沖縄市長選挙は、2022年4月17日に告示され、4月24日投開票で行われます。
立候補者は、現職の桑江朝千夫氏(66)、元市議で新人の森山政和氏(73)の2名です。
現職の桑江朝千夫氏は、3期目の当選を目指しています。
自民・公明が推薦する現職と、市政野党統一候補の新人の一騎打ちになります。
候補者の経歴や、学歴、評判をチェックしていきましょう。
沖縄市長選2022候補者の経歴は?
桑江朝千夫の経歴
日本大学法学部卒業後
1986年 衆議院議員 小渡三郎の公設秘書
1988年 衆議院議員 渡辺美智雄の施設秘書
1994年 沖縄市議会議員選挙 初当選(3期)
2006年 沖縄市長選挙 落選
2008年 沖縄県議会議員選挙 初当選(2期)
2014年 沖縄市長選挙 初当選(2期)
桑江朝千夫氏は、日本大学法学部卒業後、1986年衆議院議員の小渡三郎の公設秘書に、1988年衆議院議員の渡辺美智雄の私設秘書となり、政治のいろはを学びます。
1994年沖縄市議会議員選挙に初当選し、3期務めました。
2006年の沖縄市長選挙に出馬しますが、落選しました。
2008年沖縄県議会議員選挙に初当選します。
県議会議員を2期務めた後、2014年の沖縄市長選挙に再出馬し、初当選し2期務めています。
2期8年の実績は、沖縄アリーナ完成、FIBAバスケットボールワールドカップ開催予定(2023年)、モータースポーツマルチフィールド沖縄完成、ビーチを軸とした新たなまちづくり(東部海浜開発事業)です。
スポーツや沖縄の特性をいかした開発事業は、若者も多く集うので、地域の活性化につながります。
父親は、元沖縄市長の桑江朝幸氏です。まさに、政治家の家系です。
名前の朝千夫の朝はお父様の朝幸の一字をいただいたのでしょう。
親子共に市長とは、長く地元沖縄のために活動を続けているのですね。
趣味は、お酒とゴルフです。
政治家の方で趣味がお酒と話す方は、あまりお見受けしませんので、さすが沖縄です。
やはり泡盛でしょうか。
森山政和の経歴
1974年 武蔵野音楽大学声楽科卒業
1975年 伊計中学校、高江洲中学校、越来中学校、山内中学校、伊是名中学校
コザ中学校に音楽教諭として勤務
1995年 宮里中学校、嘉手納中学校に教頭として勤務
2000年 越来中学校、安慶田中学校、美東中学校に校長として勤務
2010年 沖縄市議会選挙 初当選(3期)
沖縄県音楽教育研究会 顧問
宮良長包音楽賞(琉球新聞社)参考委員
混声合唱団「フォレスト」主宰
沖縄市ジュニア合唱団主宰
沖縄市ジュニアオーケストラ事務局長
中部在住惣慶郷友会 会長
森山政和氏は、1974年武蔵野音楽大学声楽科卒業後、音楽教諭として、伊計中学校、高江洲中学校、越来中学校、山内中学校、伊是名中学校、 コザ中学校に勤務します。
1995年、教頭として宮里中学校、嘉手納中学校に勤務し、2000年校長として越来中学校、安慶田中学校、美東中学校に勤務しました。
当時の中学校は荒れていて、悩んだあげく、生徒指導に学級合唱を取り入れました。
音楽を通して、子ども達が自主的に活動し、コミュニケーションを取りながら作り上げ達成感をあじわう。
たくさんの子ども達と音楽教育を通じてふれあいました。音楽は、世界共通なんですね。
合唱は共同作業なので、心は通じあったのでしょう。
2010年沖縄市議会選挙に初当選し、3期務めました。
今回の立候補の理由は、自分が市長として踏み出すことが、沖縄市を変えていく一歩になると考えたからだそうです。
教員34年、議員12年の経験は、市政運営に手腕をふるうことでしょう。
趣味は ジョギング、マラソンです。趣味のマラソンは、1991年から始めたそうです。
フルマラソン41回完走しています。
沖縄市長選2022候補者の学歴
2022年沖縄市長選の候補者の学歴をご紹介します。
桑江朝千夫の学歴
コザ村立コザ小学校(現沖縄市立コザ小学校)、那覇市立那覇中学校卒業
沖縄県立那覇高等学校、日本大学法学部卒業
桑江朝千夫氏は、沖縄市の出身で高校卒業まで沖縄県内に進学しています。
ボーイスカウトに所属し、中学2年の時には、ナショナルジャンボリー(ボーイスカウトの大会)に沖縄最年少で選ばれ、アメリカ本国へ行きました。
運動神経が良く、野球部に所属していたそうですが、失恋の回数も多かったそうです。
若い頃から積極性に富んでいたことが、うかがえますね。
大学在学中は、トラック運転手のバイトを7年間続けました。
一生懸命バイトしたおかげで、卒業にも7年かかったそうです。
学業と仕事を両立する日々だったのでしょう。
森山政和の学歴
1961年 北谷小学校卒業
1964年 北谷中学校卒業
1967年 普天間高騰が校卒業
1974年 武蔵野音楽大学声楽科卒業
実家は養鶏場を営んいました。
森山政和氏は、宜野座村出身で、高校まで沖縄県内に進学しています。
小学校の時に、音楽の先生に誘われて合唱クラブに入りました。
このことが音楽に携わるきっかけでしょうか。
中学、高校では吹奏楽部に所属し、トランペットに情熱を燃やしたそうです。
高校時代に恩師に巡り合い、諦めないことの大切さを教わりました。
大学3年の時に「沖縄本土復帰」となりましたが、当時故郷を離れ学業と仕事に追われていたため、実感がわかなかったそうです。
中学の体育祭で、演奏を担当し、フォークダンスを踊れなかったのが心残りで、初恋の相手は国語の先生だそうです。
おませだったのですね。
沖縄市長選2022候補者の政策や公約は?
