。
東京と関西で暮らしていた二人が、北海道で出会って結婚するとはなんだかドラマチックですね。
長男は高校1年生、長女は中学2年生、次男は小学5年生です。
また、湯崎氏の父親は、原爆の社会的影響に関する研究者である湯崎稔氏で、元広島大学総合科学部の教授でした。
まとめ
- 現職広島県知事湯崎英彦氏の年齢は、1965年10月4日生まれの56歳で、広島県広島市の出身です。
- 湯崎英彦氏の学歴は、東大法学部を卒業し、スタンフォード大学経営大学院(MBA)を修了しています。
- 湯崎英彦氏の経歴は、通産省勤務、株式会社アッカ・ネットワークスおよびOffice Yの設立です。
- 湯崎英彦氏は、県知事初の育児休暇取得や、全都道府県初の管理職における年俸制の導入を行いました。
- 湯崎英彦氏の家族構成は、妻、息子2人、娘1人の4人家族です。父親は、原爆の社会的影響に関する研究者として有名です。