桑江朝千夫氏は、「経済をしっかりと再生し成長させ世界に知られる街にする」と訴え、市政の継続を訴えています。
森山政和氏は、「人への投資を意欲的に行い、市民所得10%UPを実現する」と訴えます。
桑江朝千夫氏が、公共事業による経済成長による沖縄市の発展を強く訴える一方、森山政和氏は、人への予算の拡充を訴えています。
この政策の違いは、旧民主党の「コンクリートから人へ」を彷彿させますが、二人の政策の大きな違いを感じました。
桑江朝千夫の政策や公約
三大無料化
- 18歳まで医療費無料化
- 沖縄こどもの国 市内のこども達の入園無料化
- 自治会保安灯の電気料金の無料化
くらし(kurashi) 誰もが「あんしん」して暮らせる沖縄市
健康(kenko) 健康・福祉を第一に考える沖縄市
こども(kodomo) こどもが夢と希望をもてる沖縄市
観光(kanko) 新たな価値を創出し地域活性化する沖縄市
経済(keizai) 雇用の創出と経済を活性化する沖縄市
くらし(kurashi) 誰もが「あんしん」して暮らせる沖縄市
- 自治会保安灯の電気料金の無料化
- 新火葬場の建設
- 防災・減災対策の推進
- 自治会のICT支援
- ゼロカーボンシティーの推進
- 市民に優しい市役所窓口の設置
- 日米地位協定の見直し
- 比謝川河川の洪水被害軽減に向けた対策
- 胡屋北・沖縄北IC・登川クランク交差点の早期改良
- 池武当ICの整備促進
- ロウワー・プラザ住宅地区の跡地利用の促進
健康(kenko) 健康・福祉を第一に考える沖縄市
- 18歳まで医療費無料化
- 高齢者の肺炎球菌ワクチン接種全額補助の継続
- 高齢者のインフルエンザワクチン接種全額補助の継続
- 介護人材の育成支援
- 障がい者支援の充実
- 重層的支援と孤独・孤立対策の推進
こども(kodomo) こどもが夢と希望をもてる沖縄市
- こどもの貧困対策の充実強化
- ひとり親家庭の就労支援
- 若年層の就労支援
- 給付型奨学金の拡充
- まちなか子育て交流センターの設置
- ヤングケアラーの支援
- 教育支援センターの設置
- 沖縄こどもの国 市内のこども達の入園料無料化
- ICT活用による教育の推進
観光(kanko) 新たな価値を創出し地域活性化する沖縄市
- 1万人アリーナを活かした街の活性化
- FIBAバスケットボールワールドカップ2023の成功
- 沖縄こどもの国ナイトZOO
- アーバンスポーツパークの推進
- 観光バリアフリーの推進
経済(keizai) 雇用の創出と経済を活性化する沖縄市
- 東部海浜開発地区「潮乃森」の早期整備
- 中城湾港港湾整備の促進
- 胡屋地区交通節点の整備(バスタプロジェクト)
- 用途地域見直し等による企業誘致の推進
- デジタル田園都市構想の推進
- 農民研修センター周辺のまちづくりの推進
- 知花花織会館整備の可能性調査
森山政和の政策や公約
学校給食費完全無償化/18歳まで医療費無償化
みんなにやさしいまちへ
コザ十字路のターミナル整備と再開発を促進
新型コロナ総合相談窓口を設置
基地の環境汚染対策
学校給食費完全無償化/18歳まで医療費無償化
- こどもの権利を守るため「新こどものまち宣言」「こどものまち基本条例」を策定します。
- 返済義務のない給付型奨学金を拡充します。
- 児童・生徒の通学が難しい地域でスクールバスネットワークを構築します。
- 子育て世帯・ひとり親支援を拡充します。
- 幼・小・中一貫教育モデル事業に取り組みます。
- 出産育児一時金拡充と不妊治療支援を実施します。
- 保育士の処遇を改善し、待機児童解消に取り組みます。
- 児童・生徒の文化・スポーツの派遣費を助成します。
- 不登校児童生徒、発達障害のある子ども達への支援も強化します。
- ヤングケアラー対策として、関係機関を連携し、適切な支援が行き届く施策を講じます。
みんなにやさしいまちへ
- 循環バスの運賃を高齢者(65歳以上)、障がい者、高校生まで無償化、路線を見直し、通勤割引を挿入します。
- 空き家を活用し、学童クラブ、こども食堂、工房、趣味サークル、グループホームなど、市民利用を推進します。
- 地域コミュニティーの再生に取り組み、自治会活動を支援します。
- インクルーシブ教育を推進します。
- 障がい者の自立や社会参加を地域で支えられるよう、切れ目のない支援体制をつくります。
- 一人暮らし老人支援、災害時要援護者支援の強化を推進します。
- 性的マイノリティーの支援に取り組みます。
コザ十字路のターミナル整備と再開発を促進
- 国道330号(胡屋ーコザ間)拡幅整備を促進します。
- 次世代型路面電車(LRT)など鉄軌道導入に向け調査研究を推進します。
- ビジネスサポート課を新設し、中小企業者をワンストップで支援します。
- 沖縄アリーナや県総などを活用し、スポーツビジネスを促進します。
- eスポーツ普及を支援しICTパーク構想を推進します。
- 女性が働きやすい環境づくりを推進します。
- 公共施設のバリアフリー化を推進します。
- 市発注公共工事の地元企業優先発注および分離分割発注を推進します。
- 残された自然を守り、持続可能な環境循環型社会を推進します。
新型コロナ総合相談窓口を設置
- 新型コロナウイルス感染症対策拡大でダメージを受けた企業と働く場所を守るため、沖縄市独自の支援を行います。
基地の環境汚染対策
- 米地位協定の改定を求めます。
- 市民の命とくらしを脅かすPFOS等の環境問題解決に取り組みます。
- 基地の騒音問題解決に近隣市町村と連携し取り組みます。
- 沖縄の民意を踏みにじる辺野古新基地建設に断固反対です。
沖縄市長選2022候補者の評判は?
桑江朝千夫氏の、2期8年の政策に対する賛否両輪があったと思います。
73歳新人でも、政治家の方はバリバリ現役ですよね。
沖縄市長選2022候補者で誰が当選しそう?
桑江朝千夫氏は、自民党、公明党の推薦を受けています。
森山政和氏は、オール野党の推薦を受けています。
桑江朝千夫氏の2期8年の実績と、安定した市政継続を求める声が多く感じました。
沖縄アリーナでのライブ開催、沖縄こどもの国でのナイトzooなどの取り組みが、若者に受け入れられているのではないでしょうか。
桑江朝千夫氏の当選の確率が高いと思われます。
沖縄市長選2022候補者で当選したのは誰?
投票日に結果が出次第、お伝えします。
まとめ
桑江朝千夫氏
- 経歴は、日本大学法学部卒業後、1986年衆議院議員の小渡三郎の公設秘書に、1988年衆議院議員の渡辺美智雄の私設秘書となります。1994年沖縄市議会議員選挙に初当選し3期務めました。2006年の沖縄市長選挙に出馬しますが落選しました。2008年沖縄県議会議員選挙に初当選し2期務めた後、2014年の沖縄市長選挙に再出馬し初当選し2期務めています。
- 学歴は、日本大学法学部卒業です。
- 政策や公約は、『プロジェクトK』くわえビジョン keizoku ~継続~ です。
くらし(kurashi) 誰もが「あんしん」して暮らせる沖縄市
健康(kenko) 健康・福祉を第一に考える沖縄市
こども(kodomo) こどもが夢と希望をもてる沖縄市
観光(kanko) 新たな価値を創出し地域活性化する沖縄市
経済(keizai) 雇用の創出と経済を活性化する沖縄市
森山政和氏
- 経歴は、1974年武蔵野音楽大学声楽科卒業後、音楽教諭として、伊計中学校、高江洲中学校、越来中学校、山内中学校、伊是名中学校、 コザ中学校に勤務します。1995年、教頭として宮里中学校、嘉手納中学校に勤務し、2000年校長として越来中学校、安慶田中学校、美東中学校に勤務しました。2010年沖縄市議会選挙に初当選し3期務めました。
- 学歴は、武蔵野音楽大学声楽科卒業です。
- 政策や公約は、「人にやさしいまちづくり」「人に投資するまちづくり」です